戦略集中講義
戦略集中講義
著者:リチャード・コッチ
出版社:英治出版
出版日:2005-12-05
内容
講師は、ボストン・コンサルティング・グループなどで活躍したコンサルタントで、ベストセラー『80対20の法則』の著者でもあるリチャード・コッチ。明瞭・軽快な口調が持ち味の名講師だ。「戦略は、実はそんなに難しくないのだ!」嘘だ、と思いそうだが、本当だ。戦略の基礎から応用まで重要なポイントを、この一冊で一気に学ぶことができる。ビジネスの最前線でご活躍の方々は勿論、これからビジネスの世界に船出する大学生、NPO関係者、教員や公務員の方など、多くの人に「戦略」がずっと身近になる、必携の一冊。
読書メモ
戦略思考のベースをつくろう!
戦略に関する書籍は数多くありますが、個人的には本書が最も理解しやすく、実践的(自分で戦略を考えられるようになる)。本書は古今東西の戦略論をそれぞれの立場や活用場面などいくつかの視点から比較してくれています。どの場面でどんな視点で考えるのかをしっかりと理解できれば、普段なにげなく使っている戦略フレームワークの切れ味も一層磨かれます。テーマごとに世界のビジネス戦略家(マイケル・ポーターやミンツバーグ)の名言やエピソードを掲載しているのでビジネス戦略に馴染みのない方も具体的にわかりやすい。『戦略』という言葉に対して曖昧な印象を受けているビジネスパーソンは必見です。全社戦略、事業戦略、マーケティング戦略から人生戦略まで戦略的に楽しみましょう!
目次
| 日本語版 監訳者まえがき |
| 著者まえがき |
| 謝辞 |
LESSON1 | 戦略とは何か |
| 戦略とは何か? |
| 戦略かオペレーション効率か |
| 誰が戦略を策定し、誰がそれを用いるのか? |
| 事業戦略VS全社戦略 |
LESSON2 | 戦略不要論 |
| 戦略は本当に必要なのか? |
| 直感VS分析、アートVS科学 |
| 戦略とは科学であり、アートではないのか? |
| 競争優位は実在しない? あるいは一時的なもの? |
LESSON3 | 競争優位の源泉 |
| 人も企業も、すぐには変われない |
| コア・コンピタンスとは:4つの質問と事例で探る |
| コア・コンピタンス確立のための7つのステップ |
| ミッション、ビジョン、コミットメント |
| 競争は、どこで生じているのか |
LESSON4 | 競争優位の確立 |
| ビジネスとは戦争だ! |
| 誰が、どんな、競争優位を持っているか |
| セグメンテーション:競争の場を見定める |
| シェア、収益性、リーダーシップ・・・・・・競争優位の評価法 |
| どこに競争優位があるかがわかったら |
| 競争優位を維持する方法 |
| イノベーションを絶えず生み出せ |
LESSON5 | 80対20の法則とシンプリシティ |
| この世の中は不均衡なものである |
| 80対20の法則:大切なことは、少しだけ |
| シンプル・イズ・ビューティフル |
|
LESSON6 | 成功と失敗の分岐点 |
| なぜ、戦略は失敗するのか? |
| 価値破壊に関する理論 |
| 成功する戦略展開:4つのステップ |
| 企業戦略のジレンマ |
LESSON7 | ビッグ・ピクチャーを描く |
| 世界観から、戦略は生まれる |
| ビッグ・ビジネスの何かが間違っている |
| 第1の敵:官僚主義的な大企業 |
| 第2の敵:自由放任の資本主義 |
| 問題解決のための9つの構想 |
| あなた自身のビッグ・ピクチャー |
LESSON8 | 戦略家の20の習慣 |
| 戦略家が実践すべき20の習慣 |
| 今から実行できる、日常の心得 |
| 優れた戦略を生み出すための行動原則 |
| 最後に:戦略的キャリア・プランニングのすすめ |
APPENDIX | 世界最強の戦略家たち |
| ブルース・ヘンダーソン |
| トム・ピーターズ |
| ヘンリー・ミンツバーグ |
| ゲイリー・ハメル |
| マイケル・ポーター |
| ヴィルフレード・パレート |
| ジョセフ・フォードとカオス理論 |
| ヘンリー・フォード |
| アル・ライズ |
| アシュリッジの戦略家たち |
| チャールズ・ハンディ |
| ピーター・ドラッカー |
| ロバート・ウォータマン |
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