ワークショップ入門
ワークショップ入門
著者:堀 公俊
出版社:日本経済新聞出版社
出版日:2008/11
Amazon商品の説明より
ワークショップ入門
▼知恵とやる気があふれ出す!
▼対話が育む創造と学びのスタイル
最初から結論ありきの不毛な会議、講師が一方通行で教育する退屈な研修に飽き飽きしていませんか。そんな場を変えてくれるのが、ワークショップという「対話が育む創造と学びのスタイル」です。
いきいきと活気ある会議運営、予期せぬ成果が生まれる問題解決や商品開発、やる気が高まるチームづくりなど、身近なビジネスシーンでさまざまに活用できます。組織の活性化が大きな課題となっている今、ワークショップを企画・運営するスキルは、リーダーに必須のものだといっても過言ではありません。
本書では、これまで体系的に解説されることが少なかったワークショップの企画・運営法を、「チーム・デザイン」「プログラム・デザイン」「ファシリテーション」の3つのスキルに整理してコンパクトに紹介します。
初めての人でもすぐに取り組めるノウハウと、自分の職場で明日から実践できるヒントが満載です。ぜひ実践して、その醍醐味を体感してください!
目次
[Ⅰ] | ワークショップで組織を変える! |
| 沈滞化した組織を立て直すには |
| 起死回生のワークショップが始まった |
| すべては関係づくりから始まる |
| 対話が協働を生み出す |
| 全員の気持ちがひとつになった! |
| 行動を変えてこそ成果に結びつく |
| 思考の壁を打ち破れ! |
[Ⅱ] | 脚光を浴びるワークショップの世界 |
1 | ワークショップが創発を生み出す |
| ワークショップの五つの要素 |
| 楽しいからこそ成果が生まれる |
| 予期せぬことが、起こるべくして起きる |
2 | 多彩な分野で応用されるワークショップ |
| ワークショップ一〇〇年の歩み |
| 人と人が響き合う参加協働型社会 |
| 自律的な問題解決のサイクルを回していく |
| 社会構成主義的な学習と人間性の回復 |
| 幅広いワークショップの応用分野 |
3 | ワークショップに必要な三つのスキル |
| チーム・デザインのスキル |
| プログラム・デザインのスキル |
| ファシリテーションのスキル |
| ワークショップで大切な三つの心得 |
| 多様な場でスキルとマインドを鍛える |
[Ⅲ] | チーム・デザインのスキル |
1 | ワークショップのコンセプトを企画する |
| 提供する価値を明らかにする |
| ワークショップの到達点を考える |
| タイトルでコンセプトを明快に表す |
| 自分の仮説を手放す勇気を持つ |
2 | メンバーの関係性を高める |
| 何人でワークショップをすればよいか |
| 多様なメンバーが創造を生み出す |
| メンバーが選びで失敗しないために |
| メンバーの集め方でチームの活力が変わる |
| ワークショップの中で関係性を高める |
3 | ワークショップの環境をデザインする |
| ワークショップにふさわしい場を選ぶ |
| 一体感のある場をつくり出す |
| 小道具を使って場のムードを演出する |
[Ⅳ] | プログラム・デザインのスキル |
1 | プログラム・デザインの進め方 |
| プログラムを構成する要素 |
| 構成的ワークショップと非構成的ワークショップ |
| プログラムシートを活用して完成度を上げる |
| 告知資料づくりでプログラムは完成する |
2 | プログラムの大きな流れをつくる |
| セッションの狙いを明らかにする |
| 起承転結型のパターンを使いこなす |
| さまざまなパターンを使い分ける |
3 | 多彩なアクティビティを使いこなす |
| 場を温めるアクティビティ |
| 資源を引き出すアクティビティ |
| 話し合うアクティビティ |
| つくり上げるアクティビティ |
| 分かち合うアクティビティ |
4 | 思考を深める問いをつくる |
| テーマを問いの形で表現する |
| 五種類の問いを使い分ける |
| 問いの範囲や狙いを操作する |
| 問いかけ方を工夫する |
5 | 活動を促進する環境をつくり出す |
| グループサイズを使い分ける |
| グループをつくる二つの方法 |
| レイアウトのパターンを使い分ける |
| 場を演出する小道具たち |
|
[Ⅴ] | ファシリテーションのスキル |
1 | 先導のスキル(Leading) |
| 全員をしっかりと流れに乗せる |
| ワークショップの枠組みを伝えて共有する |
| 場のムードをセットする |
| 参加者の自己開示を促す |
| 語りを通じてアイスブレイクする |
2 | 保持のスキル(Holding) |
| メンバーに委ねながらも手綱を放さない |
| 傾聴に徹して自己開示を促す |
| 共感の気持ちを参加者に返す |
| ファシリテーターは二つのプロセスに関わる |
| 虫の目と鳥の目で心理戦を観察する |
| いまは何を思い、何を感じているか |
| チームはどういう状態にあるのか |
| プロセスを可視化する ファシリテーション・グラフィック |
| 描きながら場をホールドする |
| ファシリテーション・グラフィックの描き方 |
3 | 介入のスキル(Adjusting) |
| 活動に援助や修正を施す |
| プッシュとプルのバランスをとる |
| 自己説得から他社説得へと段階的に |
| フィードバックの四つの原則 |
| 思い込みに問いかける |
| 固定概念を打ち破る問いを使う |
| 直接的に自分の主張を伝える |
| 今ここで起こったことを指摘する |
4 | 終息のスキル(Closing) |
| ワークショップの留めを打つ |
| チームの成果を確認すべきか |
| 振り返りの四つのステップ |
| なぜ振り返りで学びが深まらないのか |
| 振り返りでのファシリテーション |
[Ⅵ] | 明日から使える身近なワークショップ |
| ケース1 ワークショップ型のミーティング |
| 意見が出ない定例会議 |
| 安心できる場をつくる (組織系、起承転結型プログラム) |
| ケース2 商品企画ワークショップ |
| 盛り上がらないアイデア会議 |
| 知恵を引き出す仕掛けをつくる (組織系、発想企画型プログラム) |
| ケース3 問題解決型のワークショップ |
| 互いの枠組みがぶつかり合う |
| 思考のフレームワークを共有する (組織系、問題解決型プログラム) |
| ケース4 ビジョンづくりワークショップ |
| まとまりの悪いプロジェクト |
| 共通目標を協働でつくり上げる (社会系、目標探索型プログラム) |
| ケース5 全員参加型のワークショップ |
| シャンシャンで終わる全員総会 |
| 真の対話の場をつくる (社会系、発散収束型プログラム) |
| ケース6 双方向型の説明会 |
| 一方通行のプレゼンテーション |
| 体験を学びにつなげる (人間系、体験学習プログラム) |
| ケース7 ワークショップ型の研修 |
| 押し付けがましい講義 |
| 自分の中にある答えを引き出す (人間系、起承転結型プログラム) |
| ケース8 チーム・ビルディング・ワークショップ |
| 飲んで騒ぐだけの交流会 |
| 協働体験が信頼を生む (複合系、体験学習型プログラム) |
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| ブックガイド |
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| COFFEE BREAK |
| メンバーのやる気を高めるにはどうすればよいか? |
| 誰がファシリテーターをやればよいのか? |
| どうすればワークショップが開催できるのか? |
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