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マーケティング立国ニッポンへ
デジタル時代、再生のカギはCMO機能
マーケティング立国ニッポンへ
著者:神岡太郎/博報堂エンゲージメントビジネスユニット
出版社:日経BP社
出版日:2013/1/24
Amazon商品の説明より
『マーケティング立国ニッポンへ』―デジタル時代、再生のカギはCMO機能
100円惣菜。
それは、セイコーマートの代名詞ともいえる存在だが、実のところこれは同社が名づけたものではないという。
100円で商品を顧客に提供したい。そう思って点数を広げていったところ、次第に商品群がオリジナリティを持ち始め、生活者が自然とそれらを100円惣菜と呼び始めた。それがいまでは定着したというのだ。
日々、“故意の差別化"に頭を悩ますマーケターからすれば理想的なストーリーだ。 ―――本文より
北海道コンビニNo.1 「セイコーマート」
女性ファッション誌第1位 「宝島社」
損保(単体)首位を支える 「東京海上日動システムズ」
ビッグデータやスマートデバイスの普及によるデジタル時代、一人のCMOの活躍ではなく、マネジメントと組織力で成功する日本企業のマーケティングに迫る。
目次
| はじめに |
第1部 | CMO機能の芽生え― 国内事例からのヒント |
| 博報堂エンゲージメントビジネスユニット |
| 全社マーケティング体制の強み─ セイコーマートの事例 |
| 「企業経営はマーケティングそのものだ」 |
| 「下請けマーケティング」か「マーケティング経営」か |
| 「マーケティング会議」が会社を動かす─ 宝島社の事例 |
| マーケティング視点でバリューチェーンを統合する |
| 会議体だけ作ってみても… |
| ITはマーケティングを変えるのか ─ 東京海上日動システムズの横塚裕志社長の視点 |
| 「情報」は誰が扱うのか? |
| 販売のノウハウを科学する |
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| 見えてきたヒント―3つの事例から |
第2部 | 日本企業が抱える課題の本質、CMO機能こそ解決への鍵 |
| 一橋大学教授 神岡太郎 |
第1章 | 日本企業のマーケティングの現状 |
| 技術とマーケティングの融合 |
| マーケティングで勝って、ビジネスで負ける |
第2章 | マーケティングをマネジメントする |
| 日本企業のマーケティングの構造的課題 |
| 組織的なマーケティングにはマネジメントが必要 |
第3章 | 組織として機能するマーケティング |
| 「仕組み」という考え方 |
| マーケティングを可視化する |
第4章 | 企業経営とマーケティング |
| CMOという肩書は必要か |
| CMOの役割とは、パンパースを1 0 0 億ドルブランドに育てた男が語る |
| CMOとそのチーム |
第5章 | マーケティングとITの融合のために |
| マーケティングはデータにあふれている |
| CIOとCMO、ITスタッフとマーケティングスタッフのあつれきと連携 |
第3部 | CMO機能実践に向けたデジタル時代の5つのピース |
| 博報堂エンゲージメントビジネスユニット |
① | ビッグデータ |
| ビッグデータによる「価値創造」 |
② | スマートデバイス |
| スマートフォンでマーケティングが「つながる」 |
③ | ソーシャルメディア |
| 組織全体として顧客に向き合うことが肝要 |
④ | マーケティングダッシュボード |
| 注目されるアトリビューション |
⑤ | マーケティングROI |
| マーケティングROIの罠 |
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| 5つのピースの組み合わせ |
終章 | CMO機能、今日からの実践に向けた10の提案 |
| 博報堂エンゲージメントビジネスユニット |
| ①まず、生活者と正面から向き合う |
| ②越境する/ 立場を超える |
| ③判断の根拠、実行内容と結果を可視化し共有する |
| ④経営から現場とつながる/ 現場から経営を巻き込む |
| ⑤前例にこだわらず、タブーを作らず、リソースを組み替える |
| ⑥多様性から普遍を学ぶ( グローバル/ 異業界) |
| ⑦マーケティングの「仕組み化」を意識する |
| ⑧デジタル環境とITを積極的に活用する |
| ⑨「生活者との協働による価値創造」を自覚し実行する |
| ⑩自分自身が変える |
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| おわりに |
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