21世紀のキャリア論
想定外変化と専門性細分化深化の時代のキャリア
21世紀のキャリア論
著者:高橋 俊介
出版社:東洋経済新報社
出版日:2012/4/13
Amazon商品の説明より
『21世紀のキャリア論』―想定外変化と専門性細分化深化の時代のキャリア
調査からわかった21世紀型キャリアの課題と解決策!
21世紀のキャリア環境は、20世紀のそれとは大きく異なる。想定外変化によって予期せぬキャリアチェンジが生じ、一方で専門性の細分化深化という、2つが同時進行するからである。
20世紀のキャリアデザインには有効であったOJTは弱体化し、一方でMBAによる学び直しも掛け声倒れの状況にある。このような新しいキャリア環境においては、企業・社会・教育機関。さらに個人は、自分で自分のキャリアを切り開く「キャリア自律」の考え方をベースにスキルを磨かなければならない。
そこで求められるのは、専門性と普遍性を自分らしく組み合わせてキャリアを切り開いていくことであり、可能性を「絞るキャリア教育」ではなく、「広げるキャリア教育」へと再構築することが求められている。
慶應義塾大学SFCキャリア・リソース・ラボ&リクルート・ワークス研究所の共同研究「21世紀のキャリアを考える研究会」が実施した、6000人規模のアンケート&100人以上の個別インタビューから浮かび上がった、21世紀型キャリアの課題と解決策を示した人事論の集大成。
目次
| まえがき |
第1章 | 21世紀のキャリア環境とは |
1-1 | なぜ想定外変化が増えるのか |
1-2 | 仕事内容も大きく変化している |
1-3 | 働く人たち自身にも変化が起こる |
1-4 | 専門性の細分化深化は多方面に |
1-5 | 想定外変化と専門性の細分化深化の同時進行が引き起こす問題 |
第2章 | 21世紀のキャリア 三つのポイント |
2-1 | 目標より習慣 |
2-2 | 普遍性の高い学び |
2-3 | 明確な仕事観 |
第3章 | キャリア形成の実際と課題 |
3-1 | 前半期キャリア形成の実際と課題 |
3-2 | 後半期キャリア形成の実際と課題 |
3-3 | 生涯第一線のプロフェッショナルという働き方 |
第4章 | 仕事観形成の歴史 |
4-1 | 日本と西欧の仕事観の歴史的背景 |
4-2 | 戦後日本の発展を支えた仕事観 |
4-3 | 仕事観形成メカニズムの変化 |
第5章 | これからのキャリア教育と採用就職市場 |
5-1 | 日本のキャリア教育の背景と課題 |
5-2 | キャリア教育の本来の目的 |
5-3 | キャリア教育の到達イメージと効果測定 |
5-4 | キャリア教育の地域での連携の重要性 |
5-5 | 大学におけるキャリア教育の課題 |
第6章 | 企業の人材マネジメントはどうなるのか |
6-1 | 企業内人材育成機能の弱体化 |
6-2 | 社会化作用とキャリア自律の重要性 |
6-3 | 人材育成型リーダーシップの確立 |
6-4 | 柔軟で無職透明な人事制度への移行 |
6-5 | 仕事観を通じたコミットメントマネジメント |
6-6 | 人と仕事の中身を見きわめた固有名詞の人事 |
第7章 | 社会人教育のこれからのあり方 |
7-1 | 日本の社会人教育の課題 |
7-2 | これからの社会人教育のあり方 |
7-3 | 社会人教育推進のための社会的課題 |
第8章 | 働く個人はどうすべきなのか |
第9章 | 人と組織のプロフェッショナルはどんな本を読むべきか |
| 一、『日本の歴史をよみなおす』(筑摩書房)網野善彦 著 |
| 二、『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』(中公文庫)野中郁次郎ほか 著 |
| 三、『文明の生態史観』(中公文庫)梅棹 忠夫 著 |
| 四、『タテ社会の人間関係』(講談社現代新書)中根千枝 著 |
| 五、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)マックス・ヴェーバー 著 |
| 六、『自由からの逃走』(東京創元社)エーリッヒ・フロム 著 |
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| おわりに |
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