脱「でぶスモーカー」の仕事術
なぜ”わかっていてもできない”のか
Amazon商品の説明より
脱「でぶスモーカー」の仕事術 なぜ“わかっていてもできない”のか
部下が動かない、顧客が逃げる、ダイエットが続かない、タバコがやめられない……。これらはすべて「でぶスモーカー」症候群=「正しいとわかっていても実行できない」症候群です。
正しいとわかっている戦略が、なぜ実行されないのか? なぜ、目先の満足や報酬ばかりを求めて、顧客と良好な関係を築こうとしないのか?その理由は、報酬や喜びが「将来」にあるのに対して、我慢や不快は「目の前」にあるからです。誘惑に屈しないように勇気を奮い起こし、努力したあとで、ようやく恩恵が手に入ります。
本書は、そんな「でぶスモーカー」症候群から抜け出すためにはどうすればよいか、そのときリーダーやマネジャーは何をすべきか、を説いています。著者のメイスターは、「マッキンゼーやアクセンチュアなどに代表されるようなコンサルティング会社をコンサルティングしている」ユニークな存在です。彼がクライアントとして持つのは、こうした知識創造企業(プロフェッショナル・サービス・ファーム)ばかり。いずれも、物理的な機械で製品を作るのではなく、人々の才能を使ってアイデアを生み出すナレッジワーカーの集団です。
ナレッジワーカーの仕事(知識労働)の生産性を高めるには、「ナレッジワーカー自身がみずから仕事の目的を考え、働きたいと欲することだ」とドラッカーは指摘していますが、これこそ「でぶスモーカー」症候群を克服した状態ではないでしょうか。本書は、ナレッジワーカーのマネジメントのあり方を根本から変える本だと思います。 「協力し合う文化を持ったプロフェッショナル集団が、最もめざましい成長を遂げている」などといった事実やヒントが満載の本書――あのトム・ピーターズが「プロフェッショナル・サービス・ファーム経営の師」と仰ぐメイスターの最新作は、リーダーやマネジャー、プロの仕事人をめざす人たちにお薦めの1冊です。
目次
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