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スタンフォード・マッキンゼーで学んできた熟断思考
スタンフォード・マッキンゼーで学んできた熟断思考
著者:籠屋 邦夫
出版社:クロスメディア・パブリッシング
出版日:2014/9/26
Amazon商品の説明より
「スタンフォード・マッキンゼーで学んできた熟断思考」
130社、1万3000人を支えた、成果を最大化する決断の方法
多くのビジネスマンが、ロジカルシンキングをビジネスに用いるようになりました。しかし、現状分析には有用なこのツールも、未来を切り開くには力不足。キャリアのステージが進み、裁量が上がるにつれ、想定外の事態に悩まされることが多くなるでしょう。
著者はスタンフォードで意思決定理論を学び、マッキンゼーで多くの問題解決に携わってきました。そこで生み出されたのが、少ないリスクで最大の成果を得るための決断の技術である『熟断思考』。
なにが起きるかわからない世の中でも前向きにビジネスを進めるための、一生使える思考法です。
【熟断思考の6つのステップ】
1 悩みや課題のリストアップと全体観の把握
2 個別課題のフレーム設定
3 具体的な複数の選択肢の検討
4 不確実要因の明示的な取り扱い
5 価値判断尺度の認識とトレードオフ判断
6 1〜5を統合した最終的な意思決定への取り組み
目次
| はじめに |
序章 | スタンフォードとマッキンゼーで学んできたこと |
| ロジカルシンキングの限界 |
| 「即断即決」神話の終わり |
| 4年間取り組んだプロジェクトの中止 |
| スタンフォードとマッキンゼー |
| 意思決定論とロジカルシンキングの融合 |
| 熟断思考のメカニズム |
| 熟断すれば「後悔」と「失敗」がなくなる |
| 意思決定課題の3つのレベル |
| 戦略レベルが弱い日本 |
| 大前研一さんとスティーブ・ジョブス |
| 基本を身につけるには個人の課題から |
第1章 | 悩みや課題をリストアップし、全体観を把握する |
| 熟断すべき課題、即断すべき課題 |
| 考える期限を設定する |
| 「意思決定」とは何か |
| 悩みや課題をリストアップ・整理する |
| リストと優先順位をアップデートし続ける |
| CASE STUDY ビジネス人生相談 第1話 |
第2章 | フレームを設定する |
| フレーミングがすべてを決める |
| フレーミングの定義 |
| いつ頃、どうなったら嬉しいと思うか? |
| 「いつ頃」を適切にフレーミングする |
| 視野を広く取り、意思決定項目と選択肢を具体化する |
| 枠を外し、視野を広げる |
| 不確実要因と価値判断尺度を抽出する |
| 明らかに軽い項目は取り除く |
| パッションを持ち、ワクワクできる構想を思い描く |
| CASE STUDY ビジネス人生相談 第2話 |
第3章 | 選択肢を精査し、列挙する |
| これからのことだけ考える |
| 現状維持は必ず選択肢に残す |
| 可能な形への具体化・ブレークダウン |
| 「遺言戦略」的発想 |
| サンクコストとゲインドアセット |
| 熟断思考で自分の本当の願いに気づく |
| 選択肢の中身はとことんリアルに想像する |
| 経営資源の投入度合いがわかる中身にする |
| CASE STUDY ビジネス人生相談 第3話 |
第4章 | 不確実性を考慮する |
| 良くない結果を恐れない意欲と覚悟 |
| 未来を予測するための努力 |
| 不確実性を複数のシナリオに可視化する |
| 重要な不確実要因を見極め、シナリオを考える |
| 「インテリジェントえいやー」で切り込む |
| どこまで情報を集めるべきなのか |
| CASE STUDY ビジネス人生相談 第4話 |
第5章 | 価値判断尺度をはっきりさせる |
| 価値判断尺度を精査する |
| 価値判断尺度を具体的に定義する |
| 制約条件とトレードオフ条件 |
| 価値判断尺度を定量化する |
| ネットプレジャーバリューで判断する |
| 嬉しさの順位と相対的な点数をつける |
| 複数の自分で考える |
| CASE STUDY ビジネス人生相談 第5話 |
第6章 | 基本3パーツを統合しての意思決定 |
| ディシジョンツリーを完成させる |
| 選択肢ごとの期待値を算出する |
| 最後は自分の心に従う |
| 浅田真央選手の演技をシュミレートする |
| フリープログラムの期待値を算出する |
| Good Decisionで悔いなき決断を |
| CASE STUDY ビジネス人生相談 最終話 |
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| おわりに |
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