マーケティング
New Liberal Arts Selection
マーケティング
著者:
池尾 恭一/青木 幸弘
南 知惠子/井上 哲浩
出版社:有斐閣
出版日:2010/5/1
Amazon商品の説明より
マーケティング(New Liberal Arts Selection)
●消費者行動からマーケティングの理論と実践をこの一冊で!
消費者行動と市場分析の手法を丁寧に説き起こし,マーケティング・マネジメント,企業戦略とマーケティング戦略から,新たなマーケティングの展開,企業と社会のつながりまでを網羅。学生,ビジネス・スクール生はもちろん実務にも有用な1冊。
インターネットの普及は、消費者にかつてないほどの情報と選択肢をもたらしている。劇的な環境変化や技術革新のもとで、今後も消費者はその購買行動を激しく変化させていくだろう。消費者が厳しい選択の目を持って購買行動を変化させている現代、その行動の本質を理解したうえで、様々なマーケティングを立案し実践することがきわめて重要となる。消費者行動を丁寧かつ詳細に解説し、それを基礎としてマーケティングの理論と実践の多様なトピックを網羅。関係性マーケティング、サービス・マーケティングなど、マーケティング戦略の諸側面も詳しく取り上げ、わかりやすく解説する。この一冊で、現代のマーケティングのすべてがわかる。
目次
| はしがき |
第Ⅰ部 | マーケティングとは |
第1章 | 現代マーケティングと市場志向 |
1 | マーケティングの考え方 |
2 | 交換とマーケティング |
3 | 顧客ニーズと市場提供物 |
4 | マーケティング・マネジメント |
5 | マーケティングと環境不確実性 |
6 | 本書の構成 |
第2章 | 企業戦略とマーケティング戦略 |
1 | 成長戦略の類型 |
2 | 資源配分とポートフォリオ分析 |
3 | 事業領域の定義 |
4 | 企業戦略とマーケティング戦略 |
5 | 戦略形成の考え方 |
6 | 戦略形成の枠組み |
7 | マーケティング戦略の役割 |
8 | 価値連鎖と価値ネットワーク |
第Ⅱ部 | 消費者行動の分析 |
第3章 | 消費者行動分析の基本フレーム |
1 | 市場の把握と消費者理解 |
2 | 消費者行動の分析レベル |
3 | 消費者行動に影響を与える諸要因 |
4 | 消費者行動の分析分析モデル |
第4章 | 消費者行動分析の歴史 |
1 | 消費者行動研究の源流と系譜 |
2 | 消費者行動研究の発展プロセス |
3 | 消費者行動研究の3つの系譜 |
4 | モチベーション・リサーチの系譜 |
5 | ブランド選択モデルの系譜 |
6 | 消費者情報処理理論の系譜 |
第5章 | 消費行動と消費パターンの分析 |
1 | 分析単位としての家族・家計 |
2 | 消費者行動の分析フレームワーク |
3 | 消費者行動の3つの分析アプローチ |
4 | 消費様式の選択メカニズム |
5 | 消費プロセスの変容と市場への影響 |
第6章 | 購買行動と意思決定プロセスの分析 |
1 | 消費者選択の階層性 |
2 | 購買行動の分析フレームワーク |
3 | 購買意思決定プロセスの諸段階 |
4 | 購買意思決定プロセスの変容 |
5 | 購買行動状況の諸類型 |
第7章 | 知識構造と関与水準の分析 |
1 | 情報処理と記憶のメカニズム |
2 | 知識と関与の分析フレーム |
3 | 消費者知識の構造的側面 |
4 | 消費者関与の水準と効果 |
第8章 | 消費者データの収集と分析 |
1 | 消費者行動とマーケティング・リサーチ |
2 | 問題の設定 |
3 | リサーチ・デザインの決定 |
4 | データ収集方法・形式のデザイン |
5 | 標本デザインとデータ収集 |
6 | データ分析と解釈 |
7 | 調査報告書の準備 |
第9章 | 消費者行動把握における定性調査法 |
1 | 定性調査の概要 |
2 | 定性調査の目的と分類 |
3 | 直接法 |
4 | 間接法 |
5 | 新しい定性調査法 |
6 | 定性調査法の今後の課題 |
| 第Ⅱ部 文献案内 |
第Ⅲ部 | 競争環境と流通環境 |
第10章 | 競争環境の分析 |
1 | マーケティングをとりまく環境 |
