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ソーシャルな資本主義

つながりの経営戦略

ソーシャルな資本主義
ソーシャルな資本主義
著者:國領 二郎
出版社:日本経済新聞出版社
出版日:2013/3/16

Amazon商品の説明より

『ソーシャルな資本主義』―つながりの経営戦略

ネットワーク、IT化によって誕生した新しい経済それが、ソーシャルな資本主義だ。規模の利益など従来の常識が通じない経済とどのようにつきあえばよいのか? 国家・企業に必要な戦略を提言する21世紀経済解体新書。

顕名経済、センサーネットワーク社会、つながりの雪だるま現場―。見えざる巨大な変化を理解し、勝ち抜くための発想を伝授。


目次

第1章ソーシャルな資本主義--つながる経済
つながる経済の到来
切れていた経済
何でもつないでしまうネット
見せてもらえる特権
個と公と共
つながりの創造性
第2章つながる時代
クラウド時代の到来
多様な知が結合して新たな価値を生み出す創発社会
すべてのヒトやモノが情報発信源
情報価値を蓄積して編集するプラットフォーム
ビッグデータのビジネス価値と覇権
ハードでもソフトでもない「情報」戦略を
ビジネスモデルも大転換
組織も変わる
第3章デジタル情報革命
デジタル情報文明の夜明け
情報の媒体からの解放とソフトウエア経済
つながりの雪だるま現象―規模の経済性とネットワーク外部性
時空間を超えてつながり、未来まで見えるネット
横につながる社会―ソーシャルの時代
反響し合う世界
創発―つながりでまったく新しい価値が生まれる
第4章つながる経済に従来の常識は通用しない
顧客が価値創造に参加する
お客同士が話すソーシャル時代
ライバルとも協創
生態系戦略
統制経営から生態系経営への転換
見える個客に継続的に付き合うご縁つなぎモデル
売り切るモデルから貸すモデルへ
複数の顧客がシェアするモデル
個に細分化するモデルからコミュニティで共有するモデルへ
「フリー」に見える市場統合
第5章POU(利用時点情報)で見える顧客の素顔
サプライチェーン最後のギャップが埋まる
スマートホンの時代
情報のつながりが文脈となり、文脈が情報に意味を与える
トキ、バショ、ヒト、モノ、そしてコト
情報のマネー化―ターゲットマーケティングの衝撃
個体識別とID
第6章見せてもらえる特権―信頼が資産
プライバシーという問題
問われる本質
公共の利益とプライバシー
匿名化されたアグリゲートデータ
個人情報の自己コントロール権
焦点はデータ連携
見せてもらえる特権
第7章つながりの時代の創発経営
創発とイノベーション
クラウドとベンチャービジネス
蓋然性の経営―必然でも偶然でもないイノベーション
破壊的イノベーションはみすぼらしい姿で登場する
固定化された「つながり」からの解放
モノづくりも大転換―パーソナルファブリケーションの時代
創造性の結社モデル
多様性と共通基盤
制約と創造性
漸進的イノベーションと急進的イノベーション
第8章ソーシャル時代の知られざるリスク
創発は爆発する?
創発のコントロール
創発と想定外のシステムダウン
安心を求める危険
減災―回避するのではなく管理する
頭隠して尻隠さずの日本の情報セキュリティ
守ってあげるのか、安全を守る能力を高めるのか
第9章価格をデザインする
つながる経済の価格革命
誰が払うのか?
情報をマネタイズ(お金)にするビジネスモデル
無料のビジネスモデルと使い放題のネット
利用権提供モデルにおけるサービス値付け
ベストエフォートの経済学
プレミアムサービスでたくさんいただき、他は無料にする
設備を使う権利を買うサービスエコノミー
わがまま度に値段をつける
第10章「つながり上手な」企業のアーキテクチャ
つながり上手
統制する組織と創発させる組織
インターフェースとモジュール
戦略としてのオープン・アーキテクチャ
戦略としてのインターフェース標準化
多様性と共通性
プラットフォームとしての会社
資源を連続的に再編集する
アーキテクチャに革命が起こる時
第11章信頼のプラットフォーム戦略
創発経営の鍵を握るのはよいプラットフォームづくり
極意は制約の作り込み
ウィン‐ウィンの関係を作る
クラブづくり
ことばを共通化する
メンバーを管理する
役割分担の構造を作る
協働する信頼とインセンティブを作る
終章ソーシャルな資本主義―あとがきにかえて
 
参考文献

Training Information

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