ご機嫌な職場
「職場コミュニティー」再構築の方法
ご機嫌な職場
著者:酒井穣
出版社:東洋経済新報社
出版日:2011/8/26
Amazon商品の説明より
『ご機嫌な職場』―「職場コミュニティー」再構築の方法
どうせ仕事をするなら、明るい職場がいい。
いよいよ、この考え方が「間違い」であることが明確になりつつあります。明るい職場の意義は「どうせ仕事をするなら」というような小さなレベルではなく、経営にとって最重要の課題になりつつあるからです。絶対に明るい職場をつくる必要があるのです。
本書は、そんな明るい職場をつくるための方法論を考えるものですが、同時に、企業の収益を改善するための戦略を考えるものでもあります。そう。明るい職場は、企業の収益と密接に結びついているのです。
(「はじめに」より)
目次
| はじめに |
第1章 | ご機嫌な職場はなぜ失われたか -「職場コミュニティー」弱体化の背景 |
1 | 欲求が職場コミュニティーを破壊する |
● | 欲求理論――二人の巨人 |
● | マレーの欲求リスト |
● | マズローの欲求ピラミッド |
● | マズローの系譜(1):アルダファーのERGモデル |
● | マズローの系譜(2):根源的両義性モデル |
2 | イノベーションが職場コミュニティーを破壊する |
● | インターネットの登場とNPOの台頭 |
● | イノベーション理論からコミュニテーを考える |
● | きっと破壊されるもの |
● | 求められるディフェンスの戦略 |
3 | 失われる職場コミュニケーションが職場コミュニティーを破壊する |
● | 道具としてのコミュニケーション(公式コミュニケーション) |
● | 目的としてのコミュニケーション(非公式コミュニケーション) |
● | 今、対話(dialogue)が求められている理由 |
● | 職場コミュニケーションの全体像 |
● | 「心の病」と非公式コミュニケーション |
● | 今こそ求められる非公式コミュニケーション |
● | 非公式コミュニケーションが苦手な日本人 |
● | 非公式コミュニケーションとコミュニティー形成 |
| コラム コミュニケーションという「言葉」が見直される背景 |
第2章 | ご機嫌な職場を作るために -「職場コミュニティー」開発の理論 |
1 | コミュニティー科学からの示唆 |
● | ネットワークのスケール・フリー性 |
2 | ポジティブ心理学からの示唆 |
3 | 愛着(Attachment)理論からの示唆 |
● | 安定型(自己観:Positive、他者観:Positive) |
● | 拒絶型(自己観:Positive、他者観:Negative) |
● | とらわれ型(自己観:Negative、他者観:Positive) |
● | 恐れ型(自己観:Negative、他者観:Negative) |
4 | 職場学習論からの示唆 |
5 | 知識創造理論(SECIモデル)からの示唆 |
● | 共同化(Socialization) |
● | 表出化(Externalization) |
● | 連結化(Combination) |
● | 内面化(Internalization) |
6 | 弱いつながりの、驚くべき強さについて |
7 | 生き方の知能指数::SQ(Social Intelligence Quotient)について |
8 | 「縁」について考えてみる |
● | 共通する語彙数(V):話が通じること |
● | 合意数(A):話が合うこと |
● | 共有体験ファクタ(F) |
● | 「縁」はどこからやってくるのか |
9 | 会社は誰のものか? |
| コラム 明るく楽しい職場は、経営上の問題を隠すか |
第3章 | ご機嫌な職場のつくり方 -「職場コミュニティー」開発の実践 |
1 | マネジメント層の意識改革を目的とした、職場コミュニケーション研修の設計と実装 |
● | 学習とは何か |
● | 学習が起こる「よい場」の条件を意識する |
● | ケラーのARCSモデルを意識する |
● | 職場コミュニケーション研修の感想サンプル |
2 | 非公式コミュニケーションの活性化を目的としたICTの導入と運用 |
● | 読書の重要性に関する前提 |
● | 読書手当支給の旧運用フロー |
● | 書評投稿数・利用者数の増加に向けて |
● | 読書する文化の構築に向けた打ち手 |
● | 社内ミニブログ(Yammer)の活用 |
● | 新運用フロー |
3 | 職場コミュニティーを発展させる、失敗しない懇親会のデザイン |
● | そもそも、飲み会は楽しいのか? |
● | 懇親会の参加メンバーについて |
● | メールの存在が、懇親会の重要性を高めている |
● | 懇親会のデザイン |
● | 懇親会のデザインのモジュール構造 |
● | 懇親会のデザインにおける政治的な注意事項 |
4 | 職場における非公式コミュニケーションを活性化させるための、愛着スタイル別対応 |
● | 安定型(自己観:Positive、他者観:Positive) |
● | 拒絶型(自己観:Positive、他者観:Negative) |
● | とらわれ型(自己観:Negative、他者観:Positive) |
● | 恐れ型(自己観:Negative、他者観:Negative) |
5 | 従業員に愛されるファミリー・フレンドリーな企業を目指して |
6 | コミュニケーション活性化を意図した、オフィス・レイアウトの設計 |
● | フリーアドレスの問題点 |
7 | 対話が起こるオフサイト・ミーティングを推奨する |
● | 課題解決型の合宿(一歩進んだオフサイト・ミーティング) |
8 | クラブ活動の活動状況把握と支援 |
● | スポーツ系 |
● | 文科系 |
● | 課長会、同期会、県人会 |
9 | 社内報を活用した「明るい職場づくり」への意識改革 |
● | 恒例の経営方針発表会+懇親会、ついに450人規模に |
● | 明るい職場を育てるための懇親会とは |
● | 部活動というコミュニティー |
● | 懇親会の満足度は71% |
| コラム 読書の重要性について(テレビとの比較として) |
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| おわりに |
| 主な参考図書 |
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