ムーンショット デザイン幸福論
ムーンショット デザイン幸福論
著者:奥山 清行
出版社:
武田ランダムハウスジャパン
出版日:2010/12/23
Amazon内容紹介
世界から日本を見つづける、国際的デザイナー奥山清行。
幸福を探すデザインの旅はつづく。
「ものづくり」から「ことづくり」へ
アポロ計画以降、<ムーンショット>という言葉は、熱き挑戦者たちの心のシンボルとなった。
奥山スケッチブックの中身、目くるめく
デザイン・フラッシュの数々、本邦初公開。
(商品の説明)
本書でも触れてますが、これからはエクスペリエンス・デザインが求められる時代ではないでしょうか。
簡単に言ってしまえば「ものづくり」から「ことづくり」。これには良い先例があります。ipodがその地位を奪うまで30年近く若者の音楽文化を支えたウォークマンです。「もの」としては新鮮味がなくても、「使い道」がまったく新しいこと。それがエクスペリエンス・デザインです。これからのデザイナーは「もの」をデザインしているだけではダメだと思います。
日本は依然として低迷してますが、ひとりでも多くの人がムーンショットの気持ちを抱き、「夢」を信じ、語るようになれば再び日本のものづくり、ことづくりは光り輝くことになるでしょう。
この本がそれにわずかでも寄与できればこの上ない喜びです。
また、この本には僕のスケッチブックから50点程のデザイン・スケッチが紹介されてます。中でもお勧めはフェラーリカリフォルニアを開発していた頃のスケッチです・・・懐かしい・・・どうぞ、文章だけでなくスケッチも楽しんでください!
奥山清行
目次
| はじめに |
PRAT.1 | 僕が出会った幸福な人たち |
| 【ハルム・ラガーイ】一緒に歴史をつくろうよ |
| 【アンドレア・ピニンファリーナ】鳥肌が立った言葉 |
| 【セルジオ・ピニンファリ―ナ】美しいものを追求する理由 |
| 【ダビデ・アルカンジェリ】執念が生んだシンプル・デザイン |
| 【フェラーリの職人たち】まさに神業 |
| 【カロッツェリアの職人たち】最新技術と職人芸を両立させて |
| 【フリーマン・トーマス】遂に実を結んだ“キッチン・カー” |
| 【ジェームズ・ダイソン】紙のモックアップに語らせる |
| 【同級生たち】世界の自動車業界で活躍 |
| 【尊敬する人とライバル】自分自身を常にライバルと考える人たち |
| 【ビートたけし】全力で朝まで遊ぶ姿勢 |
PART.2 | モノと人の「幸福な関係」 |
| 子供の頃からフェラーリが好きだった |
| 「ブランド」との正しい付き合い方 |
| 粘土とエポウッドの違い |
| 「機械式腕時計」の魅力 |
| 昔のデザイナーとの対話 |
| iPhoneを使って思うこと |
| 電気自動車時代のカーデザインとは |
| 「作る楽しさ」の変質 |
PART.3 | 「幸福な仕事」のキーポイント |
| 人の褌と自分の褌 |
| 後世まで残るブランド |
| 2つの幸せを両立させる |
| 動き続けて得るものと失うもの |
| 異文化の衝撃と拒否反応 |
| 「国際化」の意味 |
| チューインガム商品群 |
| ムダに見えてもムダじゃない |
| 質より量 |
| 悩みはものづくりの肥料 |
| デザインの意味合いが変わる |
| 「ひとり占め」は成功しない |
| 「言葉」と仕事 |
PART.4 | 幸福を実現するためのプロジェクト |
| 「アート」と「デザイン」が逆転している |
| 「ダヴィンチ・プロジェクト」が目指すもの |
| エクスペリエンス・デザイン |
| 物質的豊かさから文化的豊さへ |
| 真似のできないものづくり |
| クリエイティブ・クラスの現場職人 |
| 自分がないから信念がない |
| 「平等」と「均質」を混同するな |
| 未来と自分と向き合う |
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| エピローグ 幸福なデザイン |
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