ShiftキーはCtrlキーのように文字に特殊な機能を与えるような目立った活躍をするキーではありません。Shift+文字を打つと、ご存知の通り大文字が入力できますが、それはあくまでもShiftキーの実力の一部でしかないのです。Shiftキーの優秀な点は、色々な機能に+α(プラスアルファ)を与えるところにあります。例えば、テキスト編集中にShiftキーを押しながら矢印キーでカーソル移動をしてみてください。移動した箇所が選択されたかと思います。この例では矢印キーの「移動」という機能にShiftキーで「選択」を+αしたといえます。また、Shiftキーは様々な場面で「逆」の意味で使われます。文字を例にとっても、小文字の逆は大文字ですね。
それではShiftキーで出来る事の一部を紹介しましょう。
ショートカットキー | 機能 |
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Shift+矢印キー(←→↑↓) | Shiftキーを押し始めた場所から矢印キーで移動した場所までを選択する。 |
Shift+Home | 現在のカーソル位置からその行の最初までを選択する。 |
Shift+End | 現在のカーソル位置からその行の最後までを選択する。 |
Shift+Tab | タブ移動を逆順で行う。 |
Shift+Del | Del(削除)+保存=切り取りを行う。 |
Shiftキーの特徴を覚えておけば、新しいショートカットキーを覚えた時に+αを見つける楽しみが増えます。
この連載で紹介するショートカットはWindowsを基本としますが、バージョンやアプリケーションによっては利用できないものもありますので、ご了承ください。