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人事と法の対話

新たな融合を目指して

人事と法の対話
人事と法の対話
著者:守島 基博/大内 伸哉
出版社:有斐閣
出版日:2013/10/9

Amazon商品の説明より

『人事と法の対話』―新たな融合を目指して

人事管理と労働法は敵対するものなのか。両者が協力して,人を幸せにする雇用のあり方を作ることはできないのか。「雇用の多様化」「解雇規制」等,話題のテーマを素材に,新たな人材マネジメントのあり方を人事管理と労働法の対話から考える。


目次

はしがき
session01人材を獲得するとき
1企業の採用行動
2エントリーシートと企業の採用活動
3採用拒否の理由開示
4職種別採用
5内定・内々定と学生の辞退
6インターンシップと試用期間
7中途採用や非正社員の採用
8無期雇用への転換規定のインパクト
9派遣労働者について
10「常用型派遣」の活用の可能性
session02正社員と非正社員の間
ゲスト イオン(株)グループ人事部長 二宮大祐
現場では
1イオンでの非正規雇用
2正社員への転換
3仕事の差・賃金の差
4新しい正社員像
5労働契約法の改正が及ぼす影響
6おわりに
鼎談をふまえて
1正社員の定義
2非正社員の正社員化
3多様な働き方と人事管理のこれから
session03公正な評価と納得できる賃金
はじめに
1日本の賃金制度の変容
2定期昇給と成果主義
3役割等級制とは
4降格の実情
5フレキシブルな人事
6人事管理からみた評価の公正さとは
7「給料」は何に対して支払われているのか
8年功型とは異なる賃金体系の可能性
session04人材を動かすとき
1人事異動は企業の自由な権限なのか
2人事が気にしていること
3異動拒否に対する制裁
4育成出向とリストラ出向
5職種転換を伴う異動
6営業譲渡・事業譲渡と人事異動
7出向-転籍の流れ
8人事異動とキャリア権
session05人材を育成するとき
ゲスト 株式会社ベネッセコーポレーション人財部組織人事課課長 澤 和宏
現場では
1ベネッセの人材育成・能力開発
2自由と自己責任の問題点
3二〇〇九年の制度改正
4キャリアの自律の保障
5ワーク・ライフ・バランスと能力開発
6従業員の二極化と能力開発
7モチベーションの考え方を変える
8そもそも「キャリア」とは何を意味するのか
鼎談をふまえて
1人事制度が持つ従業員へのメッセージ
2自律的な能力開発は無理か
3人事管理の個別化と公平さ
4能力開発の責任転嫁
5誰が能力開発の主体であるべきなのか
session06ワーク・ライフ・バランス
1そもそも「ワーク・ライフ・バランス」とは?
2「労働時間」から考えてみる
3「休み」から考えてみる
4「育児・介護」から考えてみる
5あるべき「ワーク・ライフ・バランス」像
6育児・介護休業取得者の処遇について
7「ワーク・ライフ・バランス」はどうやって進めるべきか
8企業性善説と企業性悪説
session07メンタルヘルスと産業医の役割
ゲスト 東京大学大学院医学系研究科 教授 川上憲人
現場では
1産業医とは
2メンタルヘルス問題
3精神的障害と安全配慮義務
4ストレスの過重性―誰を基準とするか
5産業医のスタンス
6長時間労働者へのケア
7労働安全衛生法改正案
8メンタルヘルス問題に企業はどう取り組むべきか
9産業医の労使関係内での位置づけ
鼎談をふまえて
1企業のやるべきこと
2産業医への期待
session08退職のマネジメント
1解雇のルール―労働契約法一六条
2能力不足の従業員への対応
3退職のマネジメント
4整理解雇の法理
5有期雇用の雇止めの制限
6納得に基づく退職
7事業部門の閉鎖と人材整理
8解雇ルールは明確なほうがよいのか
9解雇の金銭解決
10人事の敗北
11懲戒解雇も穏便に
12メンタルヘルス問題と解雇
13休職・休業と解雇
14顔の見える人事と法
15リテンションの問題
session09高年齢者の雇用
1二〇一二年高年法改正の影響
2二〇〇六年改正のころ
3定年の二つの機能
4「五年」耐えられるか
5四〇歳定年論
6若年者雇用への影響
7人事管理全体への影響
session10労働紛争の解決
1労働組合法には意味がない?
2最近の傾向
3協調路線の弊害
4労働組合は雇用さえ守れればよいのか
5組合は再生できるのか
6労働者の不満と組合
7社会組織としての組合の姿
8闘うためのノウハウと労働法教育
9紛争解決手続への評価と実務でのマネージ
10Voice and Exit と組合
11組合は人事管理の敵か
session11グローバル化で問われる日本の人事
ゲスト コマツ 顧問 日置政克
現場では
1コマツのグローバル化の歴史
2多様性のある人材の管理と育成
3海外の人事管理を経験して
4人事の現地化のすすめ
5グローバル化と日本の人事システム
6グローバル化の中での人事管理の課題
7日本の労働法のパターナリズム
8人事部と労働法
9人事の仕事の本質
鼎談をふまえて
1人事の原則と応用
2それぞれの「公正さ」、「幸せ」
3「幸せ」を与えるのは人事の仕事
session12対談を振り返って
1新たな区分
2人事の腕の見せどころ
3人材の解雇・活用・入替え
4最後に
 
あとがき
事項索引

Training Information

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