フロンティア突破の経営力
時代を切り開く「事業、組織、人材」戦略
フロンティア突破の経営力
著者:小川政信
出版社:プレジデント社
出版日:2009/10/15
Amazon商品の説明より
いかにして未来に通じる「事業戦略上の次の一手」を見つけるか。第一の鍵は、現場現実のメカニズムをスピーディに解明することである。それは可能である。事業のフロンティア突破の鍵は、「三時間」か「三日」、あるいは「三週間」以内で、スピーディに解明できる!
ところが筆者の経験では、その結果、半分以上の確率で「未来に通じる打ち手」が、想定外の世界にあることが判明する。そしてそのとき人も組織もためらってしまうのだ! 著者は、様々な実戦事例を紹介しながら、多くの企業が「古い戦略思想」の影響下で、 従前通りの打ち手を繰り出し続けがちなメカニズムをえぐり出し、未来を志す読者の意識に揺さぶりをかける。
本書は、人と組織が戦略的に動くための実戦的なヒントや方法論を伝える、本格的かつ実戦的な現代版経営戦略書である。
大前研一氏、米長邦雄永世棋聖、中條高徳アサヒビール名誉顧問、斑目力曠ネミックラムダ創業経営者らが共鳴、推薦。
目次
| 本書を推薦します |
| 未来を創る「次の一手」=永世棋聖 米長邦雄 |
| 一点集中の戦略力=アサヒビール名誉顧問 中條高徳 |
| 夢と勇気と戦略力=ネミック・ラムダ創業者 斑目力曠 |
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| はじめに |
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第Ⅰ部 | 戦略の本質に迫る |
第1章 | 分析の破壊力 |
| 戦略の本質を追求せよ/メカニズムの解明/核心に迫る/一つの軸で情報を整理/分析的アプローチ/リアリティに迫る/一晩での情報収集/思考の制御/第一ステップ―視野の拡大/第二ステップ―戦略の「核」「鍵」の抽出/第三ステップ―作戦展開の次元/「核」「鍵」への意識の集中 |
第2章 | 市場の立体感をつかめ |
| フロンティアの次元の見極め/プレミアムビール攻防戦のメカニズムを解明する/市場の反応、企業の反応/N=3で知る!/市場の立体感/プレミアムビール市場の立体感 |
第3章 | 見えない“戦略の土俵” |
| 戦略空間/作戦思想/フロンティア突破への鍵/アサヒビールのシェア/事業衰退のメカニズム/新たな土俵/戦略の本質/幻惑と誤算/目に見えない“戦いの土俵”/製品ポジショニングの戦略空間/大規模投資の誤算/キリンの悪手/「営業戦略発動」という「型」の失敗/頭で考えた戦略/名経営者の勝と敗 |
第4章 | 戦略空間の多次元性 |
| 複数の戦略案の多次元展開/アライアンス戦略のスピード感覚/浮上するチャンネル変革戦略/二の矢、三の矢/スモールスワップ、グランドスワップ/M&Aによる事業本部再編 |
第Ⅱ部 | 浮かび上がる「新次元戦略」 |
第5章 | グローバルマーケティングの司令塔 |
| 「核」に迫るクイックテスト/海外マーケティング力強化の探求/現状認識の壁の突破/粗削りの情報整理/海外マーケティングの戦略空間/グローバルマーケティングのフロンティア |
第6章 | 攻めの営業戦略 |
| 想定外の世界への突入/事業の追い上げ/未知の世界を切り開く/情報の整理/認識空間の拡大 |
第7章 | 浮かび上がる組織戦略 |
| 新たなフロンティア志向への抵抗/D電産事業本部の事業強化策/現場・現実のメカニズムの本質/部分最適/浮かび上がる組織戦略/臨戦感覚 |
第8章 | 広告戦略――費用対効果の最大化 |
| 広告宣伝というゲームの世界/事業ターンアラウンド/ベストでどこまで行けるか、ターンアラウンドは成功させうるか/多次元の刀での分析/費用対効果/広告戦略から経営戦略へ |
第9章 | 業界再編のイニシアチブ |
| グランドビジョン・プロジェクト始動/浮かび上がる新たなフロンティア |
第Ⅲ部 | フロンティア突破の経営力 |
第10章 | 新たな経営力DNAの次元 |
| “壁”の突破/「経営力DNA」の壁/同一次元の戦略/効率の追求/オペレーションの効率/事業と組織の進化/「経営力DNA」の次元の拡大/営業力DNAから事業投資DNAへ/セールスカンパニー・R&D強化・ビジネスパートナー戦略/研究開発力DNAからスタート/業界の中でどう生きるのか/ビジネス戦略とファイナンス戦略の統合/新たなDNAの追求/組織の進化、経営力DNAの次元の拡大 |
第11章 | 「夢と勇気と戦略力」の経営 |
| 無一物中無尽蔵/自灯明/挫折/度胸/営業力DNA/製造力DNA/海外工場の立ちあげ/マーケティング力DNAと技術開発力DNAのかけ算/(マーケティング力・R&D力)≧営業力≧製造力/ファイナンス打開力DNA/グローバル経営力 DNA/ファイナンス力DNAの光と影/夢と勇気と無謀と無一物中無尽蔵 |
第12章 | 人と組織の動く瞬間 |
| 「最後に一つ、質問があります」/人と組織の動く瞬間/体の芯が震える感覚/五合目/訴訟リスク/エシカル・ディレンマ/胸の内での“瞬間” |
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| おわりに |
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