中国“女性市場”攻略のマーケティング戦略

1974年兵庫県宝塚市生まれ。大学卒業後、司法書士試験に合格。司法書士事務所勤務を経て、ゴールドマン・サックスに就職し7年間にわたり投資の第一線で働く。その後、中国経済の将来性に魅せられ同社を退社し、北京大学留学を経てリブラ(株)を設立。主に女性向け消費財メーカーをクライアントに消費者にフォーカスしたマーケティングを提供している。自ら中国現地に出向き、中国人女性へのインタビューや家庭訪問を繰り返すことにより、想定ターゲットのニーズを深堀りすることを得意とする。化粧品業界新聞『週刊粧業』でコラムも連載中。一方、日本のファッション雑誌「25ans」、中国のファッション雑誌「瑞丽（Ray）」等、日中両国のメディアで“美容の目利き”としても活躍中、自ら日本企業のためのメディア開拓に勤しんでいる。著書『経済成長を牽引する中国女性消費者のリアル』（カナリア書房）は、昨年Amazonストアにて「海外進出分野」で第1位を獲得した。

１章：中国女性消費者の攻め方は「知ること」
「分けて考えること」そして「愛」

・単純なセグメント基準は通用しない

・適切なターゲットを定めるための３つのポイント

・ポジショニングの鍵は愛～物が溢れる中国市場で日本的な心遣いが響く

２章　家庭訪問調査やインタビューからの事例で紹介！

中国女性消費者のライフスタイル・価値観などを徹底分析

・ターゲットのヒントが必ず見つかる！タイプの異なる５人の中国人女性

　１．オンもオフも楽しむ「毎日充実型」のＡさん
　　　（北京在住、富裕層、既婚、29歳）

　２．子供中心の生活「家族重視型」のＢさん
　　　（広州在住、富裕層予備軍、既婚、32歳）

　３．消費も嗜好も「娯楽重視型」のＣさん
　　　（成都在住、富裕層予備軍、未婚、28歳）

　４．実はお金持ち「隠れリッチ型」のＤさん
　　　（北京在住、富裕層、既婚、32歳）

　５．借家に暮らす「ハングリー向上心型」Ｅさん
　　　（広州在住、中間層、未婚、28歳）

・本人、所有物、住宅など豊富な撮り下ろし写真でターゲットをイメージ

・女性マーケターによるインタビューで意識を深堀り

・家庭の収支や分野ごとの消費額で消費の傾向を知る

・一日の過ごし方やよく見るメディアで生活行動を把握しリーチの仕方を探る

３章　現地市場調査の活用法～マーケティング・商品開発に生かす！

・中国語が分からなくても大丈夫、彼女達の本音を引き出すコツとは？

・これだけはやってはダメ！中国での現地市場調査の落とし穴

・彼女達の「悩みや不満」はヒントの宝庫、これを的確に分析する方法

・成功事例でみる商品開発プロセス「資生堂の中国専用ブランドAUPRES」

４章　中国市場最大の難問「いかに効率的に認知させるか？」

・広告戦略の最重要ポイント！中国マスメディアの人気分布図解説

・今、女性に人気のクチコミサイト『美麗説』には消費のツボが満載

・『淘宝』の不便を全部解消？総合通販サイト『京東商城』の人気の秘密

・人気No.1のファッション雑誌『瑞麗』編集者を直撃インタビュー！

　～中国のメディア人たちの求めている物を知れば強い