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異業種に学ぶビジネスモデル

異業種に学ぶビジネスモデル
異業種に学ぶビジネスモデル
著者:山田 英夫
出版社:日本経済新聞出版社
出版日:2014/11/5

Amazonの商品説明より

「異業種に学ぶビジネスモデル」

好評の『なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編』を文庫化。
ゴールドマン・サックスから不動産業に転じた社長のハイブリッドな戦略、ブリヂストンのリトレッド事業の知られざる狙い、高収益をあげるコマツが築いた競争優位……。成功企業のビジネスモデルをわかりやすく説明するだけでなく、異業種の儲けの仕組みから何を学び、自社に活かせばよいのか、数多くの事例をとおして解説する。

【文庫版まえがき】
本書は、『なぜ、あの会社は儲かるのか?ビジネスモデル編』(日本経済新聞出版社 二〇一二)を改題し、情報や事例をアップデイトして、ビジネスモデル・クリエイターの項やあとがきなどに文章を追加したものである。
前著が出版されて以降、ビジネスモデルに関する書籍が日本では多数出版されたが、ビジネスモデルの型を列挙したものが多く、ゼロからモデルを考えるよりも、既にあるモデルから学ぼうというものが多かった。その意味では、前著は「異業種に学ぶビジネスモデル」をテーマとした本として、一定の役割を果たしたと言えるかも知れない。
しかし企業に勤める人にとっては、同業他社から学ぶ事(同業ベンチマーク)には慣れていても、異業種から学ぶ場合、どのような業種を探したら良いのか、どこに目をつければ良いのかに関して、見当もつかないケースも多いと思われる。
本書は、冒頭で異業種からビジネスモデルを移植した成熟産業の成功事例を述べた後で、異業種のビジネスモデルを見る視点をわかりやすく説明した。
事例を使いながら視点を解説したが、事例の最後には、その事例を抽象化した「さらに異業種に移植するために」という項目を加え、異業種への移植のヒントも示すようにした。
文庫化されて読みやすくなった事を契機に、異業種にビジネスモデルのヒントを見つけ出すことができれば幸いである。

二〇一四年十月
山田 英夫


目次

文庫版まえがき
まえがき
第1章ビジネスモデル構築の方法
1ビジネスモデルが一五年で三回変わった文具業界
2本書の焦点と目的
3ビジネスモデルとは
4本書の進め方
第2章イノベーションを異業種に学ぶ
1スター・マイカ――裁定取引から生まれたハイブリッド・モデル
2楽天バスサービス――バスは動くホテルの部屋
3日本ゴア――素材のブランド化
4スルガ銀行――貸したい客から借りたい客へ
5コマツ――壊れる前日"の予防保全
6星野リゾート――旅館業から再生・運営受託事業へ
7ブリヂストン――タイヤのことは忘れてください
第3章異業種のビジネスモデルを見る視点
1ビジネスモデルを見る視点
(1)利益を上げるモデル(型)
(2)ビジネスモデルの構成要素
(3)ビジネスモデルを見る七つの視点
2顧客の再定義
(1)顧客の分類
(2)真の顧客は誰か?
(3)CとBの転換
3顧客価値の再定義1――サービス・ドミナント・ロジック
4顧客価値の再定義2――マイナスの差別化
5顧客の経済性
(1)トータルコストの低減
(2)固定費の変動費化
6バリューチェーンのバンドリングとアンバンドリング
(1)第2章の事例とバンドリング/アンバンドリング
(2)バンドリングの事例
(3)アンバンドリングの事例
7経営資源の持ち方
(1)ヒト――属人性の排除
(2)モノ――見える差別化、見えない効率化
8定番の収益モデル
(1)裁定取引
(2)ポートフォリオ
(3)レベニュー・マネジメント
(4)ジレットモデル
(5)ネットワーク効果
(6)フリーミアム(Freemium)
第4章ビジネスモデル変革の課題
1売上の一時的減少
(1)「売り切らない」モデルの特長
(2)サービス型事業の問題点
2旧モデルへの固執
3静止画では似ていても
4組織の壁
5評価の壁
6サプライチェーン・競合企業の反発
(1)反発に屈した事例
(2)ウィン・ウィンを築けた事例
7ビジネスモデル・クリエイター
(1)組織のどの部署に置くか
(2)専任か兼任か
 
おわりに
 
参考文献
企業・組織名索引

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