TOP » 読書メモ » 脱「コモディティ化」の競争戦略
脱「コモディティ化」の競争戦略
脱「コモディティ化」の競争戦略
著者:リチャード A.ダベニー
出版社:中央経済社
出版日:2011/5/30
Amazon商品の説明より
『脱「コモディティ化」の競争戦略』
「泥沼の値下げ競争に巻き込まれ、そこから抜け出せないでいる」
「競合(ライバル)と差別化をしようと、製品のベネフィット(機能)を、いつまで も改善し続けている」
「他社の価格に対抗するため、自社製品の品質を落とさなくてはならない」
「十分な利益を確保できるような価格で販売することができない」
多くの企業は、こんな悩みを抱えているはずだ。 コモディティ化は、業種を問わず、あらゆる業界に押し寄せてきているが、そんな企 業の悩みを解消する「答え」がここにある。 「世界でもっとも影響力のある戦略理論家」に選ばれた著者が、30以上の業界を詳し く検証し、アップルやヒルトンホテル、ザラ、ハーレー・ダビッドソンなどの豊富な 事例とともに、「コモディティ化の罠」を打ち破るための実践的で効果的なフレーム ワークと戦略を提供する。
目次
| 序文 |
第1章 | 三つの「コモディティ化の罠」―ダイヤモンドがガラスに変わるとき |
| ハーレー・ダビッドソン―一流品のコモディティ化 |
| プレミアムの中のプレミアム |
| いったん高速道路に戻る |
| 再度のトラブル |
| コモディティ化への道 |
| なぜ差別化だけではダメなのか |
| 三つの「コモディティ化の罠」 |
| 「コモディティ化の罠」 チェックリスト |
| 三つの罠を克服する戦略 |
第2章 | 安物化の罠―市場支配力をコントロールして、低価格で攻める競合に勝つ |
| 罠の兆しを見極める |
| 変化し続けるファッション業界 |
| 止まらない「安物化の罠」 |
| 「安物化の罠」に対する戦略 |
| 〈戦略1〉罠から逃れる―ディスカウント企業を一歩退いて避ける |
| 〈戦略2〉罠を破壊する―ディスカウント企業の力を衰えさせる |
| 〈戦略3〉罠を利用する―ディスカウント企業の力を抑え込む |
| 「安物化の罠」と需要の蒸発 |
| 戦うか逃げるか―判断のカギは力のバランス |
第3章 | 乱立の罠―自社のポジションを取り囲む、多数のライバルに勝つ |
| 侵食されていったシアーズ 90 |
| ホテルブランドの乱立 |
| 三つ星ホテルの頂点に立ったホリデイ・イン |
| 星の並び方が変わる |
| 星の数によるホテルの格付け |
| ライフスタイル・ブランドという選択 |
| 変化の兆し |
| 「乱立の罠」に対する戦略 |
| 〈戦略1〉罠から逃れる― 戦う相手を選ぶ |
| 〈戦略2〉罠を破壊する― 脅威となる相手を打ちのめす |
| 〈戦略3〉罠を利用する― 脅威となる相手を出し抜く |
| どの戦略を選ぶか―経営資源や目標とのバランス |
第4章 | 過熱の罠―常に先手を取りにいく、市場の流れをコントロールする |
| ビジネスは甘くない―「過熱の罠」で厳しくなった人工甘味料市場 |
| 基本ベネフィットを変える |
| 「過熱の罠」と戦うプリモ |
| プリモの価格設定 |
| 過熱の動きをリードする |
| コモディティ化したデル |
| 「過熱の罠」に対する戦略 |
| 〈戦略1〉罠から逃れる―市場の流れをつくり直す |
| 〈戦略2〉罠を破壊する―市場の流れを凍結する・覆す |
| 〈戦略3〉罠を利用する―市場の流れを活用する |
| 戦略を決める―まずは自社の力を見る |
| 移り変わる戦いをマネジメントする |
第5章 | ダイヤモンドの原石を磨け―競争優位のベストポジションを築き続ける |
| ホテルのレストランを改革する |
| シーフードが強かった |
| 不動産業界での活用事例 |
| チャンスをつかめ―研究開発の優先順位を決める |
| パックが向かう方向に滑る |
| パックの終点 |
補遺 | 「価格とベネフィット」分析をどう進めるか |
| 概論―市場をマップで表す |
| 分析の枠組みを決める |
| 「価格とベネフィット」分析の目的を決める |
| 市場の境界線を決める |
| 「価格とベネフィット」マップの軸を決める |
| ベネフィットのさまざまなとらえ方 |
| データを解釈する |
| 「価格とベネフィット」マップと予想価格ラインを描く |
| 「価格とベネフィット」マップを理解する |
| 攻撃策を練る |
| 「価格とベネフィット」分析を最大限に活用するために |
| |
| 索引 |
|
|
Training Information
おすすめ企業研修