ソーシャルメディア進化論
ソーシャルメディア進化論
著者:武田隆
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2011/7/29
Amazon商品の説明より
『ソーシャルメディア進化論』
「インターネットの心あたたまる関係」と「収益化」は果たして両立しうるのか?
私たちは人類史上、最もお互いにつながり合っている時代を生きている。
フェイスブック、ツイッター、ミクシィ、個人ブログ……。日々拡張を続けるソーシャルメディアは、いまや日本国内だけでも7000万人近くが利用しているといわれる。
◆
ソーシャルメディアまるで広大なジャングルのようで、油断をすると迷ってしまう。
そこで本書ではまず、「拠りどころ」を縦軸に、「求めるもの」を横軸にとったマトリックスでソーシャルメディアを4タイプに分類し、それぞれのサービスのメリットとデメリットを明快に整理する。
いわば「ソーシャルメディアの地図」とでもいうべきこの分類は、インターネット上で急速に規模を広げつつあるコミュニティの本質を知るうえでの起点となる。
個人から企業の側へと目を転じると、フェイスブックやツイッターといったソーシャルメディアを自社のPRに活用する企業の数は日を追うごとに増している。しかし、それが収益化につながっているかといえば、苦労のわりに効果が上がっていないことがほとんどである。
本書では、花王、ベネッセ、カゴメ、レナウン、ユーキャンなど約300社を支援してきた実績をもとに著者が12年の歳月をかけて独自に確立したソーシャルメディア・マーケティング手法を紹介。収益を伴う消費者ネットワークの構築手法を公開するのは、本書が初となる。
◆
インターネットの中で互いにつながり合い、日々小さくなっていく私たちの社会。ソーシャルメディアは社会・メディア・消費のそれぞれにどのような変化をもたらしていくのだろうか?
本書には、その問いかけに対する回答がすべて詰まっている。
目次
序章 | 冒険に旅立つ前に |
| インターネットにつながる |
| 時代の変化 |
| 企業にとってのソーシャルメディア |
| インターネットの衝撃 |
| 冒険に旅立つ前に |
第1章 | 見える人と見えない人 |
| 企業コミュニティの実験 |
| 消費者レビューの力 |
| CM効果の失墜、その後 |
| 消費者の求めるもの |
| 子育てコミュニティ |
| 見える人と見えない人 |
| スモールワールド |
第2章 | インターネット・クラシックへの旅 |
| インターネットの誕生 |
| マルチメディアとの出会い |
| 0と1の可能性 |
| インターネットは冷戦から生まれた |
| 世界に広がる蜘蛛の巣 |
| 基盤となる構造 |
| 無名のヒーロー |
| 伝説のデモンストレーション |
| マルチメディアの誕生 |
| 使用の目的 |
| 生み出されるもの |
| インターネットが育った時代 |
| カウンターカルチャーの戦い |
| 消費システムへの対抗策 |
| 私でなければならない理由 |
| 1984年 |
| 贈与贈答のコミュニケーション |
| もうひとつの要素 |
第3章 | ソーシャルメディアの地図 |
| 地図を描くにあたって |
| 現実生活と価値観のソーシャルメディア |
| 実名性と匿名性 |
| 現実生活のソーシャルメディアの利点 |
| 価値観のソーシャルメディアの利点 |
| 情報交換と関係構築のソーシャルメディア |
| 情報交換のソーシャルメディアの利点 |
| 関係構築のソーシャルメディアの利点 |
| ソーシャルメディアの4象限 |
| 現実生活と関係構築のソーシャルメディアの問題 |
| 情報交換と現実生活のソーシャルメディアの問題 |
| ツイッターとフェイスブック |
| 情報交換と価値観のソーシャルメディアの問題 |
| 市民の注目が経済になる |
| マイノリティ以前の孤独 |
| グーグルのアキレス腱 |
| 価値観と関係構築のソーシャルメディアの問題 |
| 人間交際メディア、または社交的メディア |
| 化に対する処方箋 |
第4章 | 企業コミュニティへの招待 |
| 企業に注目する理由 |
| 企業に集まる想いや意志 |
| 企業に期待される役割 |
| 現実生活の企業コミュニティ |
| 価値観と情報交換の企業コミュニティ |
| 企業コミュニティのスタート地点 |
| 企業サイト進化の歴史 |
| 場所の感覚 |
| 龍安寺の石庭 |
| 思いやり空間とみんなの空間 |
| ハレとケのバランス |
| 荒れを抑える |
| 荒れにまつわるさまざまな対応 |
| ファンをもてなすために |
| PDCAサイクルを回す |
| 開発室の思い出 |
| 役割を設定する |
| 報酬を設定する |
| ネットワークのハブ |
| サポーターの影響力 |
| サポーターの育て方 |
| モデレーターの役割 |
| 担当者の役割 |
| 企業コミュニティの存在意義 |
| 隔絶に架ける橋 |
| 企業コミュニティの挑戦 |
| 企業コミュニティの費用負担 |
第5章 | つながることが価値になる・前編 |
| ある年の忘年会 |
| ライフタイムバリュー |
| 活性を計る指標 |
| 新たなミッション |
| 希望の星 |
| ロングテールへの対応 |
| 心を動かすメッセージ |
| ドクターシーラボの挑戦 |
| インターネットらしいマネタイズ |
| 短期施策への対応 |
| 週刊アスキーの挑戦 |
| マスメディアとソーシャルメディア |
| 小売りとソーシャルメディア |
| ぬくもりのレコンキスタ |
| レナウンの挑戦 |
| カゴメの挑戦 |
第6章 | つながることが価値になる・後編 |
| マネタイズの塔の内壁 |
| 顧客関係性マップ |
| 地図だけでは売れない |
| 言葉に宿るリアリティ |
| ビジネスモデルの誕生 |
| 利休の茶室 |
| 立場の制約 |
| 空間の制約 |
| 時間の制約 |
| 信頼関係が引き出す本音 |
| モニターに訪れる変化 |
| マーケターに訪れる変化 |
| ベネッセの挑戦 |
| サポーターの役割 |
| 企業コミュニティの醍醐味 |
| 経営の縮小モデル |
| 担当者の活躍 |
終章 | 希望ある世界 |
| 再び、見える人と見えない人 |
| 見える人のマーケティング |
| オーガニック・マーケティング |
| テイラーメイドとグローバリゼーション |
| バタフライ・エフェクト |
| スモールワールドへのパスポート |
| ラブ・アンド・ピースを想う |
| 希望ある世界 |
| 未来に向けて |
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| 謝辞 |
| 参考文献 |
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