事業戦略のレシピ
『事業戦略のレシピ』
著者:鬼頭 孝幸/山邉 圭介
/朝来野 晃茂/遠藤 功 (監修)
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
出版日:2008/5/7
Amazon商品の説明より
事業戦略のレシピ
※ご注意「絵に描いた餅は、食べられません」--「見える化」「現場力」で知られる(株)ローランド・ベルガーのコンサルタント陣が、メンバーの「胎に落ち」、かつ「実際に機能する」戦略の作り方を初歩の初歩から教えます。
「現状分析」「戦略プション策定」「オプション評価・絞込み」「計画・アクションへの落とし込み」という各ステップで、具体的に何をすればよいか、何に注意しておくべきなのか。実際に現場で評価の高い「戦略作りのノウハウ」を惜しげもなく公開します。
各ステップの説明では、カゴメ、BMW、プラザスタイル、レクサス、日清食品などの企業事例をふんだん盛り込み、実際にイメージしながらわかりやすく理解できるようになっています。
また、本書の目的は、単に「知識を得る」ことではありません。本書で解説するノウハウを知り、実際に自分の職場で使えることが目的です。章末のワークを自分でしっかり考えることで、「使えるノウハウ」がしっかり獲得できるようになっています。
目次
| 監修のことば |
| はじめに |
オープニング | 「戦略」とは何か |
0-1 | 「戦略」の正しい意味を知る |
| 「戦略」は単なる「接頭語」や「接尾語」ではない |
| 戦略とは、優位性を強化、拡大していくためのもの |
| 戦略とは、資源配分を決める枠組み |
| 「戦略」と「ビジョン」の違いは? |
| 「戦略」と「計画」の違いは? |
| 個々人の日常生活にも「戦略」はある |
第1章 | 戦略を作る前に |
1-1 | どのように戦略を策定するのか |
| 戦略は、一律の手法では語れない |
| 優れた戦略を策定するには |
| 判断力の源は、「問題解決能力」にある |
| 問題解決能力を鍛える「七つの当たり前のこと」 |
| 『孫子の兵法』に見る「戦略」 |
| 戦略は、「釣りの準備」 |
| 戦略策定の4ステップ |
第2章 | 戦略策定ステップ①現状分析 |
2-1 | 現状分析のポイント |
| 現状分析こそ戦略策定の第一歩 |
| 現状を正しく理解できている企業は実に少ない! |
| 正しい現状理解のための五つのポイント |
| 良い現状分析と悪い現状分析 |
| 常に「目的」を明確に |
| 現状分析のポイント基本はSWOT分析 |
2-2 | OT分析①「5フォース分析」 |
| 5フォース分析とは |
| まず、業界の全体像を概観する |
| 五つの要因を分析する |
| 5フォース分析を行うときに注意したい二つのポイント |
2-3 | OT分析②「ポジショニング分析」 |
| ポジショニング分析とは |
| 戦略のポジショニングを見てみよう |
| 戦略のポジショニング分析を行うときのポイント |
2-4 | OT分析③「競合分析」 |
| 競合分析で行うこと |
| 競合の強み・弱みを、どのように機会や脅威として分析するのか |
2-5 | OT分析④「成功要因(KSF)分析」 |
| 成功要因(KSF)分析とは |
| KSF分析の進め方 |
| KSFは単体で考えるものではない |
| KSF分析で留意すべき二つのポイント |
2-6 | OT分析⑤「顧客(消費者、ユーザー企業)分析」 |
| 顧客分析の目的は何か |
| まず顧客の構造を整理してみよう |
| 顧客について理解するための五つの視点 |
| 分析に入る前に |
| 「新しい顧客獲得の可能性」を分析する |
| 「離反の脅威」を分析する |
| 「既存顧客の購買頻度・金額向上余地/低価脅威」を分析する |
2-7 | SW分析 |
| 強みや弱みは絶対的な基準ではなく、相対的に決まるもの |
| SW分析①「業績/パフォーマンス分析」 |
| SW分析②「ポジショニング分析」 |
| SW分析③「マーケティング(4P)分析」 |
| SW分析④「バリューチェーン/ビジネスモデル分析」 |
| SW分析⑤「有形資産・無形資産・組織分析」 |
| SWOTをまとめる |
| 現状分析で心掛けたいこと |
第3章 | 戦略策定ステップ②戦略オプション策定 |
3-1 | 戦略オプションとは |
| 戦略オプションとは、選択と集中の選択肢 |
3-2 | 「成長オプション」 |
| 成長オプションの考え方 |
| 既存事業での売上拡大のオプションを考える |
| 新たな事業領域への展開オプションを考える |
| 収益性向上による成長オプションを考える |
| 成長オプションと現状分析の成長機会を照らし合わせる |
3-3 | 「脅威への対応オプション」 |
| 脅威への対応オプションの考え方 |
| 「売上減少リスク」に対応する |
| 「売上停滞リスク」に対応する |
| 「収益性の悪化リスク」に対応する |
| 脅威への対応オプションをまとめる |
| 脅威はチャンス |
3-4 | 「強化・補強すべき強み・弱みのオプション」 |
| 強化・補強すべき強み・弱みのオプションの考え方 |
| 「成長オプション」「脅威への対応オプション」から絞り込む |
3-5 | オプションをまとめるときの考え方 |
| 戦略オプションを考えるコツ |
第4章 | 戦略策定ステップ③オプション評価・絞り込み |
4-1 | 戦略オプションを絞り込む |
| 戦略に必要な3要素 |
| オプション絞り込みのステップ |
| 合理的な戦略オプション評価 |
| 実現可能性の検証は徹底的に行う |
| 当事者の「想い」の理解・集約 |
| 腹落ち感と納得感が最終的なカギ |
| 戦略転換を前提として、代替案を準備する |
第5章 | 戦略策定ステップ④計画・アクションへの落とし込み |
5-1 | 計画・アクションへの落とし込みのステップ |
| 戦略はどの単位まで分解するのか |
| 施策への落とし込み方 |
| 施策のタイプ |
| 施策に優先順位をつける |
5-2 | アクションに落とし込む |
| 「手触り感」のあるアクションにするためには |
| 戦略実行の「最初のひと転がり」をどうするか |
| 実行計画にまとめあげる |
| マスタープランを作成する |
| アクションプランを作成する |
| 推進体制を構築する |
第6章 | 確実に「実行」するために |
6-1 | 「実行」のために必要なこと |
| 経営と現場で、PDCAサイクルを徹底しよう |
| 「見える化」で組織能力を上げよう |
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| 参考資料 価値観を可視化するrbプロファイラ― |
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