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リフレクティブ・マネジャー

一流はつねに内省する

リフレクティブ・マネジャー
リフレクティブ・マネジャー
著者:中原 淳/金井 壽宏
出版社:光文社
出版日:2009/10/16

Amazon商品の説明より

『リフレクティブ・マネジャー』― 一流はつねに内省する


社内で対話(ダイアローグ)し、社外へ「越境」して成長する。従来の人材育成を超えるアプローチ。

「マネジャーは大変だ」「マネジャーになんかなりたくない」そんな「上司拒否。」とでも呼ぶべき気分が、若手の間で広がっている。
たしかに、マネジャーは組織の中であらゆる難題を一身に背負わさられており、疲弊気味だ。
 しかし、実はそんなマネジャーとその予備軍にこそ、「学び」と「成長」のチャンスが秘められている。
本書は、世代(50代、30代)と専門(経営学、教育学)の異なる気鋭の研究者の共同作業によって、あなたの仕事を「学びのきっかけに満ちた仕事」にするためのヒントを提供する。経験をくぐり、対話をおこない、仕事を振り返るという内省(リフレクティブ)行為 によって、大人も成長し続けるのだ。

目次

はじめに
第1章「上司拒否。」と言う前に
課長はこうして選ばれていた/光り輝いていた課長の椅子/それって、課長のせいですか?/「誰も行きたくないカラオケ」という悲劇/カウンセリングするマネジャー/「上司拒否。」/マネジャーがわからない/経営学におけるマネジャー/無慈悲なまでの目まぐるしさ/いやいやながらのマネジャー/マネジャー像はなぜ揺らいだのか/管理職になりたくない症候群/ソロプレイヤーたちが育成に目覚めるとき/マネジャーの成長に関するいくつかの課題
第2章内省するマネジャー――持論をもつ・持論を棄てる
他社との"かかわり"から支援を得る/成長に寄与する「内省支援」/人は他者とかかわりながら学ぶ/上司はもっと精神的支援を、部下はもっとネットワークを/マネジャーと学び/「闘わない奴等」にとやかく言われたいか/上司と部下は学び合う/内省的実践家としてのマネジャー/二重ループ学習/経験からの持論と理論を突き合わせる/フォーマルセオリーとフォークセオリーと/経験主義は万能か/這い回る経験主義にならないために/他社のおかげで内省が進む/レゴを使って内省を促す/主観的って悪いこと?/オフ・ザ・ジョブで内省する/一人で内省するときのために/持論と棄論はセットである/ベータ版を改訂する/人は修羅場でしか学べないのか/修羅場が育むしなやかさ
第3章働く大人の学び――導管から対話へ
大人は学びの終着駅か/人の発達は一生続く/正統的周辺参加/職場を実践共同体に/上司は何をすべきなのか/対話する組織/内省を促す対話/火花を散らすコラボ/学びのいざない人としてのマネジャー/プロセスコンサルタントとしてのマネジャー/組織理念を浸透させられたいか/組織理念はポケットではなく心に/バック・トゥ・ザ・日本企業でいいのか/エージェンティックとコミューナル
第4章企業は「学び」をどう支えるのか
「私の教育論」は万能か/「なんとなく研修」がまかり通る訳/丸投げ型研修の無責任/なぜ研修はキレイにまとめられるのか/教える側は学んでいるか/OJTとOFF-JTというカテゴリー/よりよい企業研修のために/コーチングの会話例は役に立つか/講演は、依頼する側とされる側の協同作業/「病院」のような研修棟/内省や対話のために足りないもの/アンプラグドラーニング/身体を使った学び/人事はネットワークしているか/奉仕型(サーバント)リーダーとしての人事部門
第5章企業「外」人材育成
働く大人は社外でも学ぶ/ラーニングバー/なぜバーを開いたか/弱い紐帯の強み/サードプレイスで学ぶポジティブ心理学/大人の学びは自律的に広がる
 
あとがきという名のリフレクション(中原)
やや長めでおせっかいなあとがき(金井)

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