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ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門
ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門
著者:早稲田大学ビジネススクール
出版社:日経BP社
出版日:2012/6/21
Amazon商品の説明より
『ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門』
■読みやすく、わかりやすいMBA入門書
ビジネスの原理原則を体系的に学ぶために最適の入門書。
前半のパート1「戦略思考の基礎」では、ビジネスプランを描くために知っておくべき知識を解説。
後半のパート2「マネジメントの基礎」では、ビジネスプランを絵に描いた餅で終わらせないための実行方法を解説。
考えることと実行すること。その両方の基本をバランスよく学べる。勉強するなら、まず、この1冊!
■人気教授陣が必須科目のエッセンスを解説
『仮説思考』の内田和成教授、『見える化』の遠藤功教授ら、早稲田大学ビジネススクール(WBS)の人気教授陣が全12章を分担。
競争戦略、マーケティング、オペレーション、組織マネジメントなど、リーダーの必須知識を解説。ビジネススクールの主要科目のエッセンスが1冊に集約されていて、グローバル時代に欠かせない「仕事の共通語」を体系的に学べます。
■理論とケーススタディーを最適ミックス
理論と事例をバランスよく配置。ベーシックな理論や各教授独自のフレームワークを使って注目企業を分析し、ビジネススクールの知識を実践に役立てる方法がすっきり分かります。
目次
| はじめに |
Part1 | 戦略思考の基礎 |
Chapter1 | 戦略的であるために――意思決定のための基本3条件 |
Section1 | 成功事例が教えてくれること |
| ここに市場があるのか? |
| 顧客が欲しいものは何か? |
| 顧客の経済合理性を満たしているのか? |
| トレードオフをトレードオンにできるか? |
| スマイルカーブに対応できるか? |
Section2 | 事実に基づく 戦略的であるための条件① |
| 思い込みで判断していないか? |
| 測定しているか? |
| 測定の尺度は適切か? |
| 数字の裏側を読み取っているか? |
Section3 | 重点を決める 戦略的であるための条件② |
| 「やらないこと」を決めているか? |
| 社内に残す機能は何か? |
| 優先順位を決めているか? |
Section4 | 全体最適にする 戦略的であるための条件③ |
| 高校野球の代表選びになっていないか? |
| タスクフォースばかり増えていないか? |
| 外部環境とフィットしているか? |
| 内部の整合性が取れているか? |
| フレームワークは補助線にすぎない |
Chapter2 | 異業種との競争――ルールが違う相手と戦う |
Section1 | 「業界の悪夢」を乗り越える戦略を立てる |
| 次の競争相手は誰か? |
| 自分の業界のリスクとチャンスは何か? |
| 自分たちの価値観を捨てられるか? |
Section2 | ビジネスモデルを創造する |
| まったく違う新規参入企業の儲け方 |
| 同じ価値を売る相手との共創、違う価値を売る相手との競争 |
| ビジネスモデルの3要素 |
| コストをプロフィットに変える |
| あなたがやるべきこと |
Chapter3 | マーケティング――本質的なニーズにフォーカスする |
Section1 | 企業経営におけるマーケティングの役割 |
| 経営理念の変化 |
| 生産コンセプト~ニーズ多様化に対応できない |
| 製品コンセプト~「近視眼的マーケティング」 |
| 販売コンセプト~長期的な成長を阻害するおそれあり |
| マーケティング・コンセプト~継続的な成長につながる |
| 社会的・マーケティング・コンセプト~顧客と社会全体に幸福や利益を |
| 近視眼的マーケティングを回避している事例 |
| マーケティング・コンセプトで事業の定義が変わる |
Section2 | ポジショニング 花王「エッセンシャル」のブランド再構築 |
| 顧客の高齢化で「安売りブランド」になっていた |
| ターゲットの再設定 |
| イメージと新しい価値のギャップを埋める |
| ポジショニングの7つの方法 |
| 提供価値にフォーカスしてブランド再設計 |
Chapter4 | 戦略の整合性――ジャパネットたかたの3Cと4P |
| なぜ日本一の通販会社になったのか? |
| 3Cの各要素をあげてみよう |
| マーケティングの特徴はどこにあるのか? |
| 価格は安いのか?高いのか? |
| セット販売にすると誰がよろこぶのか? |
| 強みを社内に蓄積していく |
| 顧客と競争相手によって「適切な価格」は違う |
| ハンディキャップがアドバンテージになる |
| 戦略は「整合性」が取れていなければならない |
| 戦略は「課題」も見越しておかなければならない |
