メディア化する企業はなぜ強いのか?
フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識
メディア化する企業はなぜ強いのか?
著者:小林 弘人
出版社:技術評論社
出版日:2011/11/29
Amazon商品の説明より
『メディア化する企業はなぜ強いのか?』
フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識
新時代の企業は、かつての出版社や放送局のようにメディア化し、自社の伝えたいことをコンテンツ化して発信せよ!「メディア化戦略」でユーザーとの信頼を築き、絆を深め、"社会に接続された企業"となれ!
『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』『パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ』など話題書籍の監修者であり、著名企業のWebマーケティングを数多く成功させた業界の先駆者が書き下ろす、宣伝・広告を超えた第三の戦略。
前作『新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に』で、メディア・出版界に衝撃を与えた著者による、日本のビジネス界の常識を変える一撃!
旧常識──他人任せの宣伝・広告/スペック偏重/非効率な営業/原則非公開/なるべく有料/クレームを恐れて良い消費者の声も無視…etc.
新常識──自社メディアで読者に情報提供・物語中心/ウェブから送客・いけす営業/原則公開・共有/なるべく無料/良い消費者の力を信じてみる…etc.
「企業自らメディア化すべし!これはインターネットの黎明期から活躍する著者による新しいマーケティング論である。マーケッターだけではなく、経営者にも是非読んでもらいたい。」
──帯文・大前研一
目次
| はじめに |
| 真に広めるに値する広告はあるのか? |
| 広報・宣伝活動をメディア化する戦略 |
| 編集力を駆使してコミュニケーションを変える |
| “接続された企業”こそ新時代の組織 |
1章 | もはや企業のメディア化は避けて通れない |
| ユーザーとの絆を深める究極のマーケティング |
| メディア化戦略に必勝法はない |
| 信頼という見えない資産を使う |
| 突然の訪問者たち,そして,その集団蒸発 |
| メディア化でローリスク,ハイリターンの波及効果を |
| メディアの内部にコミュニティを組成せよ |
| 日本人は社交下手で,情報収集が好き? |
| 企業メディアは雑誌的であることを目指すべき |
| 多くのキャンペーンは短期間で仕込まれるが,メディアは長期間かけて熟成される |
| オウンド・メディア化戦略で活路を拓こう! |
| メディアの素人にも好機がやって来た! |
| 情報を届けることはゴールではなくプロセスとなった |
| メディア化することで,あなたは何を手に入れるのか? |
| デマンド・ジェネレーション型メディアを組成する |
| 「見えないニーズ」をウェブの力で掘り起こす |
| ブランドの刷り込みこそメディア化戦略のハイライト |
| 企業は物語を紡ぎ,消費者は「バズ」で応える |
| 押しつけから,惹きつけへ──リアルタイム・チューニングこそ最強の自社メディア・マーケティング |
| 「誰でも主人公空間」にブランドを浸透させよ |
| 企業のメディア化戦略が先手必勝なワケ |
| 横並び文化を逆手に取り,先手を打つ |
2章 | いかにメディア化させるのか? その考え方とテクニック |
| よいフリー・わるいフリー |
| 「フリー」から「プレミアム」へ |
| 価値は移動する。しかし消滅しない |
| 「希少」と「潤沢」を見極めるのが「フリーの仕分け」 |
| 「潤沢な情報は無料になりたがり,希少な情報は高価になりたがる」 |
| 業界すべてを傘で覆え! アンブレラ・メディアという選択肢 |
| 価値を共に創る可能性 |
| 他社メディアと組むメディア・コラボ戦略 |
| サブカルチャー・ミーツ・ハイテクは,国産メディア化戦略のキラー・コンテンツだ |
| 理系離れをメディア化戦略で食い止めろ! |
| トンネルでファッションショー? リアルな体験を共有する |
| 既存の有力ウェブメディアと提携する方法 |
| ロングテール理論でニーズ可視化による先回りをせよ |
| キラー・コンテンツとは何か? |
| メディア化戦略はセンチメントなもの |
| ブティック型メディア化戦略を使って,ニッチで勝とう! |
| 専門誌の進化形,それが企業運営のブティック型メディア |
| 狙いを定めて先回りするフォーキャスト・メディア化戦略 |
| 行動ターゲティングに向いているデータベース連動型メディア化戦略 |
| B2Bこそメディア化戦略に好都合 |
| 編集力とはなにか? 情報の伝え方について |
| クチコミの形成には二種類ある。自然発生的なクチコミと増幅型のクチコミだ |
| どうやってクチコミを発生させるのか? |
3章 | 自社メディアをソーシャルメディアに適合させよ! |
| ソーシャルメディアはSNSのみにあらず |
| なぜ,企業がソーシャルメディアに取り組まねばならないか? |
| ターゲット広告 |
| 顧客になり得そうな房(クラスター)を見つける |
| ソーシャルの声を可視化し,見つけやすくする |
| ハブ・サイト,アグリゲーターを活用すべし! |
| いかに対話を行うか |
| ツイッターにおける対話 |
| つぶやく内容について |
| ソーシャル・スター社員を発掘・育成せよ |
| リアルタイムフィード,エッジランク,オープングラフによる新時代の到来 |
| ソーシャル・レコメンドはポスト検索エンジンか? |
| 企業がフェイスブックを使う本当の意味 |
| ソーシャルグラフによる新しい消費行動の誕生──AISASではなく,ARLASへ |
| ソーシャルメディアとメディア化戦略──大切なのは,自社メディアをソーシャル対応にすること! |
| ソーシャルグラフで花開くコンテンツとは? |
| 自社メディアをアプリで提供し,ソーシャルの波に乗れ |
| ユーザーのインサイトを顕在化させ,ライフタイムバリューを拡張する |
| 動的コンテンツ中心のメディア化戦略 |
| ソーシャルでヒットを飛ばすには?──ゲーミフィケーションという考え方 |
| トゥルーファンを増やせ! 238 |
4章 | メディア化戦略をより高次なレベルに──未知を売り込み,顧客と協働する |
| すべての企業はメディア企業である |
| 「オープン」を使って,「接続された企業」になる |
| クルマの開発もオープンソースに? 開発過程すらメディア化してしまえ! |
| 企業が用いるべき「オープン」とは? |
| 未知を売り込むには |
| アイデアをどう「越境」させるか |
| リッチコンテンツでアイデアを越境させる |
| アナウンスからウィービングへ |
| これからは,新世紀PR・宣伝の時代 |
| 最後に |
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