ポスト3.11のマーケティング
消費者は、どう変わるか?
ポスト3.11のマーケティング
著者:横山隆治 山本直人ほか
デジタル・コンサルティング・パートナーズ
出版社:朝日新聞出版
出版日:2011/7/7
Amazon内容紹介
『ポスト3.11のマーケティング』―消費者は、どう変わるか?
9.11で米国のビジネスは激変した!3.11で日本のマーケティングはどう変わるのか?第一線のマーケターたちが、ポスト震災のビジネス再構築を提言する。
「3.11東日本大震災」で日本人の意識と暮らしは激変し、それに伴いビジネスの現場でも再構築を余儀なくされている。企業戦略、組織戦略、マーケティング、コミュニケーション、人材育成など多方面のコンサルティングを手がけ企業と消費者をつないできた第一線のマーケターたちが、ポスト震災後のマーケティングについて需給両面から何をどう変えなければならないか、を提言する。
目次
| まえがき |
| 脱「自粛」による日本の再構築 |
| 岸本義之 |
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| 第1~第4の被害 地震、津波、事故そして停電へ |
| 第5の被害「自粛」という嵐 |
| 広告「自粛」現象を解釈する |
| マーケティングは「共感」を起こせるか |
| 被災地の復興支援のためにマーケティングができること |
| 風評被害対応のためにマーケティングができること |
| 節電対応のためにマーケティングができること |
| 自粛からの脱却のためにマーケティングができること |
| 雇用という「社会的責任」 |
| 商品供給という「社会的責任」 |
| 社員の安全確保という「社会的責任」 |
| 危機時の情報発信という「社会的責任」 |
| 内需拡大という「社会的責任」とマーケティング |
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| 震災後のメディアとマーケティング |
| 横山隆治 |
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| マスメディアの果たした役割と限界 |
| テレビCMの「自粛」と視聴者の意識 |
| 震災がきっかけとなって始まるメディアの変化 |
| 今後の「マーケティングコミュニケーション」の方向性 |
| 企業の「所有するメディア」に軸足を置いたマーケティングの最適化 |
| コミュニケーションの最適化 |
| マーケティングダッシュボード |
| オーディエンスターゲティングによる広告配信 |
| ワーク&ライフスタイルの変化を読み取る |
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| 逆境に打ち勝つマーケティング・イノベーション |
| 田中義啓 |
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| 311=911+915 |
| 企業業績に早くも暗い影を落とす311の衝撃 |
| 経済回復と企業のマーケティング |
| 経営者たちの復興にかける意気込み、「1年で取り返す」 |
| 「自粛」はどこまで続くのか、生活者の意識に芽生えた変化とは |
| デジタルテクノロジーの海に浮かぶマーケティング課題 |
| デジタル化が変えたモノづくりのシステム |
| 20年前と変わらない企業のマーケティング手法 |
| 失われた20年は、インターネット発展の20年 |
| 企業活動と消費行動のギャップ |
| インターネットの威力を思い知らされた311 |
| カンバセーションが今後の企業コミュニケーションを変える |
| サムスンに見る新しい挑戦 |
| カンバセーションはブランド価値向上の切り札になる |
| ポスト311への提言 |
| 広告産業の変革に期待する |
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| 緊急インタビュー①株式会社キタムラ 浜田宏幸氏 |
| 緊急インタビュー②ソニー銀行株式会社 石井茂氏 |
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| 東日本大震災で明らかになったソーシャルメディアの限界と可能性 |
| 徳力基彦 |
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| ソーシャルメディアの3つの限界 |
| 実はツイッター上では、デマは継続して伝播し続けられない? |
| 震災で明確になったソーシャルメディアの4つの可能性 |
| ソーシャルメディアでつながった僕らは、きっと日本を変えられる |
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| ネットの言葉は人を結ぶか |
| 厚川欣也 |
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| 大震災で明らかになったソーシャルメディアの力 |
| ツイッターがもたらすコミュニケーションの変革とは |
| ツイッターで生活者はどう変わるのか |
| ソーシャルメディア時代への提言 |
| 結びつくことから、復興への力が生まれる |
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| Do the Right Thing~商品選択視点は「正しい」に向かう |
| 平塚元明 |
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| 震災で見えた「因果の網の目」 |
| 「Right」という直観 |
| 「Right」を増幅させるカギ |
| 現場の人々の思いをリアルに |
| 追い風となるソーシャルメディア |
| 人々が感じたあの「無力感」のこと |
| ポスト311のマーケティングを考える |
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| Making is Connecting~震災後に立ち上がった「メディア」たち |
| 高広伯彦 |
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| メディア体験とは何か |
| メディアを通じた経験について考える |
| 「東日本大震災」が後押しした、メディア環境の変化 |
| 集合的“素人”のアイデアがムーブメントを生み出す |
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| 変わるマーケティングの変わらぬ使命 |
| 山本直人 |
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| マーケティングは「分かち合い」の知恵に |
| 復すること、復さないこと |
| リアリティが崩壊し、疑問だったことが水面上に |
| 新たなリアルと3つの視点 |
| 視点1.需給関係の変化が消費を変える |
| 報道で萎縮してジンワリと不況を実感 |
| 安易なポジショニングはもうできない |
| 視点2.ブランド価値の組み替えが起きる |
| 不安への防御行動と積極行動が並行する |
| 視点3.コミュニティの再編成が起きる |
| 潮流にはぐれたテレビメディア |
| 普通を続ける意志と根気が問われていく |
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| あとがき |
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