| はじめに |
第1章 | 人口減少、世帯規模縮小市場を掘り起こす |
| 市場規模の縮小と暮らし方の変化にどう対応するか |
第1節 | 人口が減少し、高齢化する国内市場の展望と基本的な課題 |
(1) | 総人口の長期の変化―これまでとこれから |
(2) | 人口構造の長期の変化を5期に分けて大きく捉える |
(3) | ディープな高齢社会の到来―高齢化の4つのステージ |
第2節 | 総人口と人口構造変化の地域差への対応 |
(1) | 都道府県、リージョン別の人口の今後の変化 |
(2) | 人口の地域構造の変化にどう対応すべきか |
第3節 | 世帯規模の縮小、世帯類型構造の変化への対応 |
(1) | 世帯数と世帯の家族類型構造の将来推計 |
(2) | 世帯数と家族類型構造の変化への企業の対応課題 |
第2章 | 拡大する高齢市場、超高齢市場を掘り起こす |
| フィジカルステージ・マーケティングとライフステージ・マーケティング |
第1節 | 高齢層の消費の特徴と高齢市場開拓の基本的な方向 |
(1) | 高齢化が進行すると、消費市場は拡大するか、縮小するか |
(2) | 年代、加齢で消費が伸びる分野・縮む分野の4分類と将来展望 |
(3) | 高齢層の支出を中分類で見た特徴と将来展望 |
第2節 | 高齢化の進行によって伸びる市場の積極開拓 |
(1) | 50歳以上の「高年齢層」が市場の中心に |
(2) | 見やすさ使いやすさへの配慮で需要を再度掘り起こす |
(3) | フィジカルステージ・マーケティング―加齢によるエントリー需要を捉える |
(4) | 健康と若さの維持を支援するための商品改良 |
(5) | 支援・介護が必要となる人のための商品開発 |
(6) | ライフステージ・マーケティング―高齢者のライフステージの変化への対応 |
第3節 | 加齢による市場からのリタイア防止戦略 |
(1) | 酒類―需要激減が予想される |
(2) | 自動車―団塊の世代が運転をやめる日 |
第3章 | 買物弱者を効率的に支援する |
| こちらから顧客に近づく事業モデルの構築 |
第1節 | 買物弱者の支援問題――セルフサービス業態の厳しいジレンマ |
(1) | セルフサービス業態にとっての課題 |
(2) | 消費者に近づく事業モデルの構築―ジレンマをどう乗り越えるか |
(3) | 買い物弱者支援に関する2つの提案 |
第2節 | 可能性のある弁当・食材の宅配サービス――ワタミタクショクとセブン・ミールサービス |
(1) | 事業の成長と収益を支えるワタミタクショクのビジネスモデル |
(2) | サービスレベルが極めて高いセブン・ミールサービス |
(3) | 配食サービスに関するまとめ |
第4章 | 若年層、未顧客・非顧客層を掘り起こす |
| 全セグメント・全方位の顧客開拓 |
第1節 | 全セグメント・全方位戦略――人口減少市場での挑戦課題 |
(1) | 苦手なセグメントの開拓―それによって先が開ける |
(2) | 若年層の非顧客化―その原因とその波の広がり |
第2節 | コンビニエンスストアの全セグメント・全方位戦略――誰を、どこから、何で奪うか |
(1) | 主なセグメント別の展開―苦手を決して残さない |
(2) | コンビニはどう強いのか―経営状況を押さえる |
(3) | コンビニの展開から学んでおきたいこと |
第3節 | 味の素の非顧客化した若年層開拓プロジェクト――アジパンダの展開とギャルママ市場開拓 |
(1) | うまみ調味料「味の素」の若年層開拓―アジパンダとアジパンダーズ総選挙 |
(2) | ギャルママ市場開拓―苦手セグメントへの果敢な挑戦 |
(3) | アジパンダの展開とギャルママ市場開拓から学んでおきたいこと |