Chapter5 | 模倣困難性――競争優位を持続させる |
| 素晴らしい成功を続けてきたサウスウエスト航空 |
| 既存大手とは逆の運航戦略で市場開拓 |
| 「ハブ&スポークは乗客には不便だ」 |
| ローコスト運航の秘訣は短い整備時間 |
| なぜ、他社は真似しないのか? |
| 部分的に真似しても意味がない |
| 競争優位を築く3層構造 |
Part2 | マネジメントの基礎 |
Chapter6 | オペレーション――戦略を実現する組織能力 |
Section1 | 価値はオペレーションから生まれる |
| 経営に欠かせない3つの要素 |
| オペレーションが弱いことは「死」を意味する |
| 強い企業には強い現場がある |
Section2 | 現場力を鍛える |
| 地道な改善が競争力を生む |
| 強い現場は誇りを持っている |
| 現場力を高めるための3条件 |
| 制約が知恵を生む |
Section3 | 「見える化」で現場を強くする |
| 現場力を磨く最強ツール「見える化」 |
| 問題が見えれば、必ず手は打てる |
| 「見える化」の落とし穴 |
| 「必死のコミュニケーション」で共通認識を作る |
| 改善的継続がブレークスルーをもたらす |
Chapter7 | 人と組織――ウェルチの2つの言葉はどちらが正しいか |
Section1 | 限りある最重要資源を戦略的に配置する |
| フリーライダーは防げるか? |
| マネジメントとディベロップメント |
| なぜ人事に戦略が必要なのか? |
Section2 | ディベート「組織が先」か「人材が先」か |
| ディベートはロジックのボクシング |
| 戦略的リーダーを目指して |
Chapter8 | インターナルマーケティング――まずは社内の顧客創造 |
| より優先されるべきマーケティング・アプローチ |
| 部門間の不調和が企業の競争力を削ぐ |
| 全員がマーケターになる |
| インターナル・マーケティングの3要素 |
| グループの目標と組織の目標を一致させる |
| IBMのガースナーが味わった挫折とその後の改革 |
| グーグルが守り抜く価値観 |
| 「自分の後工程はお客様だ」 |
| インターナル・マーケティングの4P |
Chapter9 | リーダーシップ――未来を切り開く能力 |
| リーダーシップの基本3要素 |
| リーダーシップの判定 |
| いつも遠くを見る/先見力 |
| 傍観者を味方にする/巻き込み力 |
| 組織の行く詰まりを打開する/改革力 |
| なぜGBLの育成が必要なのか |
| 海外赴任者とGBLの違い |
Chapter10 | グローバルマネジメント――「世界の市場に入り込む」から「世界から学習する」へ |
| 世界の森を見ながら木の種類も見分ける |
| 単純グローバル化の時代は終わった |
| トランスナショナル化とメタナショナル化 |
| メタナショナル戦略 |
| 距離、拘束性、粘着性 |
| 日本企業にとってのアジア |
| ゲームがまったく変わった |
| サービスビジネスのグローバル化 |
Chapter11 | アカウンティングとファイナンス――経営の数字を読む |
Section1 | 財務会計、管理会計、ファイナンスの利用目的 |
Section2 | 財務会計 ~決算書の分析~ |
| 貸借対照表(B/S)を見るポイント |
| ①安全性を見る ②純資産の比率を見る ③資産の構成を見る ④のれんの大きさを見る |
| 損益計算書(P/L)を見るポイント |
| キャッシュフロー計算書を見るポイント |
Section3 | 財務会計のクイズ |
Section4 | ファイナンス ~投資家のための理論~ |
| ファイナンスの意味とDCF法 |
| 儲けの基準はフリー・キャッシュフロー |
| 割引率は資本コスト |
| 資本コストと成長と時価総額の関係 |
Section5 | 管理会計 ~意思決定と業績評価~ |
| 意思決定を行う |
| 業績の評価を行う |
Chapter12 | 経営者の役割――必要条件と十分条件 |
| 日産はなぜ経営危機に陥ったのか |
| 世界一の会社とまともに戦った不幸 |
| クレバーなルノーの出資戦略 |
| リバイバルプランはなぜ実現できたのか |
| 巧みな演出でつくられたゴーン神話 |
| 軋轢を伴う意思決定ができなかった旧経営陣 |
| 経営のコアスキルが不十分だった |
| ゴーンの卓越した6つの能力 |
| 現場とミドルの強さを生かせなかった |
| 社長には役員より数段上の能力が必要 |
| 戦略は立案より実行のほうがはるかに大変 |
| 本田宗一郎と藤沢武夫 |
| 経営能力をどのように育成するか? |
| ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ |
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| 謝辞 |
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