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実践 BtoBマーケティング
法人営業 成功の条件
実践 BtoBマーケティング
著者:余田 拓郎/首藤 明敏
出版社:東洋経済新報社
出版日:2013/12/6
Amazon商品の説明より
『実践 BtoBマーケティング』―法人営業 成功の条件
BtoB企業の産業財(ビジネス財・生産財)・サービスのマーケティング(つまり、法人営業)は、消費財(BtoC)のマーケティングの方法論に比べては手薄であった。しかし現実では、BtoB取引がBtoC取引を上回る状況下で、新たな方法論が求められている。本書では、売り方を設計するためには、買い方を知らなければならない、という視点から、売り手としての成功企業だけではなく、顧客企業への調査(合計で300社)をベースに、法人営業の成功法則を求めたものである。個人に依存しない営業活動を組織的なマーケティング力に変え、顧客に選ばれ続ける仕組みをつくるための方法論を紹介する。
目次
| はじめに |
第1章 | 日本のBtoB企業についての現状認識 |
| 正しく理解されていない「マーケティング」 |
| BtoB市場の理解 |
| 真の顧客志向とは |
| グローバル市場におけるドライバー |
| 資産としての顧客関係 |
| マーケティングの実践のために |
第2章 | BtoBにおける組織的マーケティングの取組み |
| 属人的営業から組織的マーケティングんへ |
| 人的営業に依存しないマーケティングは可能か |
| 組織的マーケティングの課題と取組み |
| 中心となる顧客像の明確化 |
| 購買意思決定上の関与者の把握 |
| 顧客に提供する価値や便益の規定 |
| 買い手企業の購買プロセスの把握と対応 |
| 購買プロセスにおけるデライト体験の提供 |
| 組織的マーケティングの実践と運用 |
| COLUMN BtoBブランディング 5つのシナリオ |
第3章 | 買い手企業の購買プロセスと商材特性による違い |
| 買い手企業の購買プロセスと購買活動 |
| 「事業インパクト」と「商材リテラシー」という分類軸 |
| 「事業インパクト」と「商材リテラシー」による4つの商材タイプ |
| 代表商材における購買活動調査 |
| 商材特性に伴う購買関与者の特徴 |
| 購買案件のきっかけ |
| ロングリスト・ショートリスト作成時の参考情報 |
| ロングリスト作成時の重視点 |
| ショートリスト作成時の重視点 |
| 製品・サービスの最終評価・選定時における重視点 |
| 各商材タイプにおけるデライト体験 |
| 商材タイプ別の購買活動の特徴 |
| 商材タイプ別のデライト体験まとめ |
| COLUMN 企業規模で買い手企業の購買プロセスを捉えられるか |
第4章 | 組織的マーケティングの成功事例 |
| ソリューション型(事業インパクト大 × 商材リテラシー低)の企業事例: |
| 日本オラクル株式会社 |
| 変革し続けるマーケティング戦略 |
| IT業界におけるビジネスモデルの進化 |
| 製品提案からソリューション提案へ |
| シームレスかつ満足度の高い購買プロセスの実現 |
| 買い手企業の購買プロセス |
| 各購買ステップにおける顧客の悩み |
| 購買ステップにおけるマーケティング施策とデライト体験 |
| 日本オラクルの組織的マーケティング活動の要点 |
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| パッケージ型(事業インパクト小 × 商材リテラシー低)の企業事例: |
| 株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント |
| 日本初のGLTDの提供から、メンタルヘルス対策のトップ企業 |
| メンタルヘルス対策に対するニーズの高まりと導入障壁 |
| 「メンタリティマネジメント」という新たな価値提案 |
| 特定領域での優位性確立によって、異業種の社内予算を獲得 |
| 買い手企業の購買プロセス |
| 各購買ステップにおける特徴と顧客の悩み |
| 各購買ステップにおけるマーケティング施策とデライト体験 |
| ARMの組織的マーケティング活動の要点 |
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| 主要材型(事業インパクト大 × 商材リテラシー高)の企業事例: |
| 株式会社シマノ |
| 自転車部品のグローバル・リーディングカンパニー |
| 国内自転車台数の減少と高付加価値商品による単価の上昇 |
| ニューエントリー層による市場の拡大 |
| 自転車市場のバリューチェーンの支配 |
| 買い手企業の購買プロセス |
| 買い手企業の購買プロセス |
| 各購買ステップにおける特徴と顧客の悩み |
| 各購買ステップにおけるマーケティング施策とデライト体験 |
| シマノの組織的マーケティング活動の要点 |
| |
| 消耗品・備品型(事業インパクト大 × 商材リテラシー高)の企業事例: |
| 株式会社クラレ |
| 業界随一の高収益を実現 |
| クラレ発製品イノベーションの連鎖 |
| 買い手企業の購買プロセス |
| 各購買ステップにおける特徴と顧客の悩み |
| 各購買ステップにおけるマーケティング施策とデライト体験 |
| クラレの組織的マーケティング活動の要点 |
| COLUMN 商材が属する象限移動戦略 |
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| 4事例の比較と成功要因の分析 |
| 買い手企業の購買プロセスを的確に捉えた効率的なマーケティング活動 |
| 異なる部署が連携して先手を打つマーケティング活動 |
| 取引満足度を高めるデライト体験の実現 |
第5章 | 企業の課題に応じた組織的マーケティングの設計と運用 |
| 部門をまたがる共通言語の構築 |
| 組織的マーケティング活動の全体設計 |
| ステップ0 目的規定 |
| ステップ1 自社顧客接点の棚卸し |
| ステップ2 購買プロセスと関与者の棚卸し |
| ステップ3 製品・サービスコンセプトの構築 |
| ステップ4 顧客体験シナリオの設計 |
| ステップ5 デライト体験の設計 |
| ステップ6 顧客接点における役割設計 |
| ステップ7 マーケティング活動KPIの設計 |
| ステップ8 コンセプト浸透KPIの設計 |
| ステップ9 モニタリングを核としたPDCAサイクルの全体設計 |
| 組織横断型のファシリテーションチームの組成と運用 |
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| 付録 BtoB購買活動調査の概要 |
| 執筆者紹介 |
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