| 日本語版への序文 |
| 序文 |
| まえがき―レスター・サロー |
第1章 | デルタモデル:旧来型英知の終焉 |
| 戦略の推進力としての「ボンディング」 |
| デルタモデル:概要 |
| トライアングル:新しい戦略への発想転換 |
| 各戦略の価値創造:実証的証拠の収集 |
| トライアングルのさまざまな次元:製品中心主義的発想に注意する |
| 適応プロセス:戦略をそのままの形で実行に落とし込む方法 |
| 総合メトリクス |
| 細分メトリクス |
| 本書の構成 |
第2章 | トライアングル:ボンディングに基づく戦略 |
| 戦略の選択肢を広げる |
| トライアングル:3つの戦略 |
| ボンディングの連続性:製品、顧客、およびシステム・ボンディングの発展度合い |
| ドミナント・デザイン |
| カスタマー・ロックイン |
| 競合他社のロックアウト |
| プロプライアタリー・スタンダード |
| ボンディングとトライアングル |
| デルタモデルによるポーター「5つの競争要因」の再解釈 |
| ①「10Xの力」の模索 |
| ②自社の顧客を取り囲む障壁の構築 |
| ③競合他社が自社のベンチマークにならない理由 |
| ④統合されたバリューチェーンの開発と育成 |
| ⑤新たな競争要因の追加:補完事業者 |
| ⑥小さくばらばらに分裂した産業が提供する大きな事業機会 |
| デルタモデルに必要な資源と能力 |
| まとめ |
| 必ずしも全能ではないベスト・プロダクト |
| 友愛関係の構築か、戦争か |
第3章 | ベスト・プロダクト:価格と商品性で勝利をつかむ |
| 低コスト化によるベスト・プロダクト・ポジションの実現 |
| 差別化によるベスト・プロダクト・ポジションの実現 |
| コモディティ・メンタリティとの戦い―コデルコの事例 |
| まとめ |
| コモディティ的発想は、無能な者の心のなかにのみ存在する |
第4章 | トータル・カスタマー・ソリューション:顧客との関係構築による優位性の確保 |
| 顧客経験の再定義によるトータル・カスタマー・ソリューションの実現 |
| 顧客経験を再定義する |
| 顧客経験の再定義のさまざまな事例 |
| 水平方向への拡大によるトータル・カスタマー・ソリューションの実現 |
| カスタマー・インテグレーションによるトータル・カスタマー・ソリューションの実現 |
| カスタマー・インテグレーションの定義 |
| カスタマー・インテグレーションのさまざまな事例 |
| まとめ |
| 戦略としての顧客関係 |
第5章 | システム・ロックイン:補完事業者を通じて勝つ方法 |
| プロプライアタリー・スタンダードによるシステム・ロックインの実現 |
| プロプライアタリー・スタンダードの定義 |
| プロプライアタリー・スタンダードのさまざまな事例 |
| ドミナント・エクスチェンジによるシステム・ロックインの実現 |
| ドミナント・エクスチェンジの定義 |
| ドミナント・エクスチェンジのさまざまな事例 |
| アクセス制限によるシステム・ロックインの実現 |
| 直接のチャネルを使ったシステム・ロックインとトータル・カスタマー・ソリューションの実現 |
| ―インドとメキシコにおけるユニリーバの事例 |
| まとめ |
| 補完事業者の探求と支援 |
第6章 | 戦略アジェンダの策定:モトローラ・セミコンダクタの事例 |
| デルタモデルの適用:モトローラ・セミコンダクタ |
| 戦略 |
| ビジネス・セグメンテーション |
| トライアングル |
| ミッション |
| 戦略アジェンダ |
| モトローラSPSの戦略アジェンダ |
| 戦略アジェンダを確定するプロセス |
第7章 | 実行のみに重点を置かない:戦略と実行の一致 |
| 適応プロセス:戦略を実行に落とし込む |
| 選択された戦略ポジションへの適応プロセスの一致 |
| 適応プロセスとしてのオペレーション効率が果たす役割 |
| オペレーション効率とシステム・ロックイン |
