PROLOGUE | まえがき |
| ○ECサイトで「やるべきこと」と「やってはいけないこと」 |
| ○「eコマース・ブランディング」という名のムーブメントを |
CHAPTER 1 | CHECK 確認 |
| 「唯一化」がカギを握るeコマースの世界 |
Test01 | あなたのECサイトに「唯一化」が必要な理由 |
| ○「唯一商品」と「最安商品」、最後に笑うのはどちらか? |
| ○「唯一商品」がなくてもサイトの「唯一化」は果たせる |
Test02 | まずはチェック! ECサイトの「唯一化」診断 |
| ○対策には、実体の正しい把握とお手本が必要 |
Trap01 | サービスを後回しにしてでも、とりあえず最安値? |
| ○安値がパワーを発揮する商品群 |
| ○どこにでもある日用品を値下げせずに売ることは可能か |
| ○顧客は「よい買物体験」を求めている |
| ○価格以上の効力を発揮する上質なカスタマーサービス |
Trap02 | ネットの出店は、リアルよりも集客がラク? |
| ○リアルのブランド力はネットの売り上げを支える |
| ○ECサイトの集客は、実店舗よりも断然難しい |
| ○SEO対策は他にやることがなくなってから |
| ○大手のショッピングモールに出店しても集客力は期待できない |
| ○自社の顧客層と利用層が近いSNSにフォーカス |
| ○同梱物やショッパーも集客を上げるツールになる |
Trap03 | よい商品をそろえれば、人気ショップになれるはず? |
| ○よいモノが売れるとは限らない |
| ○継続して買いたくなる商品や仕組みを整えよう |
| ○「社会貢献」という付加価値のある商品 |
| ○社会貢献性のある商品の魅力 |
Trap04 | サイトのデザインがよければ、売り上げは上がる? |
| ○第一印象としてのデザインの重要性 |
| ○あえて迷子にするデザイン |
| ○使い勝手を重視するあまり、第一印象が犠牲になるケースも |
Trap05 | 事業コンセプトなんて、商売には関係ない? |
| ○強いコンセプトがある店はライバルに負けない |
| ○創業当時の原点に立ち返る |
| ○自分の強みを、自分をよく知る他人に聞く |
| ○コンセプトが決まれば、サービスの詳細が決まる |
CHAPTER 2 | EXAMPLE 事例 |
| 「唯一化」で顧客を獲得する海外ECサイト |
Theme01 | [付加価値]――商品を購入することに新たな意義を見出す |
| Case01 サンフランシスコの製本業者を廃業から救った「DODOcase」 |
| ○iPadに「本の感触」を与えるカバーケース |
| ○サンフランシスコの伝統産業を守りたい |
| ○iPadを支える竹製のトレーと製本技術を活用した外カバー |
| ○名前に込められたメッセージ |
| ○小さなECサイトにとって製品と同様に大切なのは「ストーリー」 |
| Case02 子どもにグローバルな視野を身につけさせる「Little Passports」 |
| ○グローバルな視野を持つ世代を育てたい |
| ○サムとソフィアから届けられる旅のお土産 |
| ○「多文化理解」へのチケット |
| Case03 クリスマスツリーのレンタルサービス「Living Christmas」 |
| ○どうして、そんなに簡単に捨てられてしまうのか? |
| ○Living Christmasのレンタルサービス |
| ○優れたアイデアで、既成概念を変える |
Theme02 | [コミュニティ形成]――熱狂的なファンを味方につけ、盛り上がってもらう |
| Case04 ファッション・バイヤー気分が味わえる「ModCloth」 |
| ○きっかけはヴィンテージ服コレクション |
| ○「Be The Buyer」のコンセプト |
| ○投票の四つのステップ |
| ○顧客からのあふれるほどのフィードバック |
| ○顧客との絆を深めることに成功 |
| Case05 「SFを救う」ためアマゾンへ切り込む「Singularity & Co.」 |
| ○ブルックリン住む熱狂的SFファンが創設 |
| ○作品の版権所有者を探し出して電子書籍に |
| ○消滅危機に瀕した作品を救出せよ! |
| ○見えてきた「アマゾン攻略」の端緒 |
| Case06 オリジナルデザイン生地のオーダー「Spoonflower」 |
| ○クラフターの妻と、ソーシャルネットワークのプロである夫 |
| ○自分の考えたパターンを作れる、売れる |
| ○ソーシャルメディアのためのビジネス |
Theme03 | [ソーシャルメディア活用]――低予算で顧客とつながり、クチコミを刺激する |
