ビジネスニュース・セミナー情報・研修プログラム・コラム・講師プロフィール・インタビュー等、仕事をもっと楽しむための情報を発信

ホワイト企業

サービス業化する日本の人材育成戦略

ホワイト企業
ホワイト企業
著者:高橋 俊介
出版社:PHP研究所
出版日:2013/12/14

Amazon商品の説明より

『ホワイト企業』―サービス業化する日本の人材育成戦略

ブラック企業が人を使い捨てにする企業とすれば、ホワイト企業とは初期キャリアにおいて若者を成長させる企業、働きがいのある企業、さらには社会における雇用の質を向上させる企業といえるでしょう。ホワイト企業を、たんに退職率が低い企業、働きやすい企業と考えるのは、大きな誤りなのです。(「序章」より)

日本企業における雇用の質が、著しく劣化してきている。

ピラミッド型組織におけるタテ型OJTは崩壊し、ローテーション人事はもはや通用しない。

人を育てず使い捨てにする会社は「ブラック企業」と批判され、仕事にやりがいを見出せない若者は3年で退職してしまう……。

そんななかでも、20代が辞めずに生き生きと働く企業はたしかに存在した! スターバックスジャパン、サイバーエージェント、ベネッセ――こうした企業は、いったい何が違うのか。

人事・組織論の第一人者が、現代の日本企業が抱える問題点と対策を解き明かす。“ふつうに働く"ことが難しい時代に対応した人事モデルを提供する、人づくりの教科書。


目次

序章ブラック企業vsホワイト企業
二十代キャリアの質が低下した
なぜ若者は育たなくなったのか
OJTがうまくいかないからブラック企業が生まれている
「働きやすさ」より「働きがい」
注目すべき沖縄の状況
ヤマトの「うちなー化」
これからの人材育成企業のかたち
第Ⅰ部なぜ日本では二十代が育たないのか
第1章これまでの人材育成は通じない
企業のサービス業化が進んでいる
賃金格差が生じる理由
やりがいを見出せない二十代が辞めていく
成果主義が人材育成力を低下させたのか
コミュニケーションがとれない若者たち
第2章サービス業化した日本の課題
「個別性」と「専門性」が仕事を分化する
人材マネジメントの問題点
マニュアルにない事態にどう対応するか
単純労働化した鉄道運転士
拾うタクシーから選ぶタクシーへ
ホスピタリティ産業化したサービス業
スペシャリストからプロフェッショナルへ
サービス業はそもそも日本人に向いているのか
刷り込まれた規範的仕事観
赤穂浪士はなぜ仇討をしたのか
やりたい仕事がなければ働かなくてもいい?
第3章日本的発想からの脱却がホワイト企業をつくる
働きやすさも働きがいもないブラック企業
「人を大事にする企業」という美しい誤解
自律的な人材をどのように育てるか
叩き上げ管理職が抱える問題点
女性の雇用をどう考えるか
ドイツ型ワークシェアリングからオランダ型へ
社会を疲弊させる分業システム
モチベーションマネジメントの罠
人物評価の固定化が組織を硬直させる
第Ⅱ部会社を変える人材育成戦略
第4章人材育成力を高める取り組み
寄ってたかって育てる
シュミレーションが応用を生む
離職率を大きく下げたサイバーエージェント
アルバイトの質が高いスターバックスコーヒージャパン
若手看護師を定着させるには
ホワイト企業の評価基準
「働きがいのある会社ランキング」のつくり方
第5章ホワイト企業の条件
人材育成企業になる方法
1ビジョンと人材像の実質化
「あるべき姿」を定義する
求める人材をどのように活用するか
社員に徹底的に腹落ちさせる
2コミュニケーションを通じた人材育成
仕事やキャリアに悩む若手社員にどう対応するか
クレーム対応を重視しすぎない
共有体験が成長実感を生む
3仕事を通じた人材育成
必要な能力をどのように可視化させるか
若手社員の教育が上司を成長させる
成長を継続させるキャリアステップ
4職場育成機能を補完する人材育成投資
人材を定着させる仕組み
サービス内容を知らない従業員
リーダーとなる人材へのマネジメント教育
5人・仕事・キャリアへの取組み姿勢の形成支援
相互の社員を尊重できる環境づくり
多方面フィードバックが内省を促す
主体的なキャリア意識の形成
第6章社会として何ができるのか
経営者は地域で育てる
人材育成のプロをどう増やすか
認証制度がホワイト企業を見える化する
大学でのキャリア教育
プロフェッショナルを育てる仕組み
変わりゆく日本の人材育成
 
おわりに

Training Information

おすすめ企業研修