プロフェッショナル・アントレプレナー
成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造
プロフェッショナル・アントレプレナー
著者:スコット・A・シェーン
出版社:英治出版
出版日:2005/8/31
Amazon商品の説明より
挑戦者の視点に立った「プロフェッショナル」起業論!
毎年、多くの人が起業し、新たなビジネスをスタートするが、成功するのは少数で、大半は失敗に終わる。いま、新規ビジネスを始めようという人は、自らに問わなければならない。「これは、勝てる戦いなのか」と。
世の中には数多くのビジネス書があふれているが、そこで語られているのは既に起こったことであり、その視点は既存企業の枠内にとどまっていることが少なくない。しかし、挑戦者に必要なのは、台頭する新勢力から自らを「守る」ための戦略ではない。これから市場に参入し、既存勢力に「勝つ」ための戦略なのである。
本書はそれを明らかにする。テクノロジーのS曲線、キャズム、イノベーションのジレンマ、収穫逓増などの概念を、あくまで挑戦者の視点に立ってとらえ、プロの起業家やベンチャー投資家の行動様式を「10の鉄則」として紹介。成長するビジネスチャンスの見極めや競争優位の構築法など、新規参入者が勝つために必要となる視座を明快に提示する。
新規ビジネス担当者、起業家、バイオやナノテクなど新産業の関係者など、新たなビジ
ネスに夢と情熱を抱くすべての人の必読書。
目次
| 日本語版 監修者のまえがき―矢野陽一朗 |
| 日本の読者の皆様へ―スコット・A・シェーン |
| はじめに |
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第1の鉄則 | 有利な産業を選ぶ |
1 | 実証データに目を向ける |
2 | 知識特性 |
3 | 需要特性 |
4 | 産業のライフサイクル |
5 | 産業構造 |
第2の鉄則 | 価値あるビジネスチャンスを発見する |
1 | ビジネスチャンスの源泉 |
2 | ビジネスチャンスの形―新しい製品やサービスにこだわるな |
3 | ビジネスチャンスのタイプとイノベーション |
4 | イノベーションが生まれる場所 |
5 | ビジネスチャンスに気づく |
第3の鉄則 | テクノロジーの進化を制する |
1 | テクノロジーの進化のパターン |
2 | フォスターのS曲線 |
3 | 支配的(ドミナント)デザインの役割 |
4 | 技術標準を理解する |
5 | 収穫逓増ビジネスの進化 |
第4の鉄則 | 本当の市場ニーズを発見し、それを満たす |
1 | 本当のニーズを発見する |
2 | 本当のニーズを満たす |
3 | 顧客の嗜好に関する情報を収集する |
4 | 新しい市場調査の必要性 |
5 | 絶対に必要なもの、あるとよいもの、不必要なもの |
6 | 競合よりも優れた代替品を提供する |
7 | マーケティングと販売のプロセスを理解する |
第5の鉄則 | 購入者の意志決定と、市場の力学を理解する |
1 | 購入者の特性 |
2 | 市場の力学を理解する |
第6の鉄則 | 既存企業の弱みにつけ込む |
1 | 既存企業はなぜ常勝するのか |
2 | ベンチャー企業がつけ込むことのできる既存企業の弱み |
3 | ベンチャー企業に有利なビジネスチャンス |
第7の鉄則 | 知的財産を管理する |
1 | コピーは簡単、しかも有害 |
2 | 秘密主義 |
3 | 特許を取得する |
第8の鉄則 | イノベーションの利益を専有する |
1 | 資源の支配を確保する |
2 | よい評判を確立する |
3 | 学習曲線 |
4 | 先発企業の優位性 |
5 | 補完的資産 |
第9の鉄則 | 最適な事業体制をとる |
1 | 事業構築のコスト |
2 | 市場参入を速める |
3 | 最高の能力を活用する |
4 | テクノロジーの特性 |
5 | 情報の問題に対処する |
第10の鉄則 | リスクと不確実性に対処する |
1 | 創業時の問題 |
2 | リスク軽減戦略 |
3 | リスクを転嫁する戦略 |
4 | リスクの認識に関する戦略 |
5 | リスクと不確実性に対処するためのツール |
6 | ステークホルダーに、リスクを負ってもよいと納得させる方法 |
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| 結び |
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