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ひたすら読むエコノミクス

ひたすら読むエコノミクス
ひたすら読むエコノミクス
著者:伊藤 秀史
出版社:有斐閣
出版日:2012/4/11

Amazon商品の説明より

『ひたすら読むエコノミクス』

この1冊で経済学が好きになる,かも?
経済学の抽象的な印象に苦しんだり戸惑ったりしたことはありませんか? 経済学は物事を考えるための強力なフレームワークとしての側面もあります。この本はたくさんの現実と理論のキャッチボールを紹介します。図表や数式は全く使いません。まずは気軽に本書『読むエコ』を読んでみて下さい。


目次

第1章経済学を知っていますか?
はじめに
1経済学のふたつの顔―考える「対象」と「文法」
2思考のための「文法」としての経済学
3本書のロードマップ
4本書を閉じるが、次の章に進む前に
第2章「スマート」に決める原則:ひとりの意思決定
1自分で決めるのに実は複雑!?
2決めることはあきらめること―トレードオフ
3意思決定の落とし穴、その1―機会費用
4意思決定の落とし穴、その2―サンクコスト
5「もう一杯!!」を考える―限界分析
6いろいろな「費用」
第3章駆け引きのなかで決める原則:ゲーム理論超入門
1向こうから自転車が来たら
2「神の手」か「相手の意思」か―ふたつの不確実性
3人はひとりでは生きられない―ゲーム理論が扱う状況
4自転車ですれ違うケース―コーディネーションが重要
5デートの主導権はどっち?―利害が絡むコーディネーション
6相手の行動を予想できる?―確信ゲーム
7我慢強さが勝負のカギ―チキン・ゲーム
8最善の結果を実現できない?―囚人のジレンマ
9ゲームは変えられる!
10先読みでゲームを変える
11自分を縛ることでゲームを変える―コミットメント
第4章多数の意図が交差する場所:市場の成功と失敗
1大勢が参加する「市場」
2いくらならラーメンを食べる?―個人の留保価格
3払えるお金は人それぞれ―市場での需要を探る
4売手が買手を独り占めできる場合
5どうやって販売価格を決めるか―利潤と費用と需要量の関係
6消費者の好みによって価格を変える―価格差別
7多数の人々が取引に参加する世界―市場と均衡
8本当に均衡にたどり着くの?―市場メカニズムの実験
9市場はなぜよいのか?
10でも市場は絶対ではない
第5章現実世界は霧のなか!?:不確実性と情報
1情報が重要!―霧のなかでの意思決定
2リスクは回避したいもの?
3チャレンジは人それぞれ―リスクを金額で評価する
4金額以外でもリスクは評価できる!―期待効用で考える
5誰がリスクを負担するか?―リスク分担
第6章サボりの誘惑に打ち勝つ:モラルハザードとインセンティブ設計
1ある年の流行語
2さまざまなモラルハザード
3モラルハザードは「倫理の欠如」じゃない
4利害の不一致が問題を生み出す
5「隠された行動」への3つの対処法
6業績連動報酬の問題点
7大切なのはお金だけじゃない
第7章真実を引き出す:逆淘汰とインセンティブ設計
1優良顧客が減っていく
2消える取引、消さない工夫
3情報の偏りは必然
4情報を隠して交渉に勝つ
5口先だけでは伝わらない―シグナリング
6決定をゆだねて、情報を引き出す―スクリーニング
第8章見えざる手は創れるか?:マーケット・デザイン
1市場は絶対ではない
2本当の評価をつきとめる仕組み―オークション
34つのオークション方式
4自分がもっとも得をする入札戦略
5オークション方式の決め方
6出し抜き合戦による市場の失敗への対策―マッチング
7キーワードは安定性―みんなが納得するマッチング
8マーケット・デザインが現実を変える!
第9章思惑の衝突を超えて:組織デザイン
1市場を介さない取引―ブラックボックスを開けてみよう
2権限関係のデザイン―分権か集権か?
3組織内のコミュニケーションは難しい―それぞれの思惑と情報伝達
4組織内の調整も難しい―コーディネーション問題
5ちゃぶ台返しはヤル気を挫く!?―権限委譲とコミットメント
6任せた後で起こること―エージェンシー問題、再び
7市場も組織も一筋縄ではいかない―企業の境界
 
まとめとオマケとあとがきと
まとめ
オマケ
あとがき
 
索引

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