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クオリティ国家という戦略
これが日本の生きる道
クオリティ国家という戦略
著者:大前 研一
出版社:小学館
出版日:2013/1/15
Amazon商品の説明より
『クオリティ国家という戦略』これが日本の生きる道
緊急書き下ろし!
日本が21世紀を勝ち抜いていくための新しい国家戦略として、経営コンサルタント・大前研一氏が「クオリティ国家」戦略を提唱する。
巨大経済を誇る「ボリューム国家」中国に対抗する唯一の方法は、スイス、シンガポールのように、小国であっても高い国際競争力を持つ「クオリティ国家」となることだ。これら国々は、自国市場は小さいが、世界から優秀なヒト・モノ・カネと情報を呼び込み、ブランドをマネージメントし、豊かな国民生活を実現している。
本書は、こうしたクオリティ国家の実例を詳細に研究し、日本が進むべき道を提示していく。
具体的な日本改革論として大きな反響を巻き起こす一冊!
新たな黄金法則、ここに生まれる!
編集担当者からのおすすめ情報
大前作品の中でも、ベストセラーとなった『新国富論』『平成維新』に連なる、新しい国家像を提案する意欲作です。
全編書き下ろしで緊急出版いたします!
目次
序章 | 「中途半端な国」になってしまった日本 |
| 新国家モデル「クオリティ国家」という道 |
| 今すぐ始めなければ間に合わない |
第1章 | <世界の変化> 世界で台頭する新たな国家モデル |
| 「加工貿易立国」は優れた国家モデルだった |
| 日本経済は「日米貿易戦争」をきっかけに衰退した |
| 加工貿易立国モデルの延長線上に「解」はない |
| BRICsの凋落と「クオリティ国家」の台頭 |
第2章 | <事例研究1> クオリティ国家の代表格、スイスを現地視察 |
| スイス「時計産業の隆盛」は日本に追い込まれたから |
| ブランドを維持するのは1人の天才だけでいい |
| 日本が陥った「デジタル革命のジレンマ」の恐ろしさ |
| 隣国から大勢の労働者が"越境通勤"していた |
| なぜスイスは国際競争力が強いのか |
| 永世中立国が「国民皆兵」である理由 |
第3章 | <事例研究2> 「事業戦略型国家」シンガポールの工夫 |
| シンガポールは世界に例を見ない「事業戦略型国家」である |
| 「カジノ招致」は香港・マカオへの危機感から踏み切った |
| 複数の「ハブ拠点」で世界を呼び込むシステム構築のうまさ |
| 「移民先進国」は繁栄に必要な人材を"輸入"する |
| 「国家はホテル、国民はホテルの従業員である」 |
| 「50坪マンション」と「国民を食わせていくことが政治家の責任」 |
| アメリカと中国は実は「クオリティ国家の集合体」である |
第4章 | <事例研究3> 日本が学ぶべきクオリティ国家のしたたかさ |
| クオリティ国家では海外企業が活動しやすい |
| ノルウェーでは年金積み立てを政府がやってくれる |
| 隣国の繁栄をしたたかに利用するクオリティ国家の知恵 |
| 税率の低さは世界から企業と人材とカネを呼び込む |
| 海外比率95%超!クオリティ企業「戦いの舞台」は海外にある |
| 国語論争直前まで激化したシンガポールの英語教育 |
| 国際性が自然に身につくスイスのボーディングスクール |
| ユニーク教育とメディコンバレーがデンマークの強みとなっている |
| 「超リラックス教育」で学力ランキング上位にあるフィンランドの秘密 |
| ドイツに真っ向から勝負を挑むことがスウェーデンの成功基準 |
| 韓国はこうして「苦手の英語」を劇的にレベルアップした |
| 「理系強化」と「機能特化」で天下を獲った台湾企業群 |
| これからの日本は教育改革に20年をかけていられない |
第5章 | <進むべき道> 日本新生へのあらたなビジョン「クオリティ国家」戦略 |
| 今の日本の政治家や官僚に改革は実行できない |
| 現在の日本がクオリティ国家になれない6つの理由 |
| 答えは「オーガナイズ・スモール」にある |
| 道州制で北海道は「アジアのスイス」にも「デンマーク」にもなれる |
| 九州道は年間1000万人の観光客を呼び込める |
| もはや「均衡ある発展」ではないほうがよい |
| 「道州制クオリティ国家」の強みは一種の大統領制である |
| ひとつの先行事例が変革の狼煙となる |
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