決算書がスラスラわかる
財務3表一体理解法
財務3表一体理解法
著者:國貞 克則
出版社:朝日新聞社
出版日:2007/5/11
Amazon商品の説明より
決算書がスラスラわかる財務3表一体理解法
六本木ヒルズの人気ビジネス講座がついに新書化! 簿記を勉強しなくても会計の仕組みが理解できる究極の入門本。損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の財務3表の「つながり」を、具体的な会社の事業活動を通して徹底的に解説、この著者独自の「財務3表一体理解法」を使えば決算書を読む勘所がたちどころにわかる。新会計基準も合わせて解説、これでライバルの企画書に差をつけられること請け合い。
目次
第1章 | 会計は難しくない |
| なぜ会計の苦手意識がなくならないのか/六本木ヒルズの「人気講座」/会社はどんな活動をしているのか/財務3表はつながっている/損益計算書と貸借対照表はセット/簿記がわからくてもOK/できるビジネスマンになれる |
第2章 | 財務3表の構造を知ろう |
| 損益計算書(PL)の「五つの利益」/売上高比の棒グラフを作ろう/コスト感覚が身につくPLの見方/貸借対照表(BS)はなぜバランスするのか/上から下へ現金化しやすい順番/流動比率で会社を分析/なぜ収支計算書ではダメなのか/一つの取引を二つの側面から見る/現金の動きと帳簿は一致しない/キャッシュフロー計算書(CS)は会社の家計簿/中小企業の資金繰り表と同じ構造/「小計」の下の項目は何か/間接法CSの考え方 |
第3章 | 財務3表一体理解法 基礎編 |
| 財務3表の五つの「つながり」/「漆器販売」の副業を想定/一つひとつの取引ごとに財務3表を見る手法 |
| |
1 | 資本金300万円で会社を設立する |
2 | 事務用品を現金5万円で購入 |
3 | パソコン一式を現金50万円で購入 |
4 | HP作成を発注、外注費20万円を現金で支払う |
5 | 創立費30万円を「資産」に計上する |
| Coffee Break1 会計のロジックは美しい |
6 | 販売商品を現金150万円で仕入れる |
7 | 商品が現金300万円で売れる |
7-2 | 商品を在庫に計上した場合の「理論」 |
8 | ビジネス拡大へ運転資金500万円を借りる |
| Coffee Break2 財務会計と管理会計 |
9 | 商品750万円分を「買掛」で仕入れる |
10 | 「売掛」で1500万円を販売 |
11 | 買掛金750万円を支払う(「勘定合って銭足らず」に) |
12 | 売掛金1500万円のうち1000万円を回収する |
| Coffee Break3 「人間」は財務諸表に出てこない |
13 | 役員報酬50万円を支払う(うち源泉所得税2万円は会社が一時預かる) |
14 | 商品の発送費用100万円を一括支払い |
15 | 短期借入金500万円を返し、利息50万円を支払う |
| Coffee Break4 勘定合って銭足らず |
16 | 「在庫100万円」を認識する |
17 | 「減価償却費10万円」と「繰延資産償却費6万円」を計上する |
18 | 法人税300万円を計上する |
19 | 「配当」と「純資産の部」を理解する |
| |
| 実際の「つながり」はもう少し複雑/株主出資が関係するのは2項目/さまざまな内部留保/「利益処分」を表で理解する/「株主資本等変動計算書」とは何か |
第4章 | 決算書を読み解くツボ |
| 収益性を見る財務分析指標の利用法/安定性を見る分析指標の使い方/PLとBSは操作されている/架空売上と在庫の過大計上/「未成工事支出金」や「仮払金」も曲者/CSを見れば会社の戦略が分かる |
第5章 | 新会計基準もわかる財務3表一体理解法 発展編 |
| 五つの新基準 |
1 | 退職給付会計を適用し、「退職給付費用」5万円を計上する |
2 | 「貸倒引当金」を10万円計上する |
3 | 金融商品の時価会計① 「売買目的有価証券」10万円、「投資有価証券」20万円、「関係会社株式」30万円を現金で取得する |
4 | 金融商品の時価会計② 期末に評価損発生、それぞれの計上価額を引き下げる |
5 | 減損会計を適用、「固定資産」40万円を20万円に評価替え |
6 | 「自社株式」50万円を会社が現金で買い取る |
7 | 税法に基づいて法人税を計上する |
8 | 税効果会計を適用、会計上の「あるべき姿」で税額を表示する |
9 | 財務3表のつながりから「M&A」と「事業再生」のキーワードを理解する |
| |
| 企業の合併と買収/「のれん」の処理/新株予約権/債権放棄と債務免除益/無償減資と有償減資/DES(デット・エクイティ・スワップ) |
| |
| おわりに |
|
Training Information
おすすめ企業研修