| Case07 物語でファンを惹きつける英国ジーンズメーカー「Hiut Denim」 |
| ○ジーンズメーカー「Hiut Denim」誕生のきっかけ |
| ○衰退したジーンズの町で、新たなジーンズブランドを立ち上げ |
| ○ブランドをコントロールするため、投資家は入れない |
| ○ツイッターでその日の作業を実況中継 |
| ○ジーンズ購入者専用ページに製造過程の写真をアップ |
| ○伝えるべきストーリーをもつ企業の強さ |
| Case08 「おまけ」と「ソーシャル」で売り上げを伸ばす「Diamond Candles」 |
| ○30年前に「妻への愛」から芽生えたアイデアがビジネスのもとに |
| ○2500円のキャンドルのおまけが、50万円の指輪? |
| ○ソーシャルメディアをフル活用したマーケティング戦略 |
| ○商品とソーシャルメディアの相性を考える |
Theme04 | [体験価値]――価格競争に巻き込まれないためのマーケティング戦略 |
| Case09 アマゾンで安く売っている商品を、高値で定期的に売る「Manpacks」 |
| ○定期購入でありながら柔軟さが売りのManpacksのシステム |
| ○先行きを危ぶむ声を尻目にサイトを開設 |
| ○「金銭」より「時間」の重要性をアピールするマーケティング戦略 |
| ○体験価値を売って成功したManpacks |
| Case10 VIPなスポーツ観戦体験を売る「Fandeavor」 |
| ○「VIPな観戦体験」とは? |
| ○より低価格で楽しめる大学スポーツのパッケージも豊富 |
| ○顧客の体験談投稿 |
| ○創設者二人の感動体験が起業のきっかけ |
| ○他で味わえない体験の価値は、価格比較されることがない |
Theme05 | [オフライン戦略]――リアルな体験との組み合わせで、オンラインの弱点をカバーする |
| Case11 レトロでスタイリッシュな95ドル眼鏡「WARBY PARKER」 |
| ○「眼鏡はどうしてiPodより高いのか?」という疑問が出発点 |
| ○流通網から中間業者を排し「95ドル眼鏡」を実現 |
| ○オンライン販売の弱点をアイデアでカバー |
| ○眼鏡一つの販売につき、途上国に眼鏡を一つ寄付 |
| Case12 トランクショーで急成長したジュエリーショップ「stella&dot」 |
| ○パーティ会場の一角で開催される「トランクショー」 |
| ○ゲストにも喜ばれる演出 |
| ○オフラインとの革新的な融合が「eコマースの未来」 |
| Case13 悪趣味なクリスマスセーター「My Ugly Christmas Sweater」 |
| ○検索キーワードのトレンドからつかんだビジネスのアイデア |
| ○「アグリー・クリスマス・セーター」誕生の背景 |
| ○イーベイで試してからECサイトを開設 |
| ○醜い商品と、かっこいい戦略 |
Theme06 | [バーチャル体験]――リアルに近い体験を、オンライン技術で疑似提供する |
| Case14 顧客の隠れた欲求に応えたファッションEC「I-ELLA」 |
| ○「ファッション好き」の欲求を満たすECサイト |
| ○「売る」だけでなく、「貸す」「交換する」も |
| ○ショッピングを通じて社会貢献 |
| ○顧客の隠れた欲求を探してみよう |
| Case15 モバイルアプリでワインセラーをバーチャル保有「Phenol55」 |
| ○既存のサービスには満足できなくて |
| ○ただのレンタルスペースをコレクションスペースに |
| ○顧客のためにちょっと気を利かせることが、唯一化への第一歩 |
Theme07 | [カスタマイズ] ―― 顧客に選択の楽しさと、自分のために作られた満足感を提供する |
| Case16 高級&ハンドメイドのカスタマイズシューズ「Milk&Honey」 |
| ○靴好きな姉妹のチャレンジ |
| ○カスタマイズシューズができるまで |
| ○カスタマイゼーションは、顧客サービスの究極体 |
| Case17 消耗品のヘアカラーをカスタマイズして成功した「eSalon」 |
| ○米国のヘアカラー事情 |
| ○2000色のブレンドから、顧客にマッチしたカラーを提案 |
| ○徹底したカスタマーサポート |
| ○カスタマイズ製品でありながら消耗品という強み |
| Case18 お客を「傍観者」にしない、アートのカスタマイズ「JuicyCanvas」 |
| ○「傍観者になるな」Burning Manとの出会い |
| ○JuicyCanvasのカスタマイズ |
| ○プロのアーティストと一般人が共存できるeコマース |
