川本裕子の時間管理革命
川本裕子の時間管理革命
著者:川本 裕子
出版社:東洋経済新報社
出版日:2005-07-29
内容
マッキンゼーに勤め、早大教授もこなしながら、母であり、妻でもあるという一人三役のスーパーウーマン、川本裕子さんの時間管理術。限られた時間で効率的に目的を達成するコツを紹介。
読書メモ
「現代は時間との戦いです」 いつの時代も変わらない時間の価値
若手ビジネスパーソンや仕事に追われる毎日をお過ごしの方は読まれると良い一冊。有限な時間の使い方についての基本的・本質的なことを解説している。基本ほど忘れやすいものはありません。時間管理(タイムマネジメント)の書籍は数多あるが、本書はページ数もさほどなく、シンプルかつ軽快な文書で読みやすい。時間に対する考え方から、価値ある時間の使い方まで自分の時間の使い方を整理しましょう。
本書のサブタイトルは“世界で一番大切な「自分コスト」の使い方”とあります。あなたの時間をムダにする外圧は常に存在しますが、最もムダに時間を使わせているのは自分自身であることを心に刻むべきです。自分の時間を大切にしていない人が多い!(私も含め)時間や才能のムダ使いをやめて、充実した時間を過ごしたい。
目次
| はじめに |
第1章 | 問題は「出口」から考える |
| 問題点と解決への仮説を三〇秒で説明できますか? |
| 「出口から考える」思考法は問題解決への近道 |
| 出口から考えた問題解決の方法 |
| 「出口から考える」思考法はいろいろな場面に応用可能 |
| 問題は書き出して整理する |
| 問題を整理するときは、もれがないことと重複がないことを確認する |
| 問題点を見抜く目は比較分析で養われる |
| 人の話を上手に聞くことが情報収集の基本 |
| 「王様ははだかだ」と言える見識と勇気 |
第2章 | 時間管理は「総量管理」から |
| 時間管理は「積み上げ式」より「総量管理」 |
| 「時間は有限」と自覚する |
| 「自分コスト」という考え方 |
| 自分コストの業務への反映 |
| 何を優先して行うか |
| 優先順位を明確にする「時間とインパクトの関数」 |
| 自分なりの仕事のルールをつくる |
| 何のために時間を有効に使いたいのでしょうか? |
| 「隠しポケット」をなくす |
| 「ウィル・スキルマップ」で仕事のバランスを考える |
| マイペースと怠惰、間違えずに |
| タイミング逃さず「集中投資」 |
| 時間を意味のあるものにするのは「自分」 |
|
第3章 | スケジュールづくりの心得 |
| 毎日描く自分の時間割 |
| 週間スケジュールと毎日のスケジュール |
| ためになるデューリストづくり |
| スケジュールをイメージ化するカラーの効用 |
| 自分で決めたデッドラインは破らないように |
| 明日のことはわからない |
| 突発事態のためにバッファーを用意する |
| 自分の能力を過信しない |
| フレキシブルなスケジュールの変更もときに必要 |
| 細切れ時間の活用法 |
| インプットとアウトプットの関係 |
| 失敗はさらなる進化の過程 |
第4章 | 仕事、休み、遊び―人生を良く生きるためのアイデア |
| 仕事と休暇の「メリハリ」 |
| 他人の時間にも気配りを |
| 自分にとって一番大切なものは何でしょう |
| 仕事の効率をあげる気分転換 |
| 場所には力がある |
| 仕事も家庭も「楽しく!」が基本 |
| ビジネス書を読むより授業参観に行きましょう |
| デジカメ活用法 |
| 空間にもコストあり |
| ビジネス出張の危機管理 |
| 「転ばぬ先の杖」「転んだ後の知恵」 |
| 本当に自立した人とは |
| これから求められるのは自分で判断する力 |
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