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私は、こんな人になら、金を出す!
私は、こんな人になら、金を出す!
著者:村口 和孝
出版社: 講談社
出版日:2013/5/21
Amazon商品の説明より
『私は、こんな人になら、金を出す!』
プロ野球球団のオーナーになるまで成長したDeNA。その創業時から事業を見守り、外部役員として経営のアシストを続けたベンチャーキャピタリストがいる。
組織としてのベンチャー支援に限界を感じ、個人資産に、堀場製作所の堀場雅夫氏の個人出資などを合わせ、投資事業有限責任組合を設立した。
投資を集めた段階で舞い上がってしまう起業家を叱咤し、精密な事業計画を作らせ、みずからも経営陣の一角として、新興企業の発展に尽くしてきた。
これまでに1万人近くの起業家と面談し、数十件の投資案件を抱えて奔走するベンチャーキャピタリストが悟った「伸びる起業家の条件」「ベンチャーに立ちはだかる七つの壁と克服法」とは。
目次
| はじめに |
第一章 | DeNAの苦悩と栄光 |
| 横浜ベイスターズ買収 |
| 南場智子さんとの出会い |
| 維新前夜の渋谷NHK裏 |
| 「資本」はどう集めるか |
| 早々に訪れた「危機」 |
| 南場さんとサンフランシスコへ |
| 「ヤフーオークション」に惨敗 |
| 破綻ぎりぎりの資金調達 |
| 「モバオク」で見えた新市場 |
| 「モバゲータウン」の大成功 |
| 世界進出と無料電話comm |
| DeNA成功の要因 |
第二章 | 私はこんな人になら金を出す! |
| 出資の要請者はさまざま |
| 未来に対して真面目な人 |
| 顧客を発見し価値を作れる人 |
| 1週間で成長できる人 |
| 無知よりも恐ろしいこと |
| 粘り強く、あきらめない人 |
| ものごとを俯瞰できる人 |
| 「互恵関係」を結べる人 |
| 歴史の中にチャンスを見出せる人 |
| 組織改革のタイミングを知る人 |
| 48時間で切り替えられる人 |
| 大震災「釜石の奇跡」に学ぶ |
第三章 | 起業家に立ちはだかる七つの壁 |
| 失敗シナリオから学ぶ成功法則 |
| <第一幕>"地獄"の出発点!? |
| <第二幕>開発の遅れと、楽観 |
| <第三幕>思わしくない販売 |
| <第四幕>対策の空回り |
| <第五幕>ダウンライト |
| 壁1:ニーズに合わない商品 |
| 壁2:起業家の"ごまかし" |
| 壁3:商品供給の失敗 |
| 壁4:環境変化の見落とし |
| 壁5:デスバレーの恐怖 |
| 落ちるのか、踏みとどまるのか |
| 立ち上げ失敗時の借金は命取り |
| 壁6:「キャズム越え」の試練 |
| ベンチャーキャピタルの役割 |
| 壁7:予算統制組織の壁 |
| 失敗なくして成功なし |
| 「失敗」は学習のプロセス |
第四章 | 独立系ベンチャー・キャピタルのダイナミズム |
| 混沌に立ち向かう仕事 |
| 急成長の魅力 |
| 未公開株の投機家ではない |
| 日米のキャピタルの違い |
| 日本のキャピタルの危機 |
| 上場数こそ活力のバロメーター |
| 独立系キャピタルの胎動 |
第五章 | 私がベンチャー・キャピタリストになるまで |
| 演劇では食えない |
| 単身でシリコンバレーに |
| 雇われベンチャー・キャピタリスト時代 |
| イスラエルでの決意 |
| 日本初の個人型ベンチャー・キャピタル |
| 起業の現場を追体験する「創業物語」 |
| 新しいコンピュータ言語に着目 |
| アメリカ進出の失敗 |
| 地道に実績を積み上げ上場 |
| シンクタンク研究員の構想 |
| 思わぬ企業合併 |
| 当初とは別の事業で躍進 |
| 上場の断念と外資への売却 |
| 手渡されたバトン |
| すべての過去を無駄にしない |
| 水宅配の常識を変える |
| 社会に貢献する |
| 意義のある上場の鐘の音 |
第七章 | ベンチャーを志す皆さんへ |
| 起業家になるための「仮説思考」 |
| 商品の精算供給と消費の構造 |
| 準備資本の仕組みを理解せよ |
| 日本人は「ベンチャー向き」だ |
| 日本人のベンチャー精神の源流 |
| ベンチャー政策失敗の構図 |
| 創業支援策のダメダメ |
| 上場審査の大改革 |
| 今後のトレンドとは |
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| あとがき |
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