| ○タブーを恐れず、物の見方を転換する |
Theme08 | [ニッチ]――確実に需要が見込める小さな市場で勝負を挑む |
| Case19 ニッチな市場に目を付け成功した「Bobbleheads.com」 |
| ○偶然のめぐり合わせから始まったビジネス |
| ○2008年の大統領選挙で飛躍的に成長 |
| ○卸売専門からボブルヘッド製造ブランドへの転換 |
| ○現在の主力商品は特注ボブルヘッド |
| ○サイトを成功させた「三つのポイント」 |
| Case20 19歳の海兵隊員が始めたニッチなコインビジネス「Coins for Anything」 |
| ○イーベイでビジネスの種を発見 |
| ○ビジネスを大きく拡大させた運命のメール |
| ○消費者の隠れた需要を見つけることが重要 |
Theme09 | [安心感]――ネットならではの「不安要素」を払拭し、顧客の信頼を得る |
| Case21 「ダイヤはネットで売れない」という定説を覆した「Blue Nile」 |
| ○ティファニーの店員の応対がBlue Nile誕生のきっかけに |
| ○ターゲット顧客は婚約指輪を買う男性 |
| ○オンラインビジネスの強みを生かした低価格 |
| ○安心を売って顧客を獲得したBlue Nile |
| Case22 「安心」をキーワードに顧客からの信頼を得た「Made.com」 |
| ○留学で感じた中国とフランスのギャップから |
| ○Made.comがこだわる三つの「安心」 |
| ○日本の強みを考える |
| Case23 ネット通販初心者のことを考えて大成功した「Glyde.com」 |
| ○誰でも使いこなせるシステムを |
| ○分かりやすさが安心の源、Glydeの仕組み |
| ○様々な便利機能とマニュアルでイメージしやすい |
| ○「使わない」「使えない」の障壁を考える |
Theme10 | [コンテンツ]――顧客に有益な情報を提供し、キュレーター的な役割を担う |
| Case24 奇妙な商品をプロモーション動画の面白さで売る「VAT19」 |
| ○原点は「ビデオ制作会社」、現在は奇妙な商品を扱うECサイト |
| ○商品のプロモーション動画作製で大成功 |
| ○良質なコンテンツは、「バイヤーズ・リモース」対策にも効果的 |
| Case25 豊富なハウツーコンテンツが成長をけん引した「Birchbox」 |
| ○2人の女性が始めたBirchbox |
| ○コスメサンプルは「レジ横のペニー」と同じ? |
| ○充実したオンラインコンテンツ |
| ○顧客が商品を受け取った後のフォローが大事 |
CHAPTER 3 | PRACTICE 実践 |
| 「唯一化」の前提条件 |
Do01 | 顧客の顔を見定める |
| ○最初に着手すべきは「誰に売るか」 |
| ○その店を利用する顧客の心情に歩み寄る |
| ○顧客の顔を意識してサイトに落とし込む |
| ○顧客のライフスタイルニーズに合致した商品開発 |
Do02 | 自分自身がそのサイトの一番のファンになる |
| ○「自分ならこんな店で買いたい」が起点になったBlue Nile |
| ○手元にある商品から思考を切り離してみる |
Do03 | 模倣されないECサイトを作る |
| ○外見を真似たサイトが現れたら… |
| ○哲学の強さを物語るVente-Privee |
| ○哲学の見せ方は顧客によって変わる |
| ○外見は真似できても、ファンはコピーできない |
| ○活発なコミュニケーションを図るスキンケアブランド |
Do04 | とにかく継続する |
| ○継続は力なり |
| ○情報発信の頻度が落ちると、顧客とのコネクションが切れる |
| ○80%の質を週1回より、50%を毎日発信する |
Principle01 | 唯一性と市場性のバランスを図る |
| ○市場性がなければビジネスは成り立たない |
Principle02 | アイデアに価値はない |
| ○アイデアに実行力が伴ってはじめて価値が生まれる |
| ○実行する者としない者の違い |
Principle03 | 情報はオープンにして実行力を高める |
| ○オープンな人ほど成功のチャンスがやってくる |
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EPILOGUE | あとがき |
| ○コンサルティング1日目の言葉 |
| ○eコマース・ブランディングのすべてを公開する理由 |
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