会社の中で、総務担当者は営業マンに会う機会が非常に多い。
パソコンやプリンター、複合機などのOA機器から文房具、損害保険にホテルの営業まで、
さまざまな分野の営業マンに出会う。
営業マンが、製品やサービスを営業する場合、総務担当者に、
好印象を与える営業マンもいれば、二度と会いたくないと思わせる営業マンもいる。
総務担当者は、自社で何かを購入する場合、あるサービスを導入する場合、その発注先、
つまりは営業先、もっと言えば営業マンを選択し、決定している。
その場合、どのような判断基準が働いているのだろうか。
「どう考えても、他社に負けるはずのない商品を、負けるはずのない価格で提示したのに、
お客さまに選ばれないことがある」
こんな経験はないだろうか?
これには、営業マンが与える「大義名分」が深くかかわっているのではないだろうか。
このコラムでは、総務部担当者に選ばれる営業マンについて検証するとともに、
営業マンが総務担当者に与える、
「悪い大義名分」、「良い大義名分」について考えてみたい。