2 | マーケティング・マクロ環境 |
3 | マーケティング競争における脅威 |
4 | 競争の構造と戦略グループ |
5 | 競争地位別戦略 |
6 | 市場の定義 |
第11章 | 流通環境の進展 |
1 | マーケティングと商業 |
2 | 小売業と小売競争の特質 |
3 | 小売業態の動態 |
4 | 卸売流通の介在 |
5 | インターネットによる影響 |
6 | 小売構造 |
| 第Ⅲ部 文献案内 |
第Ⅳ | マーケティング戦略の策定 |
第12章 | 市場細分化と標的設定 |
1 | 需要の多様性と市場細分化 |
2 | 市場細分化の例 |
3 | 市場細分化の基準 |
4 | 市場細分化のへの制約 |
5 | 市場対応戦略 |
6 | 市場対応戦略の規定要因 |
7 | 市場細分化と購買利便性 |
8 | 個別対応型マーケティング |
第13章 | 新製品開発 |
1 | 新製品開発の難しさと新製品開発過程 |
2 | 市場機会の発見 |
3 | 新製品のデザイン |
4 | 製品のテスト |
5 | 導入計画とライフサイクル管理 |
6 | 新製品開発における課題 |
第14章 | 製品ライフサイクル |
1 | 製品ライフサイクルの概要 |
2 | 導入期のマーケティング戦略 |
3 | 成長期のマーケティング戦略 |
4 | 成熟期のマーケティング戦略 |
5 | 衰退期のマーケティング戦略 |
6 | 製品ライフサイクルに関するその他の側面 |
| 第Ⅳ部 文献案内 |
第Ⅴ部 | マーケティング意思決定 |
第15章 | 製品政策:顧客価値のデザイン |
1 | 顧客価値の創造と製品開発 |
2 | 製品開発と脱コモディティ化 |
3 | 顧客価値の次元と構造 |
4 | 経験価値の視点と枠組み |
5 | 新たな顧客価値のデザイン |
6 | 顧客との価値共創を目指して |
第16章 | ブランド政策:ブランド構築の枠組み |
1 | ブランド構築の意味と意義 |
2 | ブランド構築のための基本デザイン |
3 | ブランド要素の選択と統合 |
4 | ブランド・コミュニケーションと接点管理 |
5 | ブランドの育成・強化とブランド力の活用 |
|
第17章 | 価格政策 |
1 | マーケティングにおける価格設定の意義 |
2 | 価格規定要因としての費用 |
3 | 価格規定要因としての需要 |
4 | 競合・代替品のなかでの価格設定 |
5 | 価格設定の規定関係 |
6 | マーケティング戦略のなかでの価格設定 |
7 | セグメント別価格設定 |
8 | 製品ラインの価格設定 |
9 | 補完品やバンドル製品の価格設定 |
10 | トラフィック・ビルダーの役割 |
第18章 | プロモーション政策:マスコミュニケーションとパーソナル・コミュニケーション |
1 | マーケティング・コミュニケーションの考え方 |
2 | コミュニケーションの目標 |
3 | コミュニケーションの受け手の分析 |
4 | コミュニケーションの送り手の分析 |
5 | 販売促進戦略 |
6 | 統合型マーケティング・コミュニケーション戦略 |
7 | パーソナル・コミュニケーション |
第19章 | マーケティング・チャネル政策 |
1 | マーケティング・チャネルの基本問題 |
2 | マーケティング・チャネルの選択 |
3 | マーケティング・チャネルの管理 |
4 | 延期と投機理論 |
| 第Ⅴ部 文献案内 |
第Ⅵ部 | マーケティング戦略の諸側面 |
第20章 | サプライチェーン・マネジメント |
1 | サプライチェーン・マネジメントとは |
2 | 効率的な管理システム |
3 | 在庫とリードタイムの管理 |
4 | 企業間協働関係 |
5 | 需要変動へのマーケティング対応 |
第21章 | 関係性マーケティング |
1 | 関係性マーケティングが登場した背景とその重要性 |
2 | 関係性マーケティングの概念定義と説明論理 |
3 | 関係性マーケティング戦略 |
4 | CRM |
第22章 | ビジネス・マーケティング |
1 | ビジネス・マーケティングの定義と分類 |
2 | ビジネス・マーケティングの特徴と購買意思決定モデル |
