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日本の人事は社風で決まる

出世と左遷を決める暗黙知の正体

日本の人事は社風で決まる
日本の人事は社風で決まる
著者:渡部 昭彦
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2014/2/15

Amazon商品の説明より

『日本の人事は社風で決まる』出世と左遷を決める暗黙知の正体

大手銀行、セブン-イレブン、楽天で人事部長、人事担当役員などを歴任した著者の結論。それは「日本の人事は社風で決まる」ということ。

「成果主義」「目標管理制度」「コンピタンシー評価」「360度評価」などの裏側にある、人事部だけが知っているロジックを明らかにしたうえで、どんな人事制度であっても、結局は社風にあった人物が評価され、出世していくことを解説します。そしてさらには「社風」への具体的な対応策までもアドバイスする、サラリーマン必読の1冊です。

「30年前から社長になる人が決まっていた財閥系企業」
「銀行なのに社内の飲み会は決まって吉野家」
「どんなに誠実な人でも官僚的になる東京電力」
「三井物産の気さくな社長」
「ゴルフの中止決定に何時間もかける三菱系の社員」

などなど、思わず「あるある! 」と膝を打つ個性的な社風の紹介と、サラリーマン達のリアルなエピソードも満載です。

人事部長は「社風」の代理人である
人事部の本当の役割は、通常、われわれがイメージするものとはかなり異なるものとなる。確固たる信念や価値観をもって評価や異動で社員をバサバサとさばいていくのではなく、ひたすら世間(社内)の声に耳を傾けてそれを集約する……そのような機能を持つ。すると、人事部長に期待される役割は、目から鼻に抜けるような先進的な人事制度をつくることでも、また、高邁な人事理念を浸透させることでもない。まずは社内に吹く風、声なき社内世論を適切に読み取ることになる。 〈本文より〉


目次

はじめに 誰も予想しなかった出世
第1章日本の人事は社風で決まる
30年前から決まっていた社長のポスト
「そつがある人」を好むグローバル企業
転職の理由のトップは「社風が合わない!」
けれど「社風」は言葉にできない
第2章社風を決める三つの要因
社風は「暗黙知」である
なぜ、省庁には強烈な社風が生まれるのか?
ビジネスモデルが似れば社風も似てくる
株主は社風にどんな影響を与えるのか
大手商社に見る歴史と社風
第3章社風はこうして会社を支配する
会議の結論は社風が決める
飲み会・接待にもみえる社風の違い
官僚よりも官僚的な東電マンはなぜ生まれるか
「空気」と「社風」
横並びの銀行でも異なる社風
社風は経験則、成功体験の集合体
人事部長は社風の代理人
第4章社風と人事制度
人事部の秘密を教えよう
コンピタンシー評価は結局「好き・嫌い」
鉄鋼業界に見る出世するタイプ
「成果主義」も結局は「人物主義」に
目標管理制度の評価も、結局は3つに収斂する
上司は自分と同じタイプの部下を評価する
「談合」を生み出した360度評価
社風に気に入られなかったらどうなるか
第5章社風と採用
採用のコスト計算、リスク判断
人事部が採用リスクを小さくする2つの方法
ほとんどの採用は3分で決まる
広報になった人が出世しやすいわけ
なぜ、「御社の社風にひかれて……」は万能の志望動機なのか
1万人以上を面接したうえでの学生へのアドバイス
第6章社風にどう対応するか
まずは会社にドップリ浸かる
会社に浸かっても社畜にはならない
出世する人は、みな自分の「立ち位置」を持っている
「距離感」だけはコントロールできる
社風を上昇気流にする方法
 
おわりに 社風はこれからどうなるのか?

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