リーダーは弱みを見せろ
GE、グーグル 最強のリーダーシップ
リーダーは弱みを見せろ
著者:鈴木 雅則
出版社:光文社
出版日:2012/3/16
Amazon商品の説明より
『リーダーは弱みを見せろ』―GE、グーグル 最強のリーダーシップ
本書は、GEとグーグルというグローバル先進企業2社でリーダーシップを教えた経験を持つ著者が、体系的にわかりやすく、リーダーシップの「型」を解説する。本文中のエクササイズを実践することで、誰でもリーダーシップが身につけられる。
出版社からのコメント
◎日本人にリーダーシップがないなんて大ウソ!?
リーダーシップの「型」を知らないだけ!
◎GEとグーグルでリーダーシップを教えてきた著者が、
体系的にわかりやすく、リーダーシップの「型」を解説。
◎3・11以降、政策の決定や実行など、様々な場面でリーダーシップの欠如が喧伝されてきた。同時に、日本人はなぜリーダーシップが苦手なのか、という古い問いが再び立ち上がってきている。
しかし、リーダーシップの考え方やスキルの大半は、過去の膨大な研究・実践から体系化されており、努力次第で誰でも身につけることが可能なものだ。
本書は、GEとグーグルというグローバル先進企業2社でリーダーシップを教えた経験を持つ著者が、体系的にわかりやすく、リーダーシップの基礎を解説する。本文中のエクササイズを実践することで、誰でもリーダーシップが身につけられる!
目次
| はじめに |
1章 | リーダーシップとは? |
1-1 | 100年に一度の大変化 |
| 誰もが普通にリーダーシップを発揮する必要がある時代/情報技術と世界中に散らばる人的資源管理を使いこなせない日本企業 |
1-2 | リーダーシップと運転免許 |
| 努力次第で誰でも身につけられるもの/日本人が知らない「リーダシップの型」の存在 |
1-3 | GEとマッキンゼー |
| 学歴とリーダーシップの関係/毎年1000億円の社員教育予算/GEもグーグルもリーダーシップの基礎は変わらない |
1-4 | リーダーシップの定義 |
| 三つのステップ/グーグルの20%ルール |
1-5 | ポジティブリーダーの力 |
| マネージャーとリーダー/何が人格を決めるのか? |
1-6 | リーダーとしての発言と態度 |
| 人間は、本能的にネガティブな生き物/ネガティブ思考パターンに気づくには |
1-7 | リーダーシップマインド |
| 相手の潜在能力を信じる/潜在能力を引き出すストレッチ |
1-8 | シリコンバレーから何が学べるか? |
| イノベーションを起こすには/日本の自動車産業がアメリカに勝てた理由/失敗も評価対象/スタンフォード大学と環境/知識労働者を命令で動かすことはできない/モンテッソーリ教育とIT企業の創業者たち |
2章 | 自己・他者認識力 |
2-1 | 自己認識の重要性―思考・行動パターンの見える化 |
| 自分の良さだけでなく、弱みや醜さも直視する/無意識の思考・行動プログラムを意識化する/ハーマンモデル/異質な人や考えをどれだけ受容し、共感することができるか |
2-2 | たまねぎの皮をむく―性格の見える化 |
| 自分の弱さをオープンにする/ジョハリの窓 |
2-3 | 自己認識を深めるツール |
| 内なる声に耳を傾ける/1 360度評価/2 マネージャー・アシミレーション/3 ライフストーリー(エグゼクティブ・アセスメント)/挫折経験/4 自己分析を通じての価値観ステートメントの作成/5 プロファイリング(性格分析) |
2-4 | 強みを生かし、フローに入る |
| 弱み改善に多くの時間と労力をかける必要はない/1万時間(約10年)の努力/弱点克服に時間を費やす無意味さ/受け身からの脱却/他人からの批判という攻撃には注意が必要/すべてのステップで、投資(努力)は不可欠/すべてのステップで、フロー体験が成功の鍵 |
2-5 | 自分らしいリーダーシップスタイル |
| リーダーシップ開発の「守・破・離」/最初から凄いリーダーはいない/ビジョナリー・リーダーになるには何が必要か?/自分らしく、誰とでも対等に接する人格を身につける |
3章 | ビジョン構築力 |
3-1 | ビジョンとその構築要素 |
| 「アンパンマンのマーチ」/ビジョンに関する三つの概念/ディズニーの例/ソニーの例 |
3-2 | なぜビジョンが重要か? |
| 社会に合わせた生き方から距離を置く/GEとグーグルの人材マネジメント/ビジョンの力 |
3-3 | 「偉大」の敵は「良好」 |
| 「偉大(Great)」の敵は「良好(Good)」 |
3-4 | 大きい夢、小さい夢 |
| 優秀なリーダーを輩出してきた日本/大きな目標を掲げるほうが、良い結果を生む/最初から世界市場を狙うべし/ミクシィとフェイスブック/「完璧主義・減点主義」の呪縛/現実は、自分が思い描いた夢より大きくなることはない |
3-5 | インスピレーション |
| インスピレーションを得るのは難しくない/知的な第1の創造、物的な第2の創造の実例/ビジュアライゼーション |
3-6 | 推進力と抑止力(重力)を意識せよ |
| なぜ多くの場合、ビジョンは実現されないのか/人は、変化を嫌う生き物/恐れや不安を取り除く方法 |
3-7 | グーグルエンジニアは、インスピレーションをどう実現したか |
| ケリーは夢を見た/クリストフの情熱 |
4章 | 巻き込み力 |
4-1 | 完璧なコミュニケーションとは? |
| コミュニケーションの幹/コミュニケーションの三つの壁 |
4-2 | リーダーシップ・コミュニケーションが求められる時代背景 |
| リーダーシップの根幹は「他者を巻き込む力」/MBAや戦略コンサルティング会社が輝きを失った理由/左脳型から右脳型へ/スタンフォード大学デザインスクールの新しい教育 |
4-3 | コミュニケーションの三つのスキル |
| 「主張」「質問」「傾聴」/どのスキルをよく使っているか |
4-4 | コミュニケーションする上で役立つ考え |
| Push型とPull型コミュニケーション/2 三つの話す態度/3 三つの聞く態度 |
4-5 | 主張のスキル |
| 感じたことは100%覚えている/主張の三つのふるまい方 |
4-6 | 質問のスキル |
| 質問の目的/クローズ質問とオープン質問 |
4-7 | 傾聴のスキル |
| 忍耐が求められる活動/「人は話をすることで癒される」/傾聴の五つのレベル |
4-8 | I-Mode,You-Mode,We-Mode |
| 三つのモードをうまく切り替える/三つのモードとGE、グーグル |
4-9 | 振り返り(内省) |
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| おわりに |
| 主な参考文献 |
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Training Information
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