3 | 技術と製品開発 |
4 | 関係性コントロールと顧客関係構築戦略 |
5 | 営業戦略 |
6 | コミュニケーション活動 |
第23章 | サービス・マーケティング |
1 | サービス財の特徴 |
2 | サービスのマネジメント |
3 | サービスの知覚品質と評価尺度 |
4 | サービス財のマーケティング戦略 |
5 | インターナル・マーケティング |
6 | サービス・マーケティングと収益性 |
7 | サービス・ドミナント・ロジック |
第24章 | インターネット・マーケティング |
1 | 情報通信技術の発展とマーケティングへの影響 |
2 | マーケティング・リサーチへの影響 |
3 | 製品政策への影響 |
4 | 流通政策への影響 |
5 | 価格政策への影響 |
6 | マーケティング・コミュニケーション政策への影響 |
7 | 今後の方向性 |
第25章 | マーケティングにおける社会性と倫理性 |
1 | 企業の社会的責任とマーケティング |
2 | コンシューマリズム |
3 | ソーシャル・マーケティング |
4 | フィランソロピー |
5 | 地域貢献 |
6 | 環境保全のマーケティング |
7 | マーケティングに求められる新たな役割 |
| 第Ⅵ部 文献案内 |
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| 参考・引用文献 |
| 事項索引 |
| 人名・組織名索引 |
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| COLUMN |
1-1 | マーケティングの定義 |
2-1 | QBハウスのマーケティング戦略 |
3-1 | 顧客と市場の類型化 |
3-2 | 消えた19兆円?:変わる消費者の購買行動 |
4-1 | 1950年代の消費者行動研究 |
4-2 | インスタント・コーヒーを使うのは怠け者の主婦? |
4-3 | 心理学からの影響:行動主義から認知心理学まで |
5-1 | 個人化する家族、多様化する世帯 |
5-2 | 家計調査データからみた支出配分の実態 |
5-3 | 進む食の外部化 |
6-1 | 消費者空間行動の分析 |
6-2 | 夫婦間の共同意思決定 |
6-3 | 非補償型ヒューリスティクスの選択例 |
7-1 | 記憶区分と知識類型 |
7-2 | 知識の構造化とスキーマ |
7-3 | ケラーによるブランド知識構造の整理 |
7-4 | 製品関与とブランド・コミットメント |
7-5 | 精緻化見込みモデル |
8-1 | 非助成知名と現在使用との関係:陸[2009]より |
9-1 | 定性調査による隠れたニーズの発見例 |
10-1 | フィルム・ベースのアナログカメラから光学センサー・ベースのデジタルカメラへの変遷と、競争次元そして競争環境の変化 |
11-1 | 大型小売店規制 |
12-1 | ロングテール |
13-1 | 小林製薬株式会社:通称”ドロドロ開発” |
14-1 | ハードディスク・ドライブ産業の業界動態 |
15-1 | 「デザイン家電」と「子育て家電」 |
15-2 | ゲーム感覚という価値変換の視点:任天堂DSとWii |
16-1 | ブランド・エクイティ概念の登場 |
16-2 | ハーゲンダッツに見るブランド構築 |
16-3 | ロングセラー化とブランド拡張 |
17-1 | 日米におけるレクサスの価格設定 |
18-1 | 検索連動型広告 |
19-1 | PB(プライベート・ブランド)戦略 |
19-2 | メーカー・卸と小売業の協働型MDへの取り組み |
20-1 | ファスト・ファッション |
21-1 | イギリス食品小売業テスコのCRM戦略 |
22-1 | 企業間(BtoB)取引におけるブランディング |
23-1 | サービス産業における顧客満足度指数開発への取り組み |
24-1 | 日産自動車:TIIDA |
25-1 | フェリシモのハッピートイズ・プロジェクト |
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Training Information
おすすめ企業研修