| はじめに |
第1章 | 「人」へのこだわりが、質を生む |
1 | 不良品買ったお客さんにしたら、不良率100%じゃあねえのかッ。 |
2 | 車を修理する時は車だけ直してもダメだ、乗り手の心も修理してあげなくては。 |
3 | 「愛は惜しみなく」ではなく、「モデルチェンジは惜しみなく」というのが秘訣である。 |
4 | 地味にやっている人たちがあればこそ、何とかなる。 |
5 | どんなアイデアでも、それをやってみるということが大切なんですよ。 |
6 | 明日の約束をしないやつに、希望は湧いてこないんです。 |
7 | 俺だってイヤだがここは俺の出番だ。 |
8 | 企業といっても、人間が主体です。人間を抜いたら、何もない。 |
9 | 人間にも会社にも、洪水は必要なんですよ。洪水のおかげで、今日があるんですよ。 |
10 | 日本一になるなどと思うな。世界一になるんだ。 |
11 | 自分と同じなら2人は必要ない。 |
12 | どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては。 |
第2章 | 信念が「仕事」への熱を加速させる |
13 | たとえうちが潰れても、国にそれだけの機械が残れば幸福だ。 |
14 | われわれにとっては、普段の仕事着こそ立派な礼服であるはずだ。 |
15 | 大学が教えるのは過去のことばかり。 |
16 | よそのものを真似したり、出来あいのものを買うほうが楽にやれるかもしれないが、それでは明日がない。 |
17 | ヤリの名人には、突く時より抜く時のスピードが大切だ。 |
18 | 他人の背に負われるな。 |
19 | 免状なんかどうでもいいですよ。仕事のために勉強しているのですから。 |
20 | 課長、部長、社長も、包丁、盲腸、脱腸も同じだ。要するに符丁なんだ。 |
第3章 | 明確な「意志」の有無に差は出る |
21 | 正しい思想を持たない人間が、知識を持っても、技術を持っても、金を持っても、百害しかないのである。 |
22 | 大衆はデザインを自分で考案しないが、すぐれたものをかぎわけ理解し、選び出す力を持っている。 |
23 | 独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はセロとなる。 |
24 | 明日咲かせる花は、今種を蒔いておかなきゃいけないんだ。 |
25 | リーダーシップとは、その目標をはっきりと見せてやることなんです。 |
26 | そこに需要があるからつくるのではない。私たちが需要をつくり出したのである。 |
27 | 良品に国境なし。 |
28 | 金では買えない毎日のレベルアップを考えないわけにはいかない。 |
29 | 日記は消すことも訂正もできる。人間の行動には、それができない。 |
30 | 得意なものは、厳しく練磨しなければならない。 |
31 | 私たちの見る目というのは「見学の見」で見ている、画家は「観察の観」で観ている、その差である。 |
第4章 | 常に「本質」と向き合い続ける |
32 | 自己弁護は容易だが、自分を捨てて「真理」を弁護するのはなかなか難しい。 |
33 | 一番必要なのは弾力性のある見方、ものの考え方であり、アイデアである。 |
34 | 地域住民に迷惑をかけながら、製品をつくらなければならないような企業だったら存在の意味はない。 |
35 | 失敗したからといって、くよくよしている暇はない。 |
36 | 技術屋というものは、失敗した時には必ず反省するが、成功すと反省しない。 |
37 | 努力を努力として価値づけるには、そこに創意と工夫が伴っていなければならない。 |
38 | 社会に奉仕するという大事な思想と、それに基づく従業員の努力によって決まってくる。 |
39 | 君の名前を覚えるために書いたのだ。 |
40 | いくら良い発明、発見をしても、100万分の1秒遅れたら、発明でも発見でもない。 |
41 | 会議なんていうのは悪いものがあると、やめようということになる。やめるのが一番楽だからね。 |
42 | 模倣はあくまで手段であって目的ではありません。 |
第5章 | 「考える」力が成功を呼び寄せる |
43 | 一度でも成功した者よりも、10回失敗した人のほうが豊かだと思うよ。 |
44 | 「もう少し時間があれば、考えつくんだけどなあ」なんていうのは、これはバカだということだよ。 |
45 | 考える運命を避けようとする者が敗残者になり、それを最も有効に使った者が勝利者として君臨する。 |
46 | 業種に関係ない。品物に関係があるのである。 |
47 | 「根性」というのは、科学的な理論の上に成り立っているんだよ。 |
48 | 本当に苦しんだ人々のみ設備投資は与えられるものであり、生きるものである。 |
49 | 指導者の場合には、町の時計より5分間進んでなくてはいけない。 |
50 | 社会に出れば、カンニングは自由なんだ。 |
第6章 | 常識ではなく「自分」を信じる |
51 | 常識ってのは、人間が考えたことだ。それを疑って、打ち破っていくのが進歩なんだね。 |
52 | 企業の大きさが適正であっても、個人個人が理論的に納得の上で働いておらねば、これは適正とは言えない。 |
53 | 良いアイデアがなければ、いかに金貨の袋を抱いていても、時代のバスに乗り遅れて敗残者となるのである。 |
54 | 金が欲しければ信用を先に取ることのほうが本当だと思う。 |
55 | 夢を持てとよく言うけれども、信用のない人に夢なんて持てない。 |
56 | お客さんがわれわれを進歩させてくれた。 |
57 | 人を動かすより品物を動かせ。 |
58 | レースをしなきゃ車は良くならん。 |
59 | 勝とうというのに寝るなんて贅沢だ。 |
60 | 全社員の創意工夫で鈴鹿にモデル工場をつくれ。 |
61 | 基本的な考えを身につけたところに、行動の自由の限界を悟る良識が生まれる。 |
62 | 代議士に出ろと勧められたこともある。けど、俺はあくまで技術屋でいきたかった。 |
63 | 米国に進出する以上、その土地の人を使って、かの地から喜んでもらうようにすべきだ。 |
第7章 | 「行動」するからこそ、道は開かれる |
64 | 負けの時は負けなくてはね。 |
65 | 試したという知恵、これが人を感動させ、しかも自分の本当の身になる、血となり肉となる知恵だと思う。 |
66 | トラブルは小さなものの積み重ねが何かの時に爆発するんです。 |
67 | 大きなものを永久に大きいと誰が断言できる。歴史を見なさい。新興勢力が伸びるに決まっている。 |
68 | 政治的に解決しなければならないことと、技術的に解決しなければならないことを混同してはいけない。 |
69 | 真のエキスパートは、不可能の壁を打ち破るところに、無上の喜びを持つものだ。 |
70 | 私財たって死んであの世に持ってけるわけじゃないからな。 |
71 | いい友だちを何人持ってるかが、その人の偉さだと思うな。 |
72 | 俺のためにこれだけ未知の世界が残されていると思えば、かえってファイトが湧くじゃないか。 |
73 | 機械を動かすにはガソリンとスパナがいるけれども、人間を動かすには、食料と哲学がいる。 |
74 | 世界は狭い、狭いといっても広いよ。 |
75 | 99%は失敗の連続であった。そしてその実を結んだ1%の成功が現在の私である。 |
76 | 次の社長に、誰も文句を言わん人を出す。業績だけじゃなくて、それが経営者の役目じゃないですか。 |
77 | 本田という人がいた、ぐらいのことでいい。 |
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| 参考文献 |
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