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「失われた20年の勝ち組起業」100社の成功法則
「X」経営の時代
「失われた20年の勝ち組起業」100社の成功法則
著者:名和 高司
出版社:PHP研究所
出版日:2013/10/8
Amazon商品の説明より
『「失われた20年の勝ち組起業」100社の成功法則』―「X」経営の時代
「失われた20年」を経て、アベノミクスの途上にある日本経済はいま、「異次元の成長」への道と「停滞への逆戻り」の道の岐路(クロスロード)に立っている。20年のあいだに大成長を遂げた勝ち組企業100社をリストアップして、その成功の秘密を解き明かすもの。ユニ・チャーム、味の素、ダイキンからファーストリテイリングまで、注目の会社を徹底分析! オペレーション力、経営変革力、事業モデル構築力、市場開拓力といった観点から、それぞれの企業を「J」「W」「X」「Z」の4タイプで考察。日本企業にとって究極の次世代経営モデルを描く。
■第一講 「失われた二〇年」の勝ち組とは?
■第二講 一点突破で「タイプX」を目指す弱者の戦略
■第三講 ずらしによる「X」経営への拡業
■第四講 「J」から「X」へのターニングポイント
■第五講 タイプZ:ファーストリテイリングの戦略
■最終講 成長へのX(クロス)ロード
目次
| はじめに |
第一講 | 「失われた二〇年」の勝ち組とは? |
| これが勝ち組一〇〇社リストだ! |
| BtoB企業はまだまだ強い |
| 成長要因を四つに分類 |
| 成長のツイン・エンジン |
| 圧倒的オペレーション力が武器の「タイプJ」 |
| カリスマ経営者が引っ張る「タイプW」 |
| 成長エンジンが駆動している「タイプX」 |
| すべてがそろう究極の「タイプZ」 |
| なぜ日本では経営力が育たないのか? |
| 単発の成功ではなく、継続的な成長を目指せ |
第二講 | 一点突破で「タイプX」を目指す弱者の戦略 |
ケース1 | ユニ・チャームと花王 |
| 死刑宣告を受けたユニ・チャーム |
| 「守るもの」と「逃げ場」があった花王 |
| 単品経営だからこその危機意識 |
| 現地のニーズは地元密着で探せ |
| 「そこまでやるか」までやる |
| リバース・イノベーションのために |
| ボリューム層が日本から見えないのはなぜか? |
| コモディティ化との違い |
ケース2 | ダイキン工業とパナソニック |
| 最後発なのに上海を制覇? |
| ブランド化のためにやった二つのこと |
| 格力電器と組んだ本当の理由 |
| タイプJにつきまとうポートフォリオのジレンマ |
| 強いオペレーションの仕組み化にエネルギーを注げ |
第三講 | ずらしによる「X」経営への拡業 |
ケース3 | 日東電工と信越化学工業 |
| 五〇年続く「三新活動」が競争力の源泉 |
| 同じ技術で半導体から水ビジネスへ |
| アメリカ、シンガポール、日本の三極モデル |
| 軸はぶらさず、軸足を踏み出す |
| 「総合」に走らず、いかに「軸」をずらすか |
ケース4 | 味の素とキリン |
| 食品会社は日本を出よ |
| 世界で成功するための「三つのA」 |
| パパママ・ストアのための現地密着営業法 |
| 味の素とインテルが組む? |
| 事業領域を拡大するカギは他社コラボ |
| 経済的な価値プラス社会的な価値を |
| ポーター教授の「日本企業はもっと儲けろ」 |
ケース5 | リクルートと楽天 |
| 白地市場(ホワイトスペース)の遊牧民(ノマド) |
| 「リボン図」がリクルートのビジネスの本質 |
| お客さまにもサプライヤーにもきめ細かく! |
| 規模の経済はアメリカのお家芸 |
第四講 | 「J」から「X」へのターニングポイント |
ケース6 | シマノとデンソー |
| なぜシマノは部品メーカーなのに世界的に有名なのか |
| 大阪・堺とシンガポールで役割を分担 |
| 中国全土でブランドを築く方法 |
| 「デンソー・インサイド」を目指せ |
| シマノとデンソーの最大の違いは何か? |
| それでもタタの一本ワイパーに挑戦 |
| 五〇年前に戻れる会社、戻れない会社 |
ケース7 | キーエンスとオムロン |
| コモディティでなく、ニッチでもない市場を狙え |
| 粗利八〇パーセント厳守! |
| 一社の声を一〇〇倍化する方法 |
| 「ファクターV」がキーエンスの事業モデルの本質 |
| 日本のメーカーとは真逆の発想ばかり |
| バリュー・マーケティングによるn倍化 |
| 世界の工場、中国で同じことができるか |
| コモディティ市場から這い上がるには? |
| 拡業の可能性に満ちているオムロン |
| 眠れるタイプJが覚醒すれば日本は成長する |
| 創業者精神を取り戻して、日本版CSVのモデル企業へ! |
第五講 | タイプZ:ファーストリテイリングの戦略 |
ケース8 | ファーストリテイリングとZARA |
| ファストファッションの逆張り戦略 |
| 品質向上から機能追求、そしてファッション性へ |
| 東レはなぜユニクロとの共同開発に踏み切ったのか? |
| 技術力を引き出すプロデューサー企業求む |
| 勝負すべきは機能性 |
| ずばりユニクロの弱点は何か? |
| ニューヨークで「日本」を強調する意味 |
| ハデな話題づくりと、地味な人づくり |
| 「柳井ノート」で経営を学ぶ |
| 真剣勝負の経営者育成法とは? |
| 社内教育機関もニューヨークに展開 |
| 海外の会社も買うが、経営者も買う |
| 人それぞれに違う火の点けどころ |
| 柳井リスクは組織の経営力で補えるか? |
| 「経営変革力はいらない」への反論 |
| 四〇〇〇ドル超えでダイブ・イン |
| バングラデシュへの出店はCSRではなくCSV |
最終講 | 成長へのX(クロス)ロード |
| 成長への変革に大切な二つのこと |
| ずらしによる拡業:「X(エクス)テンション」のすすめ |
| まずは一つずらす。そして、またずらす |
| 緊密な協創:「X(クロス)イノベーション」のすすめ |
| 海洋国家日本を目指して:「X(トランス)ナショナル」のすすめ |
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