第4節 | スキー業界のエントリー層開拓プロジェクト――SNOW MAGIC19(雪マジ! 19) |
(1) | 雪マジ! 19プロジェクト―19歳のリフト代をタダにする |
(2) | 雪マジ! 19から学んでおきたいこと |
(3) | 雪マジ! 19にならってやってみたいエントリー層獲得 |
第5章 | 情報通信技術の活用で国内市場を掘り起こす |
| 紙の新聞やチラシがなくなる時代への積極対応 |
第1節 | 多機能端末やスマートフォンの普及で予測される消費や流通の4つの変化 |
(1) | 紙の新聞の発行部数が減少し、折り込みチラシがなくなる |
(2) | 紙の雑誌の売上も激減し、コンビニの正面の風景も大きく変わる |
(3) | 教科書もデジタル化され、紙の教科書、それを入れるランドセルもなくなる |
(4) | カタログも電子化し、動画も見られるようになり、多様な無店舗販売が伸びる |
第2節 | 情報空間化する街と店舗 |
(1) | 街の情報空間化―ケータイ、スマホ、GPS |
(2) | 店舗の情報空間化―光ファイバー、Wi-Fiは標準搭載 |
第6章 | 災害対応力向上に貢献し国内市場を掘り起こす |
| 多様な商品の備蓄促進による需要拡大 |
第1節 | 災害リスクに備える重要性 |
(1) | 水と安全はタダではなかった―日本の首都は自然災害リスクが世界一高い |
(2) | 巨大地震の被害想定―ライフラインはどうなるか |
第2節 | 国民的課題としての備蓄促進は、企業にとっての事業機会 |
(1) | 備蓄レベルが低いからこそ余地が大きい |
(2) | 備蓄促進戦略の基本的な考え方―対象品目が多いから多くの企業が参画できる |
(3) | 備蓄促進戦略の数値目標 |
第3節 | 災害リスクへの対応力を高めるための備蓄促進10の提案 |
| 提案1 積極的なプロモーション―広範な品目を対象にタイミングを捉える |
| 提案2 ローリングストック法の提案―在庫のフレッシュローテーション |
| 提案3 新商品開発―備蓄に不向きな商品や嗜好品も考える |
| 提案4 販路戦略―企業、政府、自治体、学校、マンション管理組合へも |
| 提案5 新事業展開―クラウドストッキング・サービスなど |
| 提案6 サプライチェーン改革―在庫レベルを効率的に上げる |
| 提案7 自治体との連携―流通在庫備蓄方式 |
| 提案8 メーカーと自治体の直接連携―有償スキームも検討 |
| 提案9 地域を超えた各種の連携―相互バックアップ体制の構築 |
| 提案10 店舗、事業所の防災拠点化―災害時の拠点機能を高める |
第7章 | 消費税引き上げを乗り越え国内市場を耕し続ける |
| 厳しいところでどうスパートして勝ち抜くか |
第1節 | 消費税引き上げの品目による差異 |
(1) | 消費支出全体と4つの大分類の消費支出の動向 |
(2) | 「食料」に属する中分類の消費支出と価格の動き |
(3) | 「家具・家事用品」「被服及び履物」「保健医療」に属する中分類の消費支出と価格の動き |
第2節 | 消費税引き上げを乗り切るための8つの提案 |
| 提案1 駆け込み需要発生時期に顧客ベースを拡大する |
| 提案2 品目を絞り込み、メリハリの効いた価格設定をし、平均単価を上げる |
| 提案3 ここでもやはり人口の構造変化に積極的に対応する |
| 提案4 駆け込み需要を先に獲る |
| 提案5 消費税率引き上げ後の反動減発生時期に投入する商品を用意する |
| 提案6 「季節」をキーに、時を味方にしたプロモーションを展開する |
| 提案7 反動減発生時期を冷静に、かつ果敢に乗り切る |
| 提案8 新たな販路と新たな事業モデルを開発する |
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