世界級キャリアのつくり方
20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ
世界級キャリアのつくり方
―20代、30代からの“国際派”プロフェッショナルのすすめ
著者:黒川 清 石倉 洋子
出版社:東洋経済新報社
出版日:2006-05
内容
組織に依存する時代は終わり、一社でキャリアを終えるのが当たり前ではなくなった。個人で何か専門的な知識や技術を身に付け、組織に関係なく生計を立て、キャリアを積んでいくプロフェッショナル、なかでも世界に通用する“国際派”プロフェッショナルという生き方がますます注目されている。本書では、「世界級」のキャリアをもつ著者二人の経験をもとに、「国際派プロ」とはどういう人か、そこにいたるまでのキャリアステップ、そして「現場力」「表現力」「時感力」「当事者力」「直観力」という国際派プロに必要な5つの力を身に付けるためのアクションプランを示す。
読書メモ
景気後退で人員削減や給与・教育費のカットなどなど、ビジネス・パーソンを取り巻く環境は厳しさを増すばかり…(もうちょっと飽きてきた言い回しですね)。
こんな時代に安定を求めるなら自己研鑽・自己投資をしてプロフェッショナル人材になることが遠い近道ではないでしょうか。
本書の中に『プロは常に技を磨き続ける』という項目があります。彼らは常にそうしていないと体と頭が疼き、心地が悪いのだろうと思います。きっと腕を磨くことが習慣化されているのでしょう。普通のビジネスパーソンが彼らのように習慣化する最初の一歩はとりあえず実行に移すことではないでしょうか。最初の一歩が踏み出せない方はまず本書でプロフェッショナルに触れ、意識を高めることをお勧めします。
「別に腕を磨かなくても・・・。」は、もはや環境が許してくれません。
もっと賢くキャリア形成していきましょう!
目次
序 | 〈国際派〉プロフェッショナルのすすめ |
| 新しい成功モデルとしての〈国際派〉プロフェッショナル[石倉 洋子] |
| 日本を変革できる人材―今こそ必要な〈国際派〉プロフェッショナル[黒川 清] |
PART1 | 〈国際派〉プロフェッショナルの時代 |
第1章 | ハードだが充実感のある「国際派プロ」という生き方 |
1 | パッションとプライドをもち個人で勝負する |
2 | 和製ルールではもう通用しない |
3 | プロが活躍する場は時代とともに変化する |
4 | 「国際派プロ」の厳しさと魅力 |
第2章 | 世界とういう"競技場"で勝負する |
1 | プロは組織・肩書に関係なく周囲が認める腕を持つ |
2 | 日本的価値がプロ不在につながった |
3 | グローバリゼーションとプロフェッショナル |
4 | プロは常に技を磨き続ける |
PART2 | 「国際派プロ」になるためのキャリアステップ |
第1章 | 二十代まで(学生時代)の過ごし方 |
1 | 多様な人と接し、社会的な人間関係を知る、築く |
2 | 周囲の期待や社会のルールにとらわれない |
3 | 小学校・中学校の環境が大切 |
4 | 早いうちに異文化体験をする |
第2章 | 二十代(キャリア形成期)の過ごし方 |
1 | 旬を逃さず、まずは飛び込む |
2 | 一流の仕事ぶりを間近に見る |
3 | 自分を磨くには、場を変えることが大切① |
4 | 自分を磨くには、場を変えることが大切② |
5 | メンターを積極的に見つけ、つながりを大事にする |
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第3章 | 三十代(キャリアアップ期)の過ごし方 |
1 | 「群れ」から距離を置く |
2 | 自己アピールの重要性① |
3 | 自己アピールの重要性② |
4 | 小さくても一つの組織の長になってみる① |
5 | 小さくても一つの組織の長になってみる② |
6 | 挫折を通じて自分の武器に気づく |
7 | メンバーとしての責任をもつ |
8 | ライフステージの変化に柔軟に対応する① |
9 | ライフステージの変化に柔軟に対応する② |
第4章 | 三十代以降の過ごし方 |
1 | 広い歴史観、世界観、人間観をもつ |
2 | 後に続く人を育てる |
3 | コミュニティのレベルを上げる |
PART3 | 「国際派プロ」に必要な五つの力 |
1 | 「現場力」を磨く |
2 | 「表現力」を磨く |
3 | 「時感力」を磨く |
4 | 「当事者力」を磨く |
5 | 「直観力」を磨く |
6 | 〈国際派〉プロフェッショナルのための基本 |
| あとがき |
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