解答は info@pro-lab.jp までメール添付で送付してください。
合計20名様からの解答到着、または2012年3月末日のいずれかをもって締切とさせていただきます。
ご応募いただいた方から最優秀賞を選出し、WEB上で発表いたします。
<最優秀賞の方には筆者から豪華プレゼントを贈呈!(景品は選定中)>
【ケース】
主人公、山田花子は株式会社楽命酒に務める28歳のキャリアウーマンである。1年前に株式会社楽命酒へ転職をしてきた山田は、人事総務部の教育担当として会社再興のために熱血的に尽力している。しかし、問題は目の前に山積みである。何から手をつけて良いのだろうか。
【課題】
山田花子が最優先で取り組むべき問題とは何だろうか?
(いつまでに、何を、どんな状態にすることだろうか?)
問題を定義し、その解決策を提示してみよう!
1.問題提起(違和感(=問題意識)を共有する)
2.問題確認(提起された問題を具体化・定量化し、問題の全体像を明確にする)
3.目標設定(解決すべき問題を決め、解決された状態とその測定手段を明確にする)
4.原因分析(問題を引き起こしている原因を特定する)
5.解決策立案(原因を除去する解決策を複数考える)
6.解決策評価(複数の解決策から1つの解決策を決定する)
【演習の情報:株式会社楽命酒の概況】
お江戸日本橋に本社をおく、創業150年の歴史ある酒造・販売会社
従業員300人のオーナー企業
売上げの中心は、体に良いと誉れ高い薬酒(楽命酒)
■お家事情
創業は田中大吾朗で以後、オーナー一族が社長を務めてきた
5代目社長、田中一郎が戦後の窮地から会社を復興・成長させた
一郎はリタイアすると外部から社長などを招聘したが、うまく機能せず会社は10年間で低迷
3年前、直系の田中順子(52歳)が社長を引き継ぐことになった
田中順子は就任前まで、流通小売業をクライアントとする教育コンサルタントをしていた
【演習の情報:山田花子の日記】
話を聞いてビックリ!なんと、田中さんが社長を務める会社の人事研修担当の地位をオファーされてしまった。
人間的にも魅力的な田中さんの力にもなりたいし、私のキャリアを活かすにもチャンス。
でも、そんな大変な仕事をできるだろうか・・・。
人事総務部は8名。私の上司は人事総務部長。私のアシスタントは1名。
これから、研修担当者として教育を通して会社を再興するわよぉ!!
田中社長から事前に聞いていたが、役員会での意思統一はなかなか厄介な様子だった。
以前から務めていた番頭さんの大部分は、田中さんが社長就任をした機にリタイアしていただいたが、まだその残りの方々が数名いる。残りの数名の方々は、定年も近いせいか、会社が変わることに対して常に否定的だった。一方、比較的若い層の役員も、中途組が多く、価値観がバラバラ・・・。
田中社長の議事を進めながら困っている様子が伝わってきた。
私に出来ることは何かあるのだろうか。
販売量は多分それほど減っていないのだろうが、単価の落ち込みが激しいのだろう。
当社は、お酒といっても薬っぽい要素もあり、ドラッグストアなどにも多く流通させている。そここそ、まさに価格競争の主戦場だ。
オーナー企業のため売上高と粗利益以外の財務情報は従業員には公開されていないが、それを見る限り右肩下がり。
どうすれば良いのだろう?明日、評判の「もしドラ」を買って読もう。
本業は右肩下がりなのに、歴史ある企業で日本橋界隈の土地・ビルをもっており、その賃料があるので資金は安泰。そんな事情を知っている役員達は危機感がないし、それを知ってか、それとも役員達の様子をみているからか、社員達も7割はのんびりモードだって。
安泰だったら、そこにぶら下がって生きようなんて、人生・・・、私は絶対嫌だわ。
そんな人たちも嫌。多くの人たちを変えることはできないのだろうか?
みんなゆっくり、のんびり。ダラダラと続く、結論のでない会議。以前、社長が言っていた「会社の資産のせい」かしら。
この会社の生え抜きの人たちは、総じてのんびり派。一方で中途組は危機の警鐘を鳴らすものの実際に何も動かない。そのうち、3年もすると居心地がよくなって、生え抜き派に同調。そんな感じかな。
日記を読み返してきて、私も愚痴が多いなぁとちょっと反省。
この1年、よかったことも随分あった。
なんといっても、新卒の8名の教育を手掛けたのは嬉しい経験だった。1ヶ月の研修期間がちょうど終わり、みんなそれぞれの配属に今週から移った。希望に満ち溢れた彼らの思いを無駄にしないためにも、これからもっと大きな壁を越えなきゃ。
解答は info@pro-lab.jp までメール添付で送付してください。
みなさんのチャレンジを待っています!
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