元々、電子機械産業の収益構造を表す言葉でしたが、最近では他の産業にも同じ傾向が見られます。事業プロセスの川上・川下に近づくにつれて、利益率が高くなり、グラフ化すると人が笑った口のように見えることから、スマイルカーブと呼ばれています。このような状況下において、企業も収益構造の見直しを図っています。例えば川下でコンサルティングサービスを行うことで、高利益率の事業を展開するシステム会社などは、正にその典型でしょう。
もちろん、差別化を図るという観点から、企業側もスマイルカーブの両端(開発・サービス)に力を入れてます。
自社のバリューチェーンと一緒に照らし合わせながら活用すると、経営戦略・事業戦略立案の際、効果的な材料となるでしょう。