第1章 | 日本企業のブランドはなぜ凋落したか |
■ | 日本企業ブランドの現状 |
| ・低下する日本企業ブランドの世界市場シェア |
| ・新興国で勝てない日本企業ブランド |
| ・グローバルで低下する日本企業のブランド力 |
■ | 80年代までの成功の背景 |
| ・グローバル化を強く意識していた戦前・戦後の企業家たち |
| ・“新興国”メリットを最大限活用し、“新たな価値”を続々と生み出す |
| ・欧州市場での成功=世界で勝てるブランド |
| ・「日本」「日本製」ブランドを食いつぶすな |
| ・グローバル化の遅れた内需系企業ブランド |
■ | “失われた20年”で崩れた日本企業の成功方程式 |
| ・“成功方程式”の前提条件が崩れた |
| ・前提条件の変化1 世界市場の多極化 |
| ・前提条件の変化2 先進国市場の成熟化・多様化 |
| ・前提条件の変化3 日本経済の成熟化 |
| ・前提条件の変化4 グローバル競争環境の変化 |
| ・前提条件の変化に対応できなかった日本企業 |
| ・グローバル市場で劣勢に立たされる内需系企業 |
■ | 新たな“勝ちパターン”を作ろう! |
| ・多極化した世界市場で戦える新しいモデル構築が必須 |
| ・多様化した競争相手といかに差別化するか |
第2章 | ブランドづくりは成長戦略とその実行そのもの |
■ | ブランドとは何か |
| ・ブランド=消費者の思い浮かべる価値イメージ |
| ・優れたブランドは“ポジティブ・スパイラル”を実現する |
| ・ブランド体系 |
■ | ブランドとは、単なるマーケティングの1テーマではない |
| ・あらゆる顧客接点を通じてブランドは構築される |
| ・優れたブランドであるための3つの要件 |
| ・強いブランドをつくるために押さえるべき3つのポイント |
| ・コンセプト×オペレーション×組織・インフラ |
■ | 成功企業ほど、グローバルでのブランドづくりを重視している |
| ・強いブランド構築はグローバルで勝ち残る必須条件 |
| ・コマツ・マンダムなど日本企業の成功例もある |
■ | 戦略的なブランド構築が苦手だということを自覚する |
| ・ブランドの「本質」に対する理解不足が目立つ日本企業 |
| ・“積み重ね”による価値創出が日本企業のブランドを生み出した |
| “価値創出”ではなく“販売力”依存の成長モデル |
■ | ブランドに関する誤った認識を正す |
| ・あなたのブランドに関する認識は正しいですか? |
| ・“ブランドとは何か”、正しく認識することから始める |
第3章 | グローバルで勝てるブランドをつくる6つのパターン |
■ | ブランド構築の6つのパターン |
■ | ハイプレステージ型: |
| 徹底したこだわりと独創的な価値で世界の富裕層を魅了する |
| ・世界の富裕層を顧客に持つ高級ブランド |
| ・エルメスやフェラーリ、ドゥ・ラ・メールなどに見る富裕層の心をつかむ3つのポイント |
■ | プロダクトアウト型: |
| 独自性の強い製品、イノベーティブな製品で勝負する |
| ・新たな市場を“生み出す”ブランド |
| ・アップル、レッドブル、デルなどから学ぶ3つのポイント |
■ | グローバルメガブランド型: |
| 世界で愛されるメガブランドを複数育成・展開する |
| ・“1000億円ブランド”育成に経営資源を集中投下 |
| ・P&Gやロレアルが満たす3つのポイント |
■ | グローバルストアブランド型: |
| 優れたオペレーションを武器にグローバル化する |
| ・“勝てるオペレーション”をテコに世界各地に店舗進出 |
| ・グローバルアパレルの巨人、ZARA(インディテックス社) |
| ・ZARAをも凌駕するグローバルアパレル企業H&M |
| ・グローバルストア型ブランド展開の4つのポイント |
■ | コーポレートブランド型: |
| 各エリアに最適なプロダクトミックスで攻め込む |
| ・多極化する市場を効果的かつ効率的にカバー |
| ・サムスン、LG、フォルクスワーゲンなどから学ぶ8つのポイント |
■ | マルチローカルブランド型: |
| 地元密着のローカルブランドを多数束ねる |
| ・ターゲット領域でシェアトップを目指す |
| ・ローカルブランドを中心に事業を展開 |
| ・トップシェアを取れるローカルブランドの獲得、育成に注力 |
| ・ネスレやアンハイザー・ブッシュ・インベブに見る5つのポイント |
第4章 | グローバル・ブランドマネジメント・プラットフォーム |
■ | 「コンセプト」×「オペレーション」×「組織」が土台となる |
■ | 「コンセプト」=ブランドづくりの基本デザイン |
■ | 「オペレーション」=「コンセプト」を実現するプロセス・機能 |
■ | 「組織」=実行のための組織体制、人材、仕組み |
第5章 | グローバルで勝てるブランドをつくる7つの処方箋 |
■ | 新たな勝ちパターン実現に必要な発想転換 |
| ・今こそ海外成功企業に愚直に学ぶべき |
| ・日本企業の抱える課題を理解する |
| ・グローバル・ブランドマネジメント・プラットフォーム構築が課題を打破する |
■ | コンセプトづくりの処方箋 |
| 処方箋1 グローバル市場をよく知る |
| 処方箋2 明快なビジョンをつくり共有する |
| 処方箋3 勝負する領域を選択し、“戦い方"を考える |
| 処方箋4 ブランドポジショニングを定義する |
■ | オペレーション設計の処方箋 |
| 処方箋5 自社の“勝ちパターン”をつくる |
| 処方箋6 価値創出バリューチェーンをつくる |
■ | 組織構築の処方箋 |
| 処方箋7 コンセプト/オペレーションを動かす組織体制、仕組みを整える |
■ | 「プラットフォーム」は“あるべき姿”起点でつくる |
第6章 | “グローバルブランド”づくりへの日本企業の挑戦 |
| ・グローバルで勝てるブランドづくりにチャレンジする日本企業たち |
■ | ファーストリテイリング(グローバルストアブランド型/プロダクトアウト型) |
■ | コマツ(コーポレートブランド型) |
■ | 日産自動車(コーポレートブランド型) |
■ | ユニ・チャーム(グローバルメガブランド型) |
■ | 資生堂(グローバルメガブランド型/ハイプレステージ型) |
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| おわりに |