ロングエンゲージメント
なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか
ロングエンゲージメント
著者:京井 良彦
出版社:あさ出版
出版日:2010/12/24
Amazon内容紹介
『ロングエンゲージメント』
なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか
もう「シゲキ的!」では人は買わない。Twitter、ブログ、Facebook、YouTube、Google…ソーシャルメディア時代を生き抜くために知っておくべきこととは。現役広告マンが書いたソーシャルメディア時代のマーケティング論。
出版社からのコメント
現役の電通のスーパーバイザーの語るソーシャルメディア時代のマーケティング論。 広告業界、マーケティング業界大注目、必読の一冊! 電通とFacebookが業務提携を発表。電通マンの書いたソーシャルメディア本である本書はますます関心を集めています!
目次
| プロローグ カンヌ国際広告祭で受け取ったメッセージ |
| 「世界をつなげた」26歳の若者 |
| 商品をセールスしない広告 |
| カンヌが提示した広告の未来 |
| 今なぜ、ロングエンゲージメント発想が必要なのか |
第1章 | 広告のアテンション獲得競争はもはや限界を迎えている |
1 | 近未来には広告地獄が待っているのか |
| 映画「ブレード・ランナー」に見る広告地獄の世界 |
| 今朝の広告をどれくらい覚えているか? |
| 人間の消費可能量をはるかに上回る情報量 |
2 | 広告のアテンションとクリエイティブの関係 |
| 広告の目的=アテンション獲得は正しいのか? |
| 手法を駆使してもアテンションされない理由 |
| 何のためのクリエイティブか? |
3 | 広告の役目は残っているのか |
| グーグルが変えた広告の定石とは |
| あなたの行動がアマゾンの広告となっている |
| グーグルとアマゾンが合併すると広告はどうなるのか? |
| 映画「マイノリティ・レポート」が描いた究極のレコメンド広告 |
| 広告がアートになる日がやってくる!? |
第2章 | ソーシャルメディアは生活者の何を変えるのか |
1 | ソーシャルメディアとは何か |
| そもそも人間は「ソーシャル・アニマル」である |
| ソーシャルメディアが浸透するまで(日本のソーシャルメディアの変遷) |
2 | TwitterとFacebookが世界をつなげる |
| Twitterの登場でコミュニケーションは違う次元に |
| Facebookが世界をつなげた |
| ソーシャルグラフからオープングラフへ |
| ソーシャルメディアで変わった生活者たち |
| 誰もが情報発信をする時代に |
| 生活者同士がつながった ~情報選択の主導権は受け手側に |
| 何が「情報」なのかは人によって違う |
| 政府も企業も生活者も同じ生態系でつながっている |
第3章 | 「共感」コミュニケーションの時代へ |
1 | アテンションの獲得から共感の獲得へ |
| モノの価値・情報の価値が下がっている |
| 情報は「共感」で選ばれるようになる |
| 広告コミュニケーション=共感の獲得へ |
| 共感はビジネスの原理をも変える |
2 | 「共感」をもたらす3つの要素 |
| これからの人間の資質とは? |
| 「共感」は何がきっかけで生まれるのか |
3 | 新しいモチベーションで行動する生活者 |
| 生きがい、やりがいが原動力 |
| 「繁栄に貢献したい」 |
| 情報テクノロジーは人に人間らしさを取り戻す |
| サスティナビリティ(持続可能)なコミュニケーションへ |
第4章 | ロングエンゲージメント・コミュニケーションが新しい関係を作り出す |
1 | ロングエンゲージメントという発想へ |
| 企業の人格を形成する企業哲学 |
| 生活者はターゲットからパートナーへ |
| 心を虜にするエンゲージメント・マーケティング |
| 新しいモチベーションに応える |
2 | ロングエンゲージメント・コミュニケーションの実際 |
| ロングエンゲージメント・コミュニケーションに必要な3つの要素 |
| ① Philosophy:企業哲学を共有するコミュニケーション |
| 事例1 アップル「Think Different(人と違った考えを)」 |
| 事例2 ザッポス「POWERD BY SERVICE(サービスが原動力)」 |
| ② Participation:生活者参加型コミュニケーション |
| 事例1 ゲータレード「Replay(勇気と感動の共有)」 |
| 事例2 ハイネケン・イタリア「Auditorium(興奮の共同体験)」 |
| ③ Dialog:生活者との対話によるコミュニケーション |
| 事例1 ベストバイ「TWELPFORCE(サービスの最終形態)」 |
| 事例2 サウスウエスト航空「社員のTwitter活用(ネット炎上の未然防止)」 |
3 | 広告はどんどん見えなくなっていく |
| 広告の境界線がなくなる |
| 「見えない広告」ほど機能する |
| 「瞬発力」の広告から「持続力」の広告へ |
第5章 | 広告はハピネスを与えるもの |
1 | 広告に求められる社会への貢献 |
| 広告は目的も問われている |
| 「社会をより良くしていく」広告コミュニケーション |
| 事例1 ペプシコ「Pepsi Refresh Project」 |
| 事例2 ナイキ「LIVE STRONG」 |
| 事例3 フォルクスワーゲン「The Fun Theory」 |
| マーケティングは戦争論という考えを見直す |
| 「小さな政府」は広告に期待している |
2 | 社員が企業ブランドを作る時代 |
| 企業ブランドは社員の個性の集合体 |
| 顧客第二主義、従業員第一主義 |
| 『学問のすゝめ』に見るブランド作りの原点 |
3 | 人間らしいコミュニケーションへ |
| 最新ツールを使うことが目的ではない |
| 本性に反しない当たり前のコミュニケーションとは? |
| 人間の本性は「善」に向かっている |
| 広告は生活者に「ハピネス」を与えるものでなければならない |
| 広告の次の姿とは―― |
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| 『ロングエンゲージメント』刊行に寄せて |
| 「声が大きな人」の時代が終わる 佐藤尚之(サトナオ・オープン・ラボ) |
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| おわりに |
| 参考文献 |
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Training Information
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