| プロローグ |
| 何がサムスンを最高にしたか |
| ハーバードの経営大学院も注目するサムスン/サムスンは人材を経営する/人事部長から見たサムスンの力 |
第1章 | サムスンの人材経営戦略 |
| ―サムスンは人材をつくり人材はサムスンを成長させる |
1 | 奇跡を起こすサムスンの人材経営 |
| サムスンはミステリーな企業だ/サムスンを動かす経営者精神/サムスン・ミステリーの正体/サムスンは人材を、人材はサムスンを目指す |
2 | 錦鯉人材論 |
| 人材づくりの秘訣が込められたビデオ/錦鯉の誕生/錦鯉の名品をつくれ/サムスンは錦鯉のような人材を求めている |
3 | サムスンは戦略的に人材をマネジメントしている |
| 人材を育てないのは罪悪である/サムスンの人材育成は戦略的で体系的である |
4 | 成功の秘訣はリーダーシップにある |
| 「ベン・ハー」からリーダーシップを学ぶ/何よりもリーダーシップが重要である |
5 | 核心的リーダーを育てよ |
| 事業のリーダーを養成するサムスンの超一流教育/たえずリーダーシップについて研究する |
6 | サムスンの底力は「地域専門家制度」にある |
| 他に例を見ない独自の専門家育成制度/サムスンの情報力はFBIレベル/サムスンマンが最も好む制度 |
7 | 成果に対する褒賞が確実 |
| 成果のあるところに褒賞あり/新入社員とは信じられない大変な額の年俸/金はたくさんもらうが、彼らも疲れている |
8 | サムスンだけがつくれる特別な組織、超一流の人材 |
| 組織力で動くサムスン/10名の精鋭メンバーのタイム・マシン・チーム/会社はいかなることにも干渉しない限界挑戦チーム/最高のデザインを経営するCNBチーム/ワールドプレミア製品の根幹はデザインである/サムスンの超特級人材・未来戦略チーム |
9 | サムスンはこうして人材を引き寄せる |
| 核心的事業には核心的人材が必要である/社内公募制で人材選抜/サムスンの精神は徹底して共有 |
10 | サムスンは自らサムスンの技術人材をつくり出す |
| サムスン工科大学、社内大学で初の博士を出す/人材と技術を基礎にして・・・/学業のレベルは既製の大学とは比べものにならないほど高い |
第2章 | サムスンの成功戦略 |
| ―サムスンで昇進し成功した人たち |
1 | サムスンで成功した人たちの共通点は何か |
| サムスンでは財務通が成功する/サムスンではライトピープルが成功する/サムスンではT型人材が成功する/サムスンでは人間味ある者が成功する/サムスンでは推進力のある人が成功する/温かいカリスマ性を備えよ |
2 | サムスンマンは退社後に何をするのか |
| サムスンの退社後が気がかりだ/早く出勤し、早く退社せよ/サムスンはいつも教育中/上司との1対1の評価 |
3 | 入社したが成長できない人たち |
| 中途退社対象の第1位はどんな人たちなのか/入社して誰もが成長するわけではない/サムスンは業績ではなく力量を重要視する/競争を喜ぶ人だけがサムスンでは生き残る |
4 | サムスンで昇進するには段階と順序がる |
| 職場で最も楽しいときはいつですか/昇進にも段階がある/組織の長は柔軟性があるべし/昇進しようとすればポイントを積み上げよ |
5 | サムスンで昇進する人はここが違う |
| サムスンは徹底してサムスンマンを求める/「知行用訓評」を実践せよ |
6 | サムスンで最高の経営者の夢を成し遂げたいなら |
| 生まれながらの才能に後天的学習が加えられなければならない/自分の強みを発見せよ/最高経営者になろうとするなら、長期的な計画をもって取り組め/自分の強みが最高経営者をつくる |
7 | サムスンの社長団は彼らだけの共通点がある |
| サムスンの社長団は1等を目指す執念が強い/サムスンの社長団は人材経営の哲学をもっている/サムスンの社長団は変化と革新を主導する/サムスンの社長団は技術を重視する/サムスンの社長団は実力とプロ意識をもつ専門家/サムスンの社長団はグローバルマインドがある/サムスンの社長団はコーチングリーダーシップを発揮する/サムスンの社長団は現場を重視する/サムスンの社長団は自己管理が徹底している/サムスンの社長団は全員が会社の主人だ |
第3章 | サムスンの採用戦略 |
| ―サムスンは超一流の人材を求める |
1 | サムスンはいかなる人びとを採用するのか |
| サムスンの採用の歴史を見る/サムスンに合う人材はサムスンが直接評価する/サムスンにはおいそれと入れない |
2 | サムスンが選ぶ人材はここが違う |
| ゴールドカラーが時代をリードする/コードが合う人材 |
3 | 去って行った人も必要とあれば再起用せよ |
| 核心的人材が去ろうとしているとき/去ろうとする人を絶対に引き止めない?/実力さえあれば三顧の礼をもってしても問題ではない |
4 | 核心的人材を養成するサムスンの人材士官学校 |
| 新入社員を核心的人材につくり上げる所/教育が超一流企業をつくる/サムスンの人力開発院には院長がいない? |
5 | 超一流を目指す新入社員になれ |
| どきどきした入社の初日/サムスンマンのパワー、ここにあり |
6 | サムスンの教育担当者は一味違う |
| サムスンの教育担当者は「スピリチュアルリーダー」だ/サムスンの教育担当者は「プロデューサー」だ/サムスンの教育担当者は「コーチングリーダー」だ/サムスンの教育担当者は「チアリーダー」だ/サムスンの教育担当者は「パフォーマンスコンサルタント」だ |
第4章 | サムスンは取り残された人もマネジメントする |
1 | 頭の痛い人を扱うサムスンマンの特別ノウハウ |
| 組織にはいろいろな人が集まっている/取り残された人を管理するサムスンマンの対処法/メンタリングでは上司より指導先輩の方がよい/私がコーチングした「5分前」の後輩/後輩に誇りを育んであげよう/取り残された人びとを扱うもう1つの方法 |
2 | サムスンが育てる人材、見捨てる人材 |
| サムスンはこういう人材を育てる/サムスンはこんな人間を見捨てる |
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| エピローグ |
| 新しい人材経営のために |
| 解説 |
| サムスンはいかにしてトップに立ったか/勝利の鍵はトップダウン経営と人事にあり/日本はなぜ敗北したのか/サムスンはこれからが正念場 |
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| 訳者あとがき |