| プロローグ 今年の常識は、来年の非常識 |
第Ⅰ部 | 日本中を席巻するシニアシフトの潮流 |
第1章 | 加速化が止まらないシニアシフトの流れ |
| 大人用紙おむつ市場が、赤ちゃん用市場を逆転 |
| リカちゃん人形に「おばあちゃん」が登場 |
| ゲームセンターはシニアの遊び場に |
| 平日昼間のカラオケ客の6割がシニア |
| スマートフォンの主戦場はシニア向け |
| もはやファミリー向けではなくなったファミリーレストラン |
| 出会いサポートもシニアシフト |
| テレビの女子アナは、おばあちゃん? |
| シニアシフトの流れが、これまでの常識を覆す |
第2章 | シニアビジネス、待ったなし! |
| 2つのシニアシフト |
| 2007年と明らかに異なるシニアシフトの特徴 |
| 企業にとってのシニアシフトの意義とは? |
| シニアにとってのシニアシフトの意義とは? |
| 社会にとってのシニアシフトの意義とは? |
| 意外に知られていない、個人金融資産1400兆円の中身 |
| シニア資産30%の消費は、国家予算1.6倍のインパクト |
| シニアシフトに乗り遅れるな! |
第Ⅱ部 | シニアシフトにどう対処するか |
第3章 | 市場の見方を誤るな──マス・マーケットではない100兆円市場 |
| シニア消費100兆円の真実 |
| ばらつきが大きい高齢者世帯の所得 |
| 「シニア=60歳以上」で、市場を読み間違えるマーケティング担当者 |
| シニアの資産の特徴は「ストック・リッチ、フロー・プア」 |
| フロー消費とストック消費を混乱するな |
| シニア消費は「年齢」ではなく、シニア特有の「変化」で決まる |
| ダウンサイジング消費は、ライフステージ変化の結果 |
| マス・マーケティングが効かない、多様なミクロ市場の集合体 |
第4章 | 消費者の変化を見誤るな──スマートシニアのネット利用率 |
| 10年間でこんなに変わったシニアのネット利用率 |
| スマートシニアの増加で、市場の性質が変わった |
| いくら見学者が来ても、売れない有料老人ホーム |
| シニア市場は「売り手市場」から「買い手市場」になっていく |
| シニアの「スマート化」を加速するスマホとタブレット |
| タブレットはスマホよりも「衝動買い」が起きやすい |
| 主戦場は、スマホからタブレットへ |
| IT弱者が利用しない「3つの壁」のクリアが必要 |
| 絶対に使いたくなる用途開発が、シニアへの普及のカギ |
第5章 | 身近な「不」に目を向けよ──「不安・不満・不便」が有望市場の裏返し |
| シニアビジネスの基本は「不」の解消 |
| 中高年女性の「不」の解消をビジネスにして成功したカーブス |
| 中高年女性の心をつかんだ「スリー・ノーM」 |
| 成果を得るのに不要な物は全部排除 |
| 都市部シニアの食に関する「不」は何か |
| 身体の機能低下による「不」とその解消方法 |
| 狙い目は、旧態依然とした「不」が多い市場 |
| ぜんぜんスマートでないスマートフォン |
| 事業機会は、私たちの頭の中にある |
第6章 | 時間消費を勘違いするな──コト消費からモノ消費への正しい方法 |
| 失敗しやすいシニア向けの「コト消費」ビジネス |
| 「シニアの居場所」のイメージが強いカフェの落とし穴 |
| 平場のラウンジは失敗事例の典型 |
| 時間消費が、購買意欲を促す仕掛けが必要 |
| 時間消費が、モノ消費に結びつきやすい「回遊型」 |
| 時間消費ビジネスの勘所は、連結連鎖と新陳代謝 |
| ラクーアは、回遊型時間消費ビジネスの理想形 |
第7章 | 頭の新陳代謝を促せ──シニアの経験価値を最大化する時間消費モデル |
| 知的新陳代謝モデルでの時間消費 |
| 連結連鎖型になっていない東急文化村 |
| 演出が中途半端だと、本物志向のシニアは二度と来ない |
| 知的新陳代謝モデルには「心理的導線設計」が重要 |
| 経験価値を最大化するように場をつくれ |
| コト消費型のモノ消費ショップ |
| 「経験価値」向上にはソフトウェアが重要 |
| タイガー・コペンハーゲンに見る「コト消費型のモノ消費ショップ」の秘訣 |
| シニア向けのコト消費を勘違いするな |
第8章 | 非合理の中に商機あり──ダイシン百貨店に200種類の漬物がある理由 |
| シニア市場では、非合理ビジネスが合理的になる |
| 立地が悪くても客がやって来る理由 |
| 寒い田舎でも満室の老人ホームの理由 |
| 売れ筋商品が、リピート客の理由とは限らない |
| シニアが喜ぶコストのかからない「高付加価値策」とは |
| “値切り行為”には、値切り以上の意味がある |
| 「自然な笑顔」という高付加価値策 |
第9章 | 「3つのE」を商品に組み込め──120万円の商品が60代女性に売れた理由 |
| シニアのストックが消費に回りにくい理由とは |
| 年齢による脳の構造変化の意味 |
| 団塊世代の多くが「解放段階」 |
| 人は「わくわく」すると消費する |
| 「気持ちをわくわくさせる商品を」と訴えたジョブズ |
| 革新的なヒット商品のアイデアは、市場調査からは生まれない |
| 自分が当事者になると消費する |
| 人は心身ともに元気になると消費する |
| 「3つのE」がへそくりを動かす |
第10章 | 年齢訴求は要注意──受け入れられる場合、ダメな場合 |
| 経済的メリットを感じられる場合はうまくいく |
| なぜ、「後期高齢者」は総スカンを食ったのか? |
| 化粧品はグレーゾーン |
| ラベリングによる過去の失敗事例に学べ |
| 高齢者という名称が消えていく |
| 高齢者という名称を避ける理由 |
| 中高年を呼ぶ適切な名称は何か |
| アメリカでも混乱している「シニア」の使い方 |
| サードエイジは、シニアに代わる名称か |
第Ⅲ部 | さらなるシニアシフトで、市場はこうなる! |
第11章 | 「高齢者にやさしい」を誤解するな──エイジフレンドリーの落とし穴 |
| 世界中に広まりつつあるエイジフレンドリーという言葉 |
| 「高齢者にやさしい」街づくりの間違い |
| 「高齢者にやさしい」と、高齢者に受け入れられない |
| 経年変化を考慮しない西洋型エイジフレンドリー |
| エイジングフレンドリーこそ、超高齢社会に必要な概念 |
第12章 | 進む「大家族」への回帰 |
| ベビーブーマーの大移動の始まり |
| 高齢化に伴うコスト増、収入減が移動の理由 |
| 大家族へ回帰するアメリカ |
| 日本でも、産業空洞化が若年層の所得水準を低くする |
| 所得の低下が大家族化を加速する |
| 90年代後半から増えた近居 |
| 近居により「ゆるやかな大家族」が増えていく |
| 深化する「孫ビジネス」 |
| 増える「スマートシニア」と若者との交流 |
| ソーシャルメディアによるシニアと孫との新しい協働スタイル |
| 豊かな高齢社会とは、高齢者だけが豊かになる社会ではない |
第13章 | 巣鴨地蔵通り商店街で、「赤パンツ」が売れなくなる日 |
| 巣鴨の地蔵通り商店街が高齢者に人気の理由 |
| 2025年、「赤パンツ世代」は巣鴨に買い物に来るか |
| 上客の高齢化とともに消え去る可能性のある三越本店 |
| いまシニアに商売できていても、10年後もうまくいく保証はない |
| エピローグ これから世界中で起こるシニアシフト |
| 世界から注目されている日本のシニアビジネス動向 |
| シニアビジネスで、日本は世界のリーダーになれる |
| 「企業活動のシニアシフト」は、これから他の国でも必ず起こる |
| シニアビジネスは、「タイムマシン経営」によって規模がグローバルになる |
| シニアビジネスは、「グローバル・ライフサイクル・ビジネス」になる |
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| 謝辞 |
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