あなたの職場のイヤな奴
あなたの職場のイヤな奴
著者:ロバート・I・サットン
出版社:講談社
出版日:2008/4/11
Amazon商品の説明より
◎池上彰さん大推薦!
「書名に惑わされてはいけない。これはすぐれた経営組織論だ。」
◎イジメ上司、卑劣な同僚、ムカつく部下…どうします?
・人の神経を逆なでする。
・いるだけでまわりにダメージを与える。
・自分より弱い相手をいじめる。
・ときには取引先にも被害をおよぼす。
そんなイヤな奴=クソッタレはあらゆる職場にいます。それは、成果主義・実力主義のアメリカでも同じです。原題は「職場のクソッタレは絶対いやだよね!」(No Asshole Rule)という意味、常識破りの人間関係術&組織論として世界中の反響を呼んだベスト&ロングセラーです。
著者はスタンフォード大の人気教授で専門は組織行動論。ある日、権威あるビジネス経済誌「ハーバード・ビジネス・レビュー」で「私のイヤな奴実体験」について書いたエッセイに、アメリカ国内外から共感&体験談メールが殺到。それをきっかけに書かれた大ベストセラーです。
◎アマゾンUSAなどでベスト&ロングセラー!
発売と同時に、NYタイムズ、ウォールストリート・ジャーナルなどでもベスト&ロングセラーに。6000人の書店関係者と図書館員が選ぶ「クイル賞」ビジネス書部門賞も獲得しました。
◎身につまされるリアルさ&ユーモアで、すぐに使えるビジネス書。
「イヤな奴がいる企業や部署はどうなるか」ということから「辞められない職場をどうサバイバルするか」ということまで、実例もふんだんに生々しく書かれています。「職場の人間関係の本なら日本人著者による本のほうが使える」、と思われがちですが、本書にはそれを打ち消すたいへん魅力的な点が二つあります。
1「パワハラ」「イジメ」を、新しい視点から経営組織論として理解できる。
2 身につまされつつ、前向きな気分になれる。
アメリカでも、「辞めたくても職場はなかなか変えられない」「人間関係が仕事を左右する」という事情はじつは同じ。若手から経営者まで、すべての「組織で働く人」「部下を持つ人」に役立つ本です。
目次
| はじめに |
第1章 | どんなやつをクソッタレと呼ぶか? |
| ”クソッタレ”の正しい定義とは? |
| クソッタレのふたつの基準 |
| 誰でもときにはクソッタレになる |
| クソッタレ上司はいたるところに |
| 軟弱な事なかれ主義でもダメだが |
| データが示す「どこの職場もクソッタレでいっぱいだ」 |
| 各国の職場いじめの実態 |
第2章 | 被害に苦しむ人々 |
| 目に見えない傷 |
| 「わたしは無理です」と言え |
| 自分がすこしずつ死んでいく |
| まわりの人たちにも被害はおよぶ |
| クソッタレ自身も痛い目にあう |
| パワハラがもたらす損害 |
| 全方位的クソッタレ |
| ミスの隠蔽と自己保身 |
| 会社の備品を盗む人々 |
| ときには株価にまで |
| クソッタレ被害総額を計算してみよう |
| あるベンチャー企業の例 |
| <クソッタレ被害総額試算リスト> |
第3章 | クソッタレ撲滅ルールを導入するには |
| つねに勝っていれば文句をいわれない? |
| グーグルの例―「嫌なやつだが優秀」は認めない |
| 「クソッタレにならない」契約書 |
| 口先だけでは逆効果 |
| ”嫌なやつ”を雇わないための四つのステップ |
| 人は「自分に似ている人間」を採用しがちである |
| クソッタレなクライアントには? |
| 偉くなると人は変わる |
| ヒヒの群れの教訓 |
| 企業内賃金格差 |
| インテルが社員に教えるケンカ術 |
| 意見と批判は紙一重 |
| ひとりぐいならクソッタレがいてもいい? |
| ちょっと待て!人にレッテルを貼るまえに考えよう |
| <クソッタレ撲滅ルール実施のための10のステップ> |
| 業績が悪化したとき真実がわかる |
第4章 | あなたのなかにもクソッタレはいる |
| 感情感染 |
| 人は周囲に影響される |
| ダ・ヴィンチ・ルール―予防法1 |
| 逃げろ、無理なら近づくな―予防法2 |
| 同僚を敵とみなすのは危険なゲーム―予防法3 |
| ささいな言葉の違いが人を変えてしまう |
| 世界をどんなフレームから眺めるか |
| ドラッカーの言葉 |
| 「もうこれでじゅうぶんだ」と言ってみよう |
| ヴォネガットの教え |
| 他人の目で自分を見てみよう―予防法4 |
| 自分の過去に目を向けよう―予防法5 |
| いじめっ子は大人になるとクソッタレになる? |
| クソッタレ・バッジ |
| クソッタレ自己診断テスト |
| <あなたのクソッタレ度は?―自己診断テスト> |
第5章 | イヤな奴だらけの職場をサバイバルするには |
| 会社はなかなか辞められない |
| 急流下り戦略 |
| リフレーミング―ものの見かたを変えてみよう |
| クソッタレが変わるなどと期待しない |
| 「なにも期待しない」という方法 |
| 無関心を心がけ、感情を遮断してみる |
| 距離をおいた関心 |
| ”小さな勝利”を積み重ねよう |
| 顔を合わす時間をできるだけ減らそう |
| 安らぎを得られる場所を見つけよう |
| ”他人に相談”にはリスクも |
| できることなら相手をやさしく再教育 |
| 復讐のすすめ |
| 我慢のしすぎは危険 |
第6章 | クソッタレ成功者たちの教訓 |
| グーグル・ヒットNo.1はスティーヴ・ジョブズ |
| 攻撃やいじめを戦略的に使う―成功の理由1 |
| 威嚇もときには効果的―成功の理由2 |
| 恐怖を鞭に、飴も使う―成功の理由3 |
| やる気のない人間を動かす―成功の理由4 |
| でも勘違いは危険 |
| <きっちり結果を出す有能なクソッタレ>になるには? |
| 社員を尊重する会社 |
| 三つの錯覚 |
| <クソッタレ特別料金> |
第7章 | 生きかたとしてのクソッタレ撲滅ルール |
| 七つの教訓 |
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| 親愛なる読者のみなさんへ |
| 訳者あとがき |
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