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なぜ、それを買わずにはいられないのか
ブランド仕掛け人の告白
なぜ、それを買わずにはいられないのか
著者:
マーティン リンストローム
出版社:文藝春秋
出版日:2012/11/11
Amazon商品の説明より
『なぜ、それを買わずにはいられないのか』―ブランド仕掛け人の告白
マーケティングの恐るべきやり口のすべて
我々はブランドに洗脳されている! 企業が脳科学や心理学まで駆使して消費者に買わせる巧妙なテクニックを、広告のプロの著者が暴く
著者略歴
1970年、デンマーク生まれ。幼少時に夢中になって家の裏庭につくったレゴランドが観光客を呼ぶほどになり、広告に興味を持つ。若くして広告会社を設立するなどキャリアを重ね、ブランディング・マーケティングの「グル」と呼ばれるまでになる
目次
序文 | ブランド漬けのあなたに |
| ―モーガン・スパーロック(映画監督) |
はじめに |
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| 20年間ブランド戦争最前線で過ごした著者が決行した「ブランド脱出作戦」。だが結果はブランドの底力を思い知らされるものだった |
第1章 | 赤ちゃんが狙われる |
| なんと企業は胎児の頃から売り込みをはじめる!? 音楽、味、匂い、色、キャラクター、セックス。子供への刷り込みの強大な威力とは |
第2章 | パニックとパラノイアをあおって売り上げをのばす |
| 病気、経済不安、身だしなみ、孤独、老いと死、天変地異に犯罪。企業はあらゆる恐怖をあおり、身を守る商品を買わせようとする |
第3章 | やめられない、止まらない |
| 我々の脳はiPhoneを「愛して」いる!? ブランド中毒と買い物中毒は脳の構造を変化させ、我々をそれなしでいられなくさせる |
第4章 | その気にさせる広告 |
| 男に売るにはセクシーな男性モデルを使え!? 少年アイドルの真のファンは母親だ!? セックスで誘う戦略はますます巧妙かつ大胆に |
第5章 | 仲間はずれにされたくない |
| トリやアリが一斉に同じ行動をするように、人間も周囲と同じものを欲しがる。文化も年齢も超えたその力が「ピアプレッシャー」だ |
第6章 | 思い出は美しく |
| 最も効果的な宣伝―それは古き良き時代を思わせること。古くて新しいノスタルジア・マーケティングは思い出を商品に結びつける |
第7章 | セレブの力 |
| ロイヤルファミリー、ハリウッドスター、ロックミュージシャン。誰でもセレブになれる時代。セレブはマーケターの強い味方なのだ |
第8章 | 健康食品の謎 |
| 健康幻想はあまりに儲かるため、機能性食品市場が新たな産業を形成するほどだ。我々は無駄と知りつつ希望を買わずにはいられない |
第9章 | あなたのすべてが、見られている |
| ポイントカード、クレジットカード、フェイスブック・・・・あらゆる情報はマーケティングに使われる。プライバシーはもはやないのか |
おわりに | モーゲンソン一家の実験 |
| ピアプレッシャーの威力を確かめるため著者が行った実験の結果は―かくれた説得者の中で一番怖いのは、私たち自身かもしれない |
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| 謝辞 |
| 訳者あとがき |
| 参考文献 巻末 |
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