| 適応プロセスとして顧客ターゲティングが果たす役割 |
| 適応プロセスとしてのイノベーションの役割 |
| イノベーションとシステム・ロックイン |
| 戦略ポジションへの到達:重要な成功要因 |
| 適応プロセスの優先順位づけ |
| まとめ |
| プロセスは戦略ではない |
第8章 | 組織の潜在能力を発揮する:コモディティ化の危険を克服する方法 |
| 組織改革の必要性:発想の転換から始める |
| 顧客との業務提携プロセスの再考察―カストロールの事例 |
| 優れた戦略への鍵、セグメント化―アジアにおけるユニリーバの事例 |
| 顧客接点としての流通チャネルの重要性―食品サービス業界の事例 |
| 困難を乗り越えて、技術力をうまく使いこなす |
| 製品イノベーションの目的 |
| 組織構造に敏感でいる |
| まとめ |
| 潜在能力を引き出す |
第9章 | 成果の測定評価:戦略、プロセス、メトリクスの一致 |
| メトリクスに関する考察 |
| 財務指標への過剰依存の回避 |
| 適度な「背伸び」の必要性 |
| 学習の源泉としてのメトリクス |
| メトリクスとデルタモデル |
| シンガポール・ポストの事例 |
| シンガポール・ポストのビジネス・セグメンテーション |
| バーチャル郵便局(vPOST) |
| デルタモデルのシンガポール・ポストへの適用 |
| vPOST事業と因果関係ダイアグラム |
| vPOST事業とフィードバック・メカニズム |
| まとめ |
| あらゆるものを賢明に測定する |
| 効果的な意思伝達手段としてのメトリクス |
第10章 | 平均値を用いたマネジメントは平均以下の実績をもたらす:細分化メトリクスの必要性 |
| デルタモデルと細分化メトリクス |
| 鍵となるパフォーマンス指標の選択 |
| ばらつきの検出 |
| ばらつきの説明 |
| ばらつきからの学習 |
| ばらつきへの対処行動 |
| 適応と実験 |
| コストの非平均化:業績を上げるための細分メトリクス |
| ばらつきの検出と説明 |
| コスト発生メカニズムの詳細区分:ロケーション |
| コスト発生メカニズムの詳細区分:細分化されたプロセス活動 |
| コスト発生メカニズムの詳細区分:人的資源の生産性 |
| コスト発生メカニズムの詳細区分:設備 |
| ばらつきからの学習と行動:オペレーション効率 |
| 利益の非平均化:業績を上げるための細分メトリクス |
| ばらつき検出と説明 |
| 利益変動要因の詳細区分 |
| ばらつきからの学習と行動:顧客ターゲティング |
| 顧客ターゲティング―キャピタル・ワンの事例 |
| まとめ |
| ネットワーク化された経済における細分メトリクスの役割 |
第11章 | 戦略の統合フレームワークを目指して |
| ポーターによる競争ポジショニング |
| 勝利の方程式 |
| リソース・ベースト・ビュー |
| コア・コンピタンスとリソース・ベースト・ビュー |
| 勝利の方程式 |
| デルタモデル:統合された戦略フレームワーク |
| トライアングル:企業のビジョンを把握する |
| ビジネス・ミッション:ビジネス領域とコアコンピタンスの確定 |
| 産業構造:外的要因に対する理解と交渉 |
| 競争ポジショニング:収益性を向上させる活動の構築 |
| 戦略アジェンダ:主要な事業タスクの特定 |
| 適応プロセス:戦略を実行に落とし込む |
| 総合メトリクスと細分メトリクス |
| 実験とフィードバック:適応メカニズムをつくりだす |
| まとめ |
| マネジャーは熟考しなければならない、しかしそれをする者は少ない |
| 熟考のプロセスを厳格化し、体系化し、全体的にする |
| コンテンツを正しい方法論に立脚させる |
| 戦略の先へ |
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| 監訳者あとがき |
| 原注 |
